【連載】vistlip 海の「裏側の観え方
。」#3 セッションライブ、新曲、FC
旅行

さてこちらでは約一ヶ月です。vistlip海です。因みに新たに
も始まりました。大して文章書くの得意なわけじゃねーのになかなか無謀な挑戦をしていると我ながら思いますが、そちらも併せて読んで頂けると非常に嬉しくおもいます。
さて、怒涛の8月が終わりました。正直年間通してそんな暇だって時期はあんまり無いんですが、今月ははっきり言って本当にスケジュールがパツパツでした。セッションライブが4本、新曲を作りつつファンクラブの旅行会。そんな今月の裏側です。
  ◆  ◆  ◆
まずはセッションですね。本数も多くしかもそれが全部誕生日に関したライブという。自分の周りは夏産まれが多い。ダウト玲夏の誕生日ライブ二本、ex.カメレオのたけしの誕生日ライブ1本、MUCCの逹瑯さんの誕生日イベントの<MIDNIGHT PARTY ZOO>(これはSATOちさんとbaroqueの圭の誕生日も祝おうイベントでした)が1本。
▲ダウト 玲夏バースデー


とりあえず曲数が多くて多くて。僕は曲を覚えるのがそんなに早い方ではないので結構大変でした。逹瑯さんとのhideさんコピーは元々しっかり知ってる曲だったからまだ良かったんだけど、玲夏のとたけしの日はどっちも一度もフルで聴いた事がない曲が半分近くあったので、まず曲の構成から覚えてそこからコピーしてという…これはコピーに限らずだけどライブやるとなったら自分で歌や弾くフレーズが歌えるくらい頭に入ってないとダメで。コード進行とかフレーズちょっと似てるものとかあっても混乱しちゃうし、自分で作ってたりうちのYuhが作るフレーズなら感覚的に慣れがあるからすんなり馴染むんだけど、他のギタリストのフレーズだと勝手が違ったりもします。まあ完全なコピーではなくアレンジしながら覚えて行ったんだけど、それでもあの曲数だとこんがらがる…。
▲ex.カメレオ たけしバースデー


とりあえずコピーする時、僕は楽譜って呼べないような譜面を書きます。構成とコードと気をつけなきゃいけないキメのフレーズとリズムを書いて行きます。これはパソコンとかで打ち込むより圧倒的に手書きする方が頭に入ります。勉強とかと同じかなあ。聞いて書いてそれを見ながら聞いて弾いて、次は見ないで聞いて弾いて…といった感じです。もっと効率の良い覚え方とかあればいいんだけどね。まーそんなうまくいかない。
でもその代わりといっちゃなんだけど、セッションライブは練習というか自分の向上の為に良いなと思ってます。vistlipで合わせたり一人で弾いてても気付けない部分を、違う人間と合わせたり慣れてない曲をやったりする事で気付けたり新たなものが見えたりもするんですね。
▲MUCC 逹瑯さんバースデー


ドラムやベースが変わるとグルーヴ、所謂ノリってものが変わって来ます。上手いとか下手ではなくて単純に合うか合わないか。なんとなくすぐに仲良くなれる、気が合う人とか気使わないで一緒にいれる人っているじゃない? 嫌いじゃないしむしろ好きなんだけど、仲良くなるのが難しかったり気が合わなかったりすぐ喧嘩しちゃうって人もいると思うんですね。演奏も本当にそんな感じ。実際気が合うのが早かった人とはすげえ合わせやすい(今回のメンバーで言うならケンゾとか玲夏とか)し、知り合ってから距離感掴むのに時間かかった人とは感覚掴むのに結構時間かかったり(今回で言うと…ハクちゃんと直人かなー)いつの間にか仲良くなってた人とはスタジオ入ってるうちにいつの間にかタイム感合ってたり(たけしとSeiyaかな)と。
当然昔一緒にやってた多村直紀は10年以上ぶりに合わせたのにすんなり合わせれました。なんというか楽器って演奏にすごい性格が出ると思うんだけど、それって聞いてる以上に一緒に合わせてるとすごい感じます。ギターはタイム感というか出音、なんていうんだろう音の荒さとか繊細さとかそういう部分がすごい性格というか内面出るなあと思ってます。ライブやCD聴く時にちょっとそういう事も頭に入れてみるとまた違った視線で聴けるかも。まあライブの時はそうやってじっくり聴いてもらえるのが嬉しい反面、考えるより感じろ!って気持ちもあるんですけどね。因みに僕がライブ観に行く時は圧倒的に前者です。出来ればPA席の近くで真ん中に近ければ近い程理想的な音響で聴けると思うので、そこでじっくり観たいです。
▲ダウト玲夏バースデー2


