【インタビュー】Purple Stone、1st
アルバム完成「現時点での最高。同時
にまだいける感覚も生まれた」

Purple Stoneが8月23日、1stフルアルバム『赤と青』をリリースする。活動開始から4年、遂にリリースされるアルバムには、これまでのシングル6作を含む延べ22曲全17曲が“Type-A”と“Type-B”=“赤”と“青”といった2枚に11曲ずつ散りばめられた。さらにはライブ会場限定音源「Scar」、1stミニアルバム『NEXUS』収録曲「BLAME」がリレコーディングされたという意味では、メンバー曰く「ベストアルバム的な側面も持った作品」という印象も強い。しかし、ここに収録されたナンバーの数々は紛れもなくPurple Stoneの現在。3人の持つ強くしなやかな勢いが見事に封じ込められた。
とりわけ、ギタリストGAKによるインストゥルメンタルチューン「Imperial Dragon」をはじめ、「ミラーボール」「sakura.」といった新緑曲が進境著しく、彼ら本来の持つ高い技量とアレンジセンスがアルバムの幅を押し広げ、新たな一面をのぞかせている。BARKSでは3人に、アルバムコンセプトはもとより、こだわり抜いた楽曲群のサウンドとプレイ、そしてイクイップメントについて、じっくりと話を訊いた。コンセプチュアルな作品にして、ライブ感まで再現したアルバム『赤と青』のロングインタビューをお届けしたい。
   ◆   ◆   ◆
■人生で初めて作ったんですけど

■アルバムは良いなと──keiya
──1stフルアルバム『赤と青』がリリースされますが、これは“赤”と“青”といった2枚のアルバムを同時発売するというものでもありますね。
keiya:僕らはここまで6枚シングルを出していて、最近はファンの方から「アルバムは出さないんですか?」という声をもらうようになっていたので、それに応えたいという気持ちがあったんです。それに、このままシングルを出し続けてもいいけど、初めてPurple Stoneを聴く人に“これがPurple Stoneだ”って渡せるものを作るのもいいなと。ただ、シングルが6曲とカップリング曲があって、さらにアルバムに入れたい曲もある、という風に曲がたくさんあったので、Type-AとType-B、2枚に分けたアルバムを作ることにしました。
風麻:そのたくさんのアルバムに入れたい曲を“赤”と“青”に分けたんですね。
──「Scar」「BLAME」といったリレコーディングバージョンや、ギターインストナンバー「Imperial Dragon」、「ミラーボール」「sakura.」といったナンバーはどちらの盤にも収録されていますが、収録曲についてはどのように?
風麻:まず、ベストアルバム的な側面も持った作品にしたかったということ。曲順も僕らなりのこだわりというか“赤”であればこう聴いてもらいたい、“青”ならこう聴いて欲しいという構成にしました。いわゆる捨て曲みたいなものは絶対に入れたくなかったんですよ。それを実現できて、何回も聴いてもらえる作品にはなったかなと思います。
GAK:今回は制作期間が短かくて、もうギリギリまで作業をしていたんです。ダラダラしないでベストなものを瞬間的に判断するということの繰り返しだったのが良い方向に働いて、“勢い”や“圧”みたいなものを感じさせるアルバムになったなと思いますね。新曲はもちろん、リアレンジして新録した曲とか入っているし、2タイプそれぞれ楽しんでもらえると思います。
風麻:楽曲の幅自体も広いしね、いろんな曲が入っている。
▲keiya (Vo)


