アイリスト兼モデル NANAMI×M・A・
C シニアアーティスト池田ハリス留美
子氏のスペシャルメイクアップ対談

8月28日よりオープンしたM・A・C JAPAN公式Instagramのヒーロービジュアルに抜擢されたアイリスト兼モデルのNANAMIさん。メインビジュアルではモデルとしてはもちろん、アイリストとしても参加するという新たな取り組みにも挑戦しました。
そして、今回はそのメイクアップを担当したM・A・Cでシニアアーティストを務める池田ハリス留美子さんにもご登場いただき、ビジュアル撮影時のメイクがどのようにして出来上がっていったかなど、お二人に語っていただきます。
さらに今回はスペシャル企画として、池田さんがNANAMIさんに2017/AWのトレンドメイクを施してくれました! 気になる最新メイクについても教えていただきます。
M・A・C JAPAN公式 Instagramオープン!
-今回のメインビジュアルで表現したかったもの、ポイントについて教えてください。
池田:日本をイメージするカラーというと多くのみなさんが赤を想像すると思います。それで、今回赤で表現したかったのです。リップは日本でも人気のカラーで、日本女性に似合う赤リップというところで「リップスティック ロシアン レッド」をチョイスしました。グロスでツヤ感をプラスして、立体感が出るように仕上げて。 アイメイクは「ピグメント ベーシック レッド」でラインを描いて、「M・A・C グロス」をのせて濡れたような質感にしました。
NANAMI:アイラッシュはオレンジブラウンとバーガンディのミックス。目元に赤を使うと伺っていたので、そこに合わせながらも主張しすぎないカラーにしたいと思って。ほぼオレンジブラウンなんですけど若干赤みがあるくらいの、オレンジブラウンとバーガンディが8:2の割合にしました。カールはエクステの中でも1番ゆるいJカールで、まぶたにかからないくらいのナチュラルな感じで、長さも短めのものを選びました。目尻だけは少し長めにしていますが、あんまりメイクの邪魔にならないくらい。
池田:少し秋を意識したカラーなんですよね!
NANAMI:そうです! 打ち合わせのときにエクステのカラーサンプルを持って行ったんですけど、池田さんとメイクの感じを相談しつつ、赤にも合う秋に人気のこの2色がいいかなってことで。
-完成したメイクを見て、どうでしたか?
NANAMI:見た瞬間はいつもの自分とは全然違うし、なんだか自分じゃないみたいな感じで。でも新しい自分と出会えた感じで。スゴイと思いました!
池田:NANAMI さんは目がクリッとしていて日本人の女の子が憧れるお顔立ちだと思います。そこにいつもと違うスッとした感じのメイクを施すことで、おっしゃったように「いつもと違う」感じがしたと思います。そう言ってもらえて嬉しいですね! NANAMIさんはメイク次第でどんなタイプにもなれるし、撮影でもそれに応えてくれるところが好きです。今回もイメージ以上のものが出来上がったので、本当に嬉しく思いました。
NANAMI:普段はあまり「ザ・ビューティー」みたいな撮影はしないので、今回のメイクはすごく新鮮で。モデルとしてはもちろん、アイリストとして参加できたこともすごく貴重な経験をさせていただいたなと。
M・A・C イチ押しの秋メイクについて
 
