エリック・クラプトン、ギターの売り
上げ減少に「多分、ギターは終わった
んだろう」

EDMの台頭などによりギターの売り上げが落ちていると知らされた“ギターの神様”エリック・クラプトンは、がっかりするでもなく、「ギターはもう終わったのかもしれない」と笑って応えたそうだ。
Washington Post』紙によると、エレクトリック・ギターの年間売り上げはこの10年減少しており、ギブソンやフェンダーに続き、PRS Guitarsも経営不振に陥っているという。
自身のドキュメンタリー『Eric Clapton: A Life in 12 Bars』が上映されたトロント国際映画祭の記者会見で、『Billboard』誌からそれを告げられたクラプトンは、こう話したという。「そんなに悪いとは知らなかった(笑)。僕は実態を把握していない。何が起きてるか、知らないし、どちらに転ぶかもわからない。物事には自然の成り行きってものがあり、収まるべきところに収まるんだと思う」
「僕の子供たちはクラシック・ロックを聴いている。だが、それは単に僕のせいだろう。彼らにそれを聴かせてきたからね。彼らはお腹の中にいるときから音楽を聴いている。僕はプレイリスト作って、彼らを洗脳したんだ。そこには、いつだってギターかソロ・インストゥルメント、もしくはシンガーがあった。僕は音楽に関しては、全てがいいって信念がある。そう見えないものでさえ、全ていい。わからないな。多分、ギターは終わったんだ(笑)。いい質問だけどね」
『Eric Clapton: A Life in 12 Bars』は、クラプトンの長年の友人で、アカデミー賞作品賞を受賞した『Driving Miss Daisy(ドライビング Miss デイジー)』をプロデュースしたリリ・フィニー・ザナックが監督。トロント国際映画祭で9月8日にプレミアされた。クラプトンはこの中で、自身が直面した苦難について率直に語っており、彼にとって「このドキュメンタリーを見るのは簡単なことじゃない」そうだ。
Ako Suzuki

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