──延べ22曲全17曲が2枚のアルバムに収録されていますが、それぞれ特に印象が強い曲を挙げていただけますか?
風麻:「ミラーボール」かな。3年くらい前にGAKが原曲を持ってきたんですけど、みんなの耳に引っ掛かることはなくてお蔵入りになってたんです。僕はそういう曲を掘り返すのが趣味で(笑)。改めて聴いた時に、コード進行とかバックトラックがすごくいいから、メロディーを付け直したら化ける気がしたんですよ。“これ、来たんじゃね?”とメロディーをGAKに渡したら、「アレンジし直します」って、結構普通な原曲がギターでスラップしている状態で返ってきました(笑)。
GAK:ちょうどスラップにハマっていたんです(笑)。
keiya:ビックリした。ギターのスラップが入ったことで、普通のキメにすごく色がついたから。
風麻:で、「これは絶対アルバムに入れよう」ということになって歌詞を書きあげました。原曲からガラッと変わったというところで、僕の中で印象が強いですね。
──そもそも時間がないにもかかわらず、アレンジをし直す辺りがPurple Stoneらしい。

GAK:「ミラーボール」の原曲を作ったのは2014年頃で、その後得てきた知識とか技術があるから、当時のアレンジのままというのはもったいないなと思ったんです。自分にとってアレンジは生き甲斐でもあって、今できる限界を常に出していきたいので。新しいメロディーを聴いた時に、クリエイター魂に火が点きました。
──「ミラーボール」は全体的にちょっと肩の力が抜けている感じがあって、それが大人っぽさに繋がっていますね。
keiya:そこに関しては、シングルではないというのがあって。シングルはサビがパーンとしていないといけないという感覚がどうしてもあって盛りがちなんですよ。アルバムはそういうことに捉われずに、純粋に良いと思えるものを作ることができる。最初に聴いた時は“ああ、良いな”くらいの印象だったのに、2度3度と聴くうちに“グワッ”と来る曲も、アルバムじゃないと入れづらいというのがあるし。僕は今回人生で初めてアルバムを作ったんですけど、アルバムは良いなと思いました。
■ギターインストと謳ってはいるけど

■ギターはあくまでも楽曲の一部──GAK
──GAKさんの特に印象が強い曲は?
GAK:ギターインストの「Imperial Dragon」を入れることができたということですね。この曲を作るきっかけになったのは、今年の3月にソロでギターインスト・ライブに出る機会があって。そのイベントに出演するにはオリジナル曲が必要だったので、「Imperial Dragon」を作ったんです。その時に予想以上に良いものができたなという手応えがあったので、自分の活動の基軸になっているPurple Stoneの作品の中にも入れたいなと思って。いちメンバーとして、こういう音楽もやっていますということを知って欲しいなと。そうしたら、メンバーも入れることを快諾してくれて、すごく嬉しかったです。
keiya&風麻:いや、これは入れたくなるよ(笑)。
──分かります。「Imperial Dragon」はギターのテクニックを見せびらかすようなインストではなくて、情景を描くタイプの曲ですよね。この曲の異国情緒を纏った世界観には、強く惹き込まれました。
GAK:僕はワールドミュージックやエスニック系の音楽も好きで、そういうテイストを盛り込みました。それに、おっしゃっていただいた通り、テクニックではなくてメロディー押しな曲です。良いメロディーを、どれだけギターで伝えられるかということを重視しましたね。僕自身が得意としているところが、この曲を作ったことで改めて見えてきたというのがあって。ギターインストと謳ってはいるけど、全体のアレンジも自分でしたから、ギターはあくまでも楽曲の一部なんです。だからギタリストにしか響かない曲ではないし、インストに馴染みがない人にも楽しんでもらえると思います。
風麻:メロディーが強いから、歌ものみたいな感覚で聴けるじゃないですか。だから、ぜひアルバムに入れたかったですね。個人的には、曲名の“Instrumental”という表記は外しても良いんちゃうかなと思っています。僕の中には、歌ものとして捉えて欲しいという気持ちがあります。
keiya:曲を作って最後にミックスする時に、いつも僕がエンジニアにいろんなことを言うんですよ。でも、「Imperial Dragon」はGAKに任せようという話になっていて。上がってきたミックスを聴いて、GAKはこういう音にしたいと思っているんだなということがよく分かった。彼が自分だけでは形にできない部分とかも、エンジニアの力でちゃんと拡張されていたから。それを聴いて、すごく刺激を受けたんですよね。こういうことができるなら、今後はこんなこともできるなと思って。それも含めて、「Imperial Dragon」をアルバムに入れたのは正解だったと思います。
GAK:想像以上に2人がこの曲を評価してくれているんで、すごく嬉しいです。
▲GAK (G&Programming)