そして今回は誕生日だらけでして。誕生日ライブとかだとそれまでの準備も普通のライブと違ってサプライズだったりプレゼント買ってきたりなんだりと。本人にバレない様に集められたメンバー側がコソコソやってますね。各々勝手にやってる時もあるし何人かで結託してって時もあるし。それは集まったメンバー次第ですかね。玲夏の時はバラバラに勝手な事してたし、たけしの時はSeiyaと僕で役割分担して、逹瑯さんの時はKENさんがプレゼントゲームの参加メンバーに選んでくれたのかな、マネージャーさんから連絡もらって。まあでも人の誕生日プレゼントって悩みますね本当に。
僕が人にプレゼント選ぶ基準は

1、自分では買わないけど貰って嬉しいかなって物

2、欲しかったけど手に入らなかった、書いそびれた物

3、知らないだろうけど好きそうな物

4、趣味趣向を押し付ける

この中のどれかですかね。難しいけどプレゼント選ぶのって割と楽しいよね。
ライブはこれくらいにしておこうかな。
次に新曲!作ってました。ボーカル以外のメンバー4人全員の曲を持ち寄ってアレンジしたりちょっと構成練ってみたり、プリプロしてみたりと色々やっておりました。
なかなか新譜のリリースが無かったので年内には何か出したいな、という話が前回のツアー中に持ち上がり各自作曲しておりまして。そしたらなかなか良い感じの物が出来上がって来たのでその中の数曲を構築して行った月でもあります。これをこういう形で出したい!と言った所で、関わってる事務所やレコード会社等々色々と兼ね合いもあるので今現在僕らの理想的な形でのリリースが叶うかは正直わからないです。なんですがなんとかしてやろうと。大人達を説得してやりたい事を押し通したいなーと。
vistlipの作曲してからの流れは

1、各自自宅で1コーラスのデモ作成

2、それを持ち寄って実際完成させる曲とその方向性を話し合い

3、作曲者がフルコーラスを作成

4、またメンバーでアレンジの方向性を話し合い

5、場合によっては他のメンバーが大幅に曲の構成やメロディー等もアレンジ(こうした曲が連名作曲になってますね)

