ヴィジュアル系ロックバンドのおすす
め10選! V系のベテランと新鋭アー
ティストを紹介

NIGHTMARE

ナイトメアは2000年から2016年まで活動したヴィジュアル系ロックバンド。2016年末をもって活動を一時休止しています。
転調を多用した疾走感あふれるメロディーライン、Aメロ~サビ~ギターソロの流れが明確でキャッチーな楽曲。
V系ロックの大御所、LUNA SEAなどの影響を受けたそのサウンドはまさにヴィジュアル系の王道です。綺麗ごとのないストレートなものや、ときに心に沁みわたるような多様性のある歌詞も魅力的。
ライブではメンバーの仲の良さそうなやり取りやトークでのおふざけもあり、キャラ萌えの要素もばっちりです。
今回おすすめしたいアルバムは、2008年に発売された「killer show [ ナイトメア ]」。
転調が多いのにもかかわらずキャッチーで、ライブでものりやすい曲が満載です。特にリード曲の”the LAST SHOW”、当初は配信限定でリリースされた”White Room”は出色です。まさにNIGHTMAREの本領ともいえる1枚ではないでしょうか。
メンバーの親しみやすいキャラクターや耳に残る楽曲は、V系ファンならずともこれからV系を勉強したい人にも最適だと思います。現在はボーカル黄泉の喉の病気により活動休止中ですが、メンバーそれぞれが別ユニットでの活動を始動・継続中。復活ライブまでに、NIGHTMAREのこれまでの楽曲をおさらいしてみてはいかがでしょうか。

Plastic Tree

プラスティックツリーは1993年に活動から現在まで活動しているヴィジュアル系ロックバンド。
メジャーデビューも今年で20周年目となるベテランバンドですが、結成以来一度も活動休止がなく、毎年音源を出し、ツアーが行われるなどコンスタントに活動し続けています。UKロックに影響を受けた曲調に、純文学的な歌詞が特徴で、ギタリストの演奏技術も高評価です。
現在ではメンバー全員が作曲し、楽曲はバラードからゴリゴリのロックまでありますが、オルタナティヴロックやシューゲイザーが好きな人には特におすすめです。今では初期ほどのゴシック色の強いビジュアルではなくなりましたが、独特の雰囲気の演出がなされたライブも必見。
そんなプラスティックツリーのおすすめしたいアルバムは「ウツセミ [ Plastic Tree ]」です。収録楽曲はもちろん、アートワークまで随所にこだわりが見えて、このバンドの代表作だと感じます。初回限定盤には、全収録曲の演奏DVDが付属しており、大変見応えがあります。

ダウト

ダウトは2006年から活動し続けているヴィジュアル系ロックバンド。
「MUSIC NIPPON〜醸〜 [ ダウト ]」を代表とする楽曲群は、和風ビジュというよりも大和ビジュという言い方が似合うバンドです。海外への遠征も積極的であり、アジアの日本出店チェーンのすき家の有線で楽曲がかかっておりメンバーも感慨深かったようです(楽曲はメジャーデビュー曲、”ONE”)。そんなエピソードを時折聞くに連れ、日本文化をあまり知らないはずの外国のリスナーにも「大和魂」が通じているというのが空気で伝わってくるようです。ヴィジュアル系特有の轟音DTMてんこ盛り系に加え、ジャズの趣向の編成も完成度が高い。
2017年今季の最大イベントは全都市縦断フリーライブの募集をしていることです。たとえ数人であろうとも、応募があれば現地ライブ敢行を掲げ現在も応募を受付中。ファンクラブ入会者でなくとも購入特典など一切不要という一大イベントというのがすごいです。

Purple Stone

パープルストーンは2013年から活動しているヴィジュアル系ロックバンドです。
彼らのファーストアルバム「赤と青 [ PURPLE STONE ]」、どちらにもyoutubeにて再生数の多い楽曲が詰めてあるので、おすすめしたいです。
purple stoneは形態が三人編成のドラムレスユニット、すでに高度な域の打ち込みに秀逸なヴィジュアルワークが群を抜いています。中でも、PV”回転木馬”では和風モダンを主体に編成されましたが、背景に使用されていたのは琳派・尾形光琳写し「紅梅図双屏風」。桃山文化の隆盛を象徴するような琳派を配しビジュ特有の美的概念とシンクロさせる手法が評価される高いところかと思います。使われている機材、ツールなど個人的に聞きたい方も多いことでしょう。
あの広がりある音色が打ち込み以上の有機的なうねりを感じさせる楽曲が多いのが特徴です。

Blu-BiLLioN

ブルービリオンは2010年から現在まで活動しているヴィジュアル系ロックバンド。
Blu-BiLLioNの「Aqua [ Blu-BiLLioN ]」は現在までのヴィジュアルイメージとは相反したモノクロームの退廃的なイメージで廃窟を感じさせる仕上がりになっています。
打ち込みも多用しシンセがリードを取るような音色づくりが主体ですが、”S,O,S”などの楽曲はギターソロに入ると弦がしなるほどの心地良い歪みとクリーントーンが交錯したソロメロディーを奏でます。やりやがったな、という聞き手に明瞭な機械と人力のコントラストを教えてくれます。
ボーカルのクリーンな高音域をやすやすと出せる強みが他のバンドにはないもう一つの強みでしょう。音源の作り込みとライブの臨場感重視の編成のギャップも魅力の一つとして磨いていってほしいバンドです。