──keiyaさんが特に印象が強い曲は?
keiya:バラードの「sakura.」です。だいぶ前に一度無料配布した曲ですけど、これもGAKが新たにアレンジして、その時と大幅に変わりました。今回改めて録るにあたって、無料で配布したものに負けちゃダメだというのもあったんですよ。それに、ここ最近ちょっと歌の面で壁にぶちあたっていたから、3年くらい前にお世話になったボーカルトレーナーの先生からアドバイスをいただいて、この曲の歌録りの時もディレクションをお願いしました。僕はずっと自分仕切りで歌を録ってきたから、それは初めてのことだったんですね。
──ボーカルトレーナーの方にはどのような話を?
keiya:「ここはもっと悲しい感じを出したいのに出せないんです」とか、「もっと響くように歌いたいけど響かないんです」みたいなことを正直に。そうしたら全部の悩みに対して、「そういう時はこうするといいよ」というアドバイスをしてくれた。それに、細かいところは別として、歌のテイク選びも基本的に先生にしてもらいました。僕が聴いていいと思う部分と、人が聴いていいと思う部分の違いを知りたかったから。それがすごく楽しかったし、この曲を録ったことで一つ殻が破れたというのがあって。そういう意味で「sakura.」は本当に印象の強い1曲です。
GAK:「sakura.」は5年くらい前に原形を僕が作ったんです。無料配布したバージョンはパワーコードが主体で、そこに上もののギターと、ちょっとシンセが鳴っているというアレンジだった。つまり、ちょっとギターロックに近いようなバラードだったんです。今回の完成したバージョンの設計図はずっと僕の頭の中にあったけど、当時はそれを形にできなかったんですよ。それが5年越しで伝えたいことを表現できたんじゃないかなと思っています。
風麻:無料配布した「sakura.」は、僕もベースでちょっと悲しいラインにいったりしていて、もっとウェットだったんです。それに歌詞は亡くなった僕の友人に向けているから、前のトラックを聴くと、すごく悲しい気持ちになったんです。新しいアレンジではGAKが軽い方向にしてくれて、ピアノが入ったり、コードが若干変わったり、物悲しいフレーズが全部なくなって軽くなりました。それをkeiyaがサラッと歌ってくれることで、美しい世界観に変わった。重苦しい記憶ではなくなって個人的に救われた気持ちになったというか、メンバー2人に感謝しています。
■歌詞はリアルを表現したい

■半泣きになりながら書いていました(笑)──風麻
──歌詞については、本作を通して等身大かつリアルです。
風麻:抽象的なことだったり、大局的なこと……たとえば“ラブ&ピース”とかをテーマにしたような歌詞も書こうと思えば書けるんですけど。自分が聴いてきたいろんなJ-POPの中で強く印象に残っているのは、身近なことを歌った曲だったり、心情をストレートに歌った曲だったりするんですよ。“ラブ&ピース”という精神は当たり前のように持っているけど、僕らは別に慈善活動とかはしていないから、そういうことを歌うのは嘘くさいなと思って。そうじゃなくて、リアルなことを表現したいという気持ちがあるんです。
──その結果、リスナーの共感を得るような歌詞になっています。
風麻:あと、僕の中には一番グッと来るところにグサッと来る言葉を置きたいというのがあって。今回は、さっき挙げた「ミラーボール」が特にそう。“忘れようとするたび 好きになる”というセンテンスをメロディーも踏まえていろんな場所に当ててみて、これやったら失恋したてのヤツは大ダメージだな……というところに入れ込みました(笑)。2番の“楽しかったことだけ 思い出させる”というのも、あのメロディーで歌うから際立つんですよ。自分の思い出とかも蘇ってきて、もう家で半泣きになりながら書いていました(笑)。
keiya:あはは、純真やね(笑)。
▲風麻 (B)