6、各自のパートのアレンジ

7、レコーディング
と、ここまで行っても作品として世の中に出なかったものもあります。なんか違うと。よくそんなわがまま会社の人間達は許してくれるもんだ。ありがたい。まあそんな事を各自やっていたわけです。
そして締めくくりにファンクラブ「V.I.P.LiST」での北海道知床での旅行会ですね。以前イベントで通った僕の企画の実現、二年越しとかかな。そんな二日間だったんですがまあそれの打ち合わせやらなんやらも今月はなかなかありまして。
ホエールウォッチングをするってのは決まってたものの他は割と白紙状態になってしまっていたので値段、場所、やる事を考えて詰めつつスタッフには下見に行ってもらってまた話し合いと。とりあえず場所を決めて、ホテルを決めたら付近に世界遺産があると。これは近くに行くなら行かねばと予定に突っ込んだり(結構急な石段登って行く岩場だったので危険だとスタッフにははじめ反対されました。が押し切った結果、岩場前で土砂降りになって登れませんでした。悔しい。)まあこれがしたい、こうしたい、と言うとこれは難しい、時間的に無理がある、とかすんなり進まない事も多々ありました。当然いいですね!やりましょう!の即決なものもあったんだけどね。
最大限来てくれた方々に楽しんでもらいたいけど、メインになる遺産の観光も鯨の観測も天気も含め運による要素が強いものだったので、代案や他の部分でも喜んでもらえるかなーとかって色々と考えて企画を練り。話し合い考えの繰り返し。そして軽いサプライズも交えつつ粗方全部中身決まったら、ややふざけた諸注意を載せた旅のしおり作ったりノベルティのグッズのデザインしたり。ほぼほぼ決まった状態でメンバーに行程の共有してメンバーからここはこうした方が良いんじゃないか?って意見もらったりして皆に助けられてなんとか決行できました。
まあ。結果雨には降られて皆で走って帰る羽目になるし、海は波が高いわで観測ポイントまで行ききれなかったりと相当なハプニング続きだったんですが…だったんですが!僕は非常に楽しめました。今までのこういったイベントの中で一番自分が楽しんでたんじゃないかなって思います。波乱万丈楽しい。決まった事が全て上手く進んだらそれはそれで良かったんだけど、なんか今回は予想外な事まで楽しめた。結果ね。初日の土砂降りは動揺しましたけどね。多少。来てくれた方々は楽しんでもらえたのかなー…楽しかったです、って結構な数の声を頂けたのが嬉しかった。けど次僕が企画を練る時は運に左右されない内容にしたいな…と。
前日にはホテルに入って打ち合わせしたり下準備したりして、館内設備とラーメン屋(イベント初日に併設しているラーメン屋でホールスタッフやったんですね。アホですね。)の下見。当日の早めの時間には登ろうとしていたオロンコ岩の下見、そして旅行会終了してからは『ROUGH the vistlip』(YoutubeとCDのLimited Editionに付属のDVDに収録している色々やってる動画)の撮影をしながら、もし船が出なかったら行こうとしてたルートを回ってました。
7時頃に食事とってからテラスに足湯があったので服着込んで行ったんですが、疲れてたのと相当気持ちよかったのとで小一時間居眠りしてしまうという…着込んでったのと足元を温められて凄い寝汗をかいて暑くて起きました。いやー風邪引かなくて良かったわ本当に…。翌朝には初日に登れなかった岩にも登りに行って、朝焼けを写真に収めてメンバーの旅も終了致しました。
そんな8月でしたね。あっという間だったなー。裏側って程裏側感今回無い気もしますがそこは気にせず…また来月。
DVD『July VIIth[Re:birth]~10th Anniversary Edition~』


発売日:2017年8月23日(水)

品番:MJBD-72245

価格:¥2,400+税

発売形態:DVD(全5曲+特典映像収録予定)

[収録タイトル]

Track1:「July VIIth [Re:birth]~10th Anniversary Edition~」Music Video

Track2: LIVE CLIP「WINP」

Track3: LIVE CLIP「星一つ灯らないこんな夜に。」

Track4: LIVE CLIP「BitterSweet Ending」

Track5: LIVE CLIP「Credit」

     ~ LIVE CLIP from vistlip ONE MAN TOUR「Taste of BitterSweet」 at SHINAGAWA STELLAR BALL 2017.05.21

Track6:特典映像収録予定
■DVD7/7会場限定盤

「July VIIth [Re:birth]~10th Anniversary Edition~」ミュージックビデオを、7月7日Zepp Tokyo にて行われる10th AnniversaryLIVE『Guns of Liberty』の会場限定盤の記念パッケージとして大先行販売決定。このパッケージのみの別バージョンの映像も収録。
発売日:2017年7月7日(金)

品番:MJBD-72244

価格:¥1,389+税(税込¥1,500)

発売形態:DVD(全2曲収録)

収録タイトル:

Track1:「July VIIth [Re:birth]~10th Anniversary Edition~」Music Video

Track2:「July VIIth [Re:birth]~10th Anniversary Edition~」Music Video(別バージョン)
会場限定購入特典:あり 

※商品・特典は無くなり次第、販売終了の完全限定盤となります。
発売元:マーベラス 販売元:ソニー・ミュージックマーケティング


<vistlip 10th Anniversary Tour「Encounter the Phantoms」>


10月21日 仙台RENSA

~[Left side LAYOUT[idea]]~
11月3日福岡DRUM LOGOS

~[VIIth anniversary tour “Progressive Jack Pot”]~
11月16日 名古屋DIAMOND HALL

~[FBA]~
11月24日 大阪BIGCAT

~[Sequence of chronoghraph]~
12月1日  豊洲PIT

~[the end of ORDER MADE]~
12月3日  金沢EIGHT HALL

~[revelation space]~
12月13日 札幌PENNY LANE24

~[GATHER To the THEATER]~

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