BUCK-TICK

バクチクは1984年に結成、現在も活動しているヴィジュアル系ロックバンドです。
BUCK-TICKは1984年に現メンバーで結成、1987年にメジャーデビュー。この時代の音楽は歌詞が明るいものが売れる時代でした。しかし、このBUCK-TICKというバンドは暗い歌詞やタイトルをつけて売れたバンドです。まさに今のV系の原点とも言えます。
そんなBUCK-TICKはV系界どころかJ-POPの概念を壊しました。BUCK-TICKの持つ魅力は華のある櫻井敦司と奇才・今井寿の混ざり方が素晴らしいところでしょう。また、星野英彦の安定感あるギター。樋口豊とヤガミトールのリズム隊の完成度は、他に真似できないものがあります。機械で打ち込んでる様なドラムに合わせるベースがリスナーを魅了します。
オススメのアルバムを1つ挙げるとしたら「BUCK-TICK/darker than darkness style 93 …」。こちらのアルバムは完成度がかなり高い1枚。ポップで聴きやすい曲からマニアックな楽曲まで幅広い音楽が楽しめます。
BUCK-TICKの様な音、リズム、歌い方、全てにおいてV系のどのバンドも少しは影響受けています。
是非このBUCK-TICKというバンドを聴いてみてください。

vistlip

ヴィストリップは2007年から活動し続けているヴィジュアル系ロックバンドです。
メジャーデビューはせず、インディーズにこだわって活動しているvistlipはヴォーカル、ツインギター、ベース、ドラムで構成されている5人組バンドです。vistlipの作る曲のコンセプトは様々、さわやかな曲からデスヴォイスが多く入っている激しめな曲まで幅広くあります。
今回オススメするアルバムは2015年3月に発売された「LAYOUT 【LIMITED EDITION】(初回限定盤 CD+DVD) […」というアルバムです。
発売した当時のvistlipはデビュー8周年を迎えていて、「このアルバムは第二段階だ」と新しい段階のスタートを切ったことを話しています。
曲の歌詞は全てヴォーカルの智が担当していて、一人で全てを作っているからこその曲と曲との共通点や隠れたストーリー性などの楽しみを産みだしています。ぜひ、智が作詞している歌詞に注目して一度「LAYOUT」を聴いて見てください。

アルルカン

アルルカンは2013年から活動している日本のヴィジュアル系ロックバンドです。
アルバム「Utopia [通常盤][CD] / アルルカン」はリレコーディング音源ですが、楽曲”Eclipse”などに見られるボーカルワークが秀逸で群を抜いた表現が可能なバンドです。デスボイス(ガテラル、グロウル等の総称として)とクリーンでライトな声質の切り替えやグラデーションがヴィジュアル系のダークトーンな世界観や一縷に感じられる希望感、高揚感などを遺憾なく作り出せるスペックを持っています。
意外な一面はギターの來堵がやたら歌が上手いことです。メンバー全員がカラオケボックスで”Eclipse”を歌っている映像があるのですが、なんだかほのぼのとしています。いい人っぽいお人柄が滲むようなメンバーの雰囲気も強みでしょう。ライブでの再現がどこまで高められるか?ちょっと気になるバンドです。

Acid Black Cherry

アシッドブラックチェリーはJanne Da Arcのyasuが2007年に始動させたソロプロジェクトです。
ロックに限らずポップスやジャズ等ひとつのジャンルに囚われない、様々な楽曲が楽しめます。なんと言ってもヴォーカルyasuのハイトーンボイスが魅力的です。基本的にはV系ロックに見られるような激しめなロックでカッコイイ歌い方ですが、曲によってはやたらセクシーだったりとても可愛くなったりします。
そんなAcid Black Cherryの魅力を余すことなく堪能できるツアーアルバム「10th Anniversary Live History -BEST- [ A…」をおすすめします。あえてツアーアルバムを選択したのはライブパフォーマンスが豊かでとてもおもしろいからです。MCは収録されていませんがAcid Black Cherryのコンセプトであるエロが所々で発動しています。
観客の盛り上がりも熱気にあふれており、ライブ会場にいるかのような臨場感です。

Janne Da Arc

ジャンヌダルクは1991年から2007年まで活動していたヴィジュアル系ロックバンドです。
Janne Da Arcは日本を代表するV系ロックバンド、ヴォーカルはAcid Black Cherryでも有名なyasuです。yasuのハイトーンボイスと恋を綴った切ない歌詞がマッチしており、非常にクオリティの高い楽曲が揃っています。
おすすめしたいアルバムはJanne Da Arcとして最後のアルバム「JOKER [ Janne Da Arc ]」。アニメ「ブラックジャック」の主題歌にも使用された”月光花”やシングルでオリコンチャート初登場3位を記録した”ダイヤモンドヴァージン”などJanne Da Arcを代表する曲が入っているのはもちろん、”I’m so Happy”や”ツメタイカゲロウ”などJanne Da Arcらしいキレイなメロディと切ない歌詞がマッチしたいい曲が揃っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
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