大泉洋を4年にわたり取材・分析!映
画化も見据えた初主演小説『騙し絵の
牙』が発売へ「私の写真集と言っても
過言ではございません」
発売決定にあわせ、大泉が主人公に扮したカバーも解禁さえている。単行本のカバーを飾るのは実はこれが初という大泉。画像では、グレーのスーツに身を包み、原稿や書類を脇に抱え編集長・速水に扮している。また、大泉の影が‟騙し絵”になっている点にも注目だ。装丁を担当したのは、星野源ほかアーティストのCDジャケットなどを手掛けるアートディレクター吉田ユニ氏。裏表紙は別カットをデザインしているという。
芸能事務所の方と編集者と打ち合わせを続け、「完全アテガキの社会派小説」という未知の世界を前に何度もプロットを修正。新時代のメディア・ミックスに備えました。もちろん、大泉さんとも打ち合わせをし、その場で非常に鋭く厳しい読者目線のアドバイスをいただいたことにより、物語はさらに進化しました。それぞれの立場で、真剣に作品について考え続けた結果、私のイメージを遥かに超えた「小説の核」が出来上がったのです。
もともと私をイメージして塩田さんが小説をお書きになられたというちょっと変わった作りの小説です。
そもそも、この『騙し絵の牙』の発案の出発点というのが、雑誌『ダ・ヴィンチ』の表紙に出るとき、おすすめの本を一冊選ばなければならなかったことなんです。私は表紙撮影がある度に、『大泉エッセイ』を担当してくれていた同編集者に、いつも「お薦めの本、ない?」と、聞いていたんです。“映像化されて、私が主演をできるような小説”をと。それを、毎回訊かれるのが、彼女はめんどくさくなったんでしょうね。「じゃあ、もう大泉さんを主人公としてイメージした本をつくります!」と言ったのが始まりなんです。
騙し絵の牙(だましえのきば)
あらすじ
大手出版社で雑誌編集長を務める速水輝也。誰もが彼の言動に惹かれてしまう魅力的な男だ。ある夜、上司から休刊を匂わされたことをきっかけに、速水は組織に翻弄されていく。すると次第に彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて……。斜陽の一途を辿る出版界で牙を剥いた男が、業界全体にメスを入れる。
写真(モデル):大泉 洋
発売日:2017年8月31日(木)
定価:本体1,600円+税
仕様:四六判/384ページ
I S B N :978-4-04-068904-3
発行:KADOKAWA
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