【イベントレポ】超特急、『GirlsAw
ard』ライヴステージ中のトラブルも
乗り越えパフォーマンス!ユースケの
生告白も♡

7人組メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急が、日本最大級のファッション&音楽イベント『GirlsAward 2017 AUTUMN/WINTER』に出演。千葉・幕張メッセに3万人を動員する一大イベントのクライマックスにライヴステージを行い、予想外のアクシデントを逆手に取った熱いパフォーマンスで同イベントの記録とオーディエンスの記憶に残る、感動的な名場面を創り上げた。
『GirlsAward』で超特急がライヴを行うのは2年ぶり。16回目となる今回から東京・国立代々木第一体育館から幕張メッセへと会場を移し、パワーアップを果たしたステージで、彼らが最初に贈ったのは「UNNOWN…」だ。銀河を映し出す巨大モニターをバックに、7人が浮かび上がるオープニングは実に幻想的なもの。超特急史上いまだかつてないほど大人びたR&Bチューンは、各イメージカラーのシャツに黒スーツというスタイリッシュな装いに良く似合い、3万人で埋め尽くされた客席を魅了していく……と思いきや、なんと曲の序盤でスピーカーから音が出なくなるハプニングが!しかし結成から5年の経験は、どんなトラブルが起きようと動じない肝の太さを彼らに与えていた。音楽が届かない分を自らの歌と動きで補おうと、まずはコーイチとタカシのバックボーカルふたりがアカペラで曲を牽引し、ダンサー陣も側転やバク転といったアクロバティックなパフォーマンスで、場内に感嘆の声を巻き起こす。アクシデントによって、かえって情熱的なものとなった彼らのパフォーマンスに、ファンである8号車もペンライトを振って全力でサポート。クライマックスでコーイチが放った朗々たるロングトーンには、会場を揺るがさんばかりの大歓声が湧き上がった。
機材の復旧を待つためのMCでは、唯一音が出るようになった1本のマイクを7人でリレーして自己紹介。続いてユーキが先程のランウェイ出演で共演したゆりやんレトリィバァの“調子乗っちゃって”のネタをやってみたり、カイも「会場にいる女性のみなさん!男性のみなさん!」と呼びかけ、「開演から6時間も立ちっぱなしで疲れないですか?」と気配り。さらに、先程モデルとして登場した際にユースケが「緊張する、どうしよう!」と言いっぱなしだったと裏話をして、場を繋いだ機転も見事だった。結局ここでライヴは仕切り直しとなり、再び登場シーンからやり直しに。そして「いったん車両点検してまいりますので、次に登場したときはさっきよりも大きな声で!」というカイのリクエストに、その後8号車のみならず全オーディエンスが従うこととなる。
二度目の「UNKNOWN…」では、今度こそ客席を魅了し尽くしてみせた。7月に発売された最新シングル「My Buddy」のカップリングという新曲だが、8月末より5日間連続で行われた初主催イベント『超フェス』でも毎公演披露して磨き上げてきた歌唱、それぞれに異なるモーションをしながらも連携の見える5人のダンスは見応え満点。終盤のタカシのファルセットボーカルも、こんなアブノーマルな状況だからこそのエモーションに満ちて、聴く者の胸を熱くした。大声援を贈る客席に、ユースケは「最高にありがとうございます!僕たちは超特急です!名前だけでも覚えていってください!」と感謝して、メンバーコールへと雪崩れ込んだ2曲目は「Burn!」。オーディエンスと共に繰り出すバッテンダンスが盛り上がり必至のアッパーチューンだが、この日のバッテンダンスにはいつにも増して熱い一体感を感じられるものだった。大サビでは「間違っても大丈夫!大きな声で俺たちについてきてね!」(ユースケ)と超特急コールを巻き起こし、「好きな人を思い浮かべて、その人に捧げるつもりで!」と大合唱。そこからセンターステージへと猛ダッシュして、「最後の曲!」とドロップした「超えてアバンチュール」では、今度は嬉しいサプライズが待っていた。
次元の異なる相手への愛を歌う、この高速ハイテンション鉄板曲の曲中で、突如ユースケが「私、実は好きな人がいるの。告白する!」と驚愕の発言を!ジャケットを脱いで白のワンピースを羽織る彼(?)を応援しようと、カイがチーク、タクヤがアイシャドウ、ユーキがリップ、リョウガがウィッグを担当して、コーイチ&タカシの歌をBGMに、なんとステージ上でユースケに“生メイク”を施してゆく。「どんな風にキレイになるのか?おお!これはかわいすぎる!」と煽るリョウガの声に振り向いたユースケの顔は、顔中を赤いリップで塗りたくられた、リョウガ曰く「化け物だ!」。しかし「私と付き合ってください!」とユースケが告白した相手は、なんとそのリョウガで、当然大きなバッテンでお断りをされると、「ふざけんじゃないよ!こんなに好きなのに、男って女の気持ちがわかっていないんだ!さぁ、みんな、頭振れ!」と激怒する。そんなユースケの心情を表すかのように、そこからは全員でウィッグを被ってヘッドバンギングへと突入。音楽と寸劇を組み合わせたこんな斬新かつハチャメチャな楽しさをもたらしてくれるパフォーマンスも、史上初のメインダンサー&バックボーカルグループという形態を持つ超特急ならではだろう。当然、客席の盛り上がりも半端なく、ペンライトと拳で3万人のビッグウェーブを波打たせた。
「みなさん、本当にありがとうございました!みなさんの優しさで僕たち今、最高に幸せです!また来年もみなさんに会えることを楽しみにしています!」
7人で深々と一礼し、そう告げたリーダーのリョウガは、去り際に何度も「ありがとう!」と叫んでいた。超特急史上でも類を見ないアクシデントの最中で、支えてくれた8号車とオーディエンスへの感謝に、普段は「三次元には興味がない」と豪語する彼も、心を揺さぶられずにはいられなかったのだろう。たった15分のステージを、とんでもない感動の1ページへと変えてしまった彼らは、やはり今、最も目を離してはいけない存在なのだ。

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