-この秋のトレンドカラーを使ったメイクについて教えて下さい。
池田:肌はツヤとマットな部分を作ることで立体感を出すために、最初に「ストロボクリーム ピーチライト」をつけました。このカラーはピンクとゴールドが入っているのでウォーミッシュで秋らしい感じが出ると思います。ハイライトには同じ「ストロボクリーム シルバーライト」を使い、頬骨の高いところ、鼻筋、上唇の山の上にも。あとは顎の1番高いところにものせます。
2017/AWのトレンドカラーとしてはボルドー系のカラーですとか、オークル系がトレンドになります。
アイメイクは「スモール アイシャドウ×9 セミ スウィート タイムズ ナイン」の真ん中の列の1番右、この赤だけでグラデーションを作っていきます。パーツによってブラシを変えることで表情が変わりますので、まずはまぶたのキワから上に向かって習字筆のような「# 286 デュオ ファイバー テーパード ブラシ」でぼかしていきます。キワの部分にさらに色をのせる時は「# 228 ミニ シェーダー ブラシ」で。下まぶたの涙袋の部分はまぶた全体と同じく「# 286 デュオ ファイバー テーパード ブラシ」でふんわりと、キワからぼかすような感じで仕上げます。基本は中心から外に向かってふんわりぼかすということがマストです! ワンカラーのグラデーションアイメイクの場合、下まぶたにも色をプラスすることで色気とモード感のある雰囲気を演出できます。
NANAMI:アイラッシュはカーキブラウンとココアブラウンのミックスにしました。秋冬になると、暗めのブラウンのエクステをつける方が多くなってくるんですけど。今回はあまり色味を出さず、透明感の高い茶色にしたかったのでこの2色を選びました。
池田:チークは笑ったときに一番高くなる頬骨のところから、ポンポンとのせます。放射線状に四方に広げていくと、内側からじわっとにじみ出るようなトレンドの雰囲気が出せます。チークは「エクストラ ディメンション ブラッシュ フォー シェア!」ブラシは「#159 デュオ ファイバー ブラッシュ ブラシ」を使用。
そして、眉はやっぱり囲み眉にならないということがポイントです。囲み眉にすることによって、どうしても古いイメージになってしまうので。下から上に向かって毛の流れに沿って描くということがポイントになります。
リップは凹凸をなめらかにしてくれる効果と、口紅を長持ちしてくれる効果がある下地「M・A・C プレップ プライム リップ」を塗ります。ファンデーションにも下地があるように口元にもベースは必要。その上にマットな仕上がりで赤みの少ないベージュ「レトロ マット リキッド リップカラー バーント スパイス」を塗ります。リップもブラシを使って、輪郭を取っていきます。アイシャドウでも使った「# 286 デュオ ファイバー テーパード ブラシ」で塗ると、輪郭を取りながらもシャープすぎないふんわりとした口元に仕上がるので、すごくおすすめです!
アイラッシュとメイクの相性、色選びのコツ
-NANAMIさん、アイラッシュの選び方とメイクの合わせ方について教えて下さい。
 
私はアイラッシュの色によってメイクを変えるんですけど。夏は派手めなブルーをつけたりしました。ブルーは遠目から見るとブルーのアイシャドウをつけているみたいな感じに見えるので、アイシャドウもあまり色をのせないようにしようかなぁとか。でも逆に秋冬は、アイシャドウで色をのせるメイクをしたいので、アイラッシュの色味は抑えますね。自分がどんなメイクをしたいかによって、アイラッシュを選んでいきます。
-池田さん、自分に似合うカラーを選ぶコツはありますか?
私は基本、どんな色でも似合うと思っています。似合う、似合わないはコーディネートの仕方かなと。
例えば! このお洋服を着たいからそれに合わせるためにはどの色が合うか、ということを考えて決める。あとはメイクでどうしてもバーガンディをつけたい場合、じゃあ逆にヘアや洋服はどうするか? というように。一つ何かポイントを決めてから広げていくというのが、良いかと思います。何が主役かということを決めてから進めて行くとバランスが良くなると思いますね!
あとはカラーののせ方。ご自身の骨格を良く知るということが大事です。そこさえきちっと押さえていれば、どんなカラーでもお似合いになるのかなと思いますね。
強調するところは強調し、ぼかすところはぼかす。
あと、この秋メイクでトレンド感を出すのに大事だなと思うところは血色感とジューシー感です。そこを表現するにはブラシの選び方もポイント。今回の秋メイクで言うと、口元は普通アイシャドウのブラシは使いませんが、今回は「# 286 デュオ ファイバー テーパード ブラシ」を使うことで、シャープすぎない口元に仕上がります。ふんわりと仕上げるとこはふんわりと、しめるところはしめるという、加減が効きます。ブラシの種類はいくつ持っていても損はなくて、パーツや求める仕上がりによって使い分けることをおすすめしますね。
-お二人とも今日はたくさんのお話を聞かせていただき、ありがとうございました!
M・A・C シニアアーティスト池田さんとアイリスト兼モデルのNANAMIさんのコラボレーション、今後も楽しみで目が離せません!
池田さんのプロのワザとNANAMIさんのこだわり、この秋のトレンドメイクについてもぜひ参考にしてみて下さい。
Instagram
M・A・C Cosmetics Japan:@maccosmeticsjapan
Make-up:@rumikoikedaharrismakeup
Model:@nanami023
出典:She magizine

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