──ボーカルレコーディングに関しては、先ほどもお話をしていただきましたが。
keiya:今回はいろいろありましたよ。たとえば僕は昔から、テクニック的なものがすごく好きで、今でこそだいぶ削ぎ落としてるけど、散々いろんなことをしてきたんですよ。難しい曲をいっぱい歌ってみたり、フェイクを研究しまくって“変な音にいくフェイク”の練習をしたり、“変な拍で歌う”練習もしたりという感じで。Purple Stoneを始めてからは、そういうものは必要ないと思うようになって、できるだけ真っ直ぐ歌うことを意識してきたんです。だけど、他のアーティストの曲を歌ったときに、ある人から「上手いけどなんか良くないね」と言われたんですよ。それがすごくショックで、「それはどういうことですか?」と聞いたら、「上手いのがハナにつく」と(笑)。僕の中ではハナにつく部分を削ぎ落として来たつもりなのに、「まだ気になりますか……」って。それは無意識のうちに出ているものだろうから、いろいろと考えたんだけど、わけが分からなくなって、さっき話したボーカルトレーナーのところに行ったんです。
──ディレクションをしてもらったりということですが、具体的にはどのようなアドバイスを?
keiya:歌のディレクションまでしてもらったのは「sakura.」だけだったけど、その前に普通にレッスンを受けて、自分のボーカルに関する悩みを話したんです。そうしたら、「逆に今まで削ぎ落としてきたものを復活させてみたら? たぶん、中途半端だからその部分が目立って、ハナにつくと言われるんだよ」って。で、昔の自分の歌を一回聴き直してみたんです。そうしたら、昔の歌はテクニックに走りがちだけど、グッと来る部分を持っていることに気づいたんですよ、歌に対する探究心もボーカルに表れていた。アルバムを作るなら、そういう熱さみたいなものを呼び覚まさないといけないなと思って、先生のところに行く前に「ミラーボール」「デサバ」「BLAME(Re-recording ver.)」辺りの歌は録っていたけど、一度自分の中で精神統一してから全部録り直すことにしたんです。昔の自分が持っていた熱さみたいなものをグッと乗せて歌ったら、太さみたいなものが出て「こういうことか!」と実感しました。
──たしかに、新曲は声を張ったりがなったりしていないのに、力強さを感じさせるものになっています。
keiya:アルバムを作る中で勉強になったことがいっぱいあったし、次はこういうことをしてみたいというのがたくさん出て来たんですよ。『赤と青』は現時点で最高のものを作ったつもりだけど、まだいけるなという感覚がどこかにある。それを次の作品に活かすことを今の自分のテーマにしているし、これまでの曲も、アルバムレコーディングを経たことで、ライブで歌う時に“これを使ってみたら面白いんじゃないかな”という技も入れようかなと思っている。そんな風に今回の制作は得たものがたくさんありました。
■『赤と青』を作ったことで

■今後が見えるライブになる
──ギターやベースのサウンド面での新たな試みもあったと思うのですが。
GAK:今年はじめに新しくドラゴンフライのボーダーの“666”というギターを買いまして、それが新曲やアルバムの制作に大きく作用しました。ピックアップも今までは2ハムバッカーだったけど、シングルコイルの音も欲しかったのでSSH(シングル+シングル+ハムバッカー)にしました。新曲ではほとんどそのギターを使っていますね。普通のギターよりもスケールが2㎝弱長いだけなのに、ギブソンスケールでは聴こえない倍音も聴こえるんですよ。すごくレンジが広いから、そんなにゲインを上げなくても迫力のある音がするし、ピッチが正確。ピッキングに対するレスポンスも速くて、すごく気に入っています。
──ギターアンプやエフェクター系は?
GAK:アンプに関しても以前はギターリグやフラクタルといった、いわゆるアンプシミュレーターを使っていたけど、新曲は全部ヒュース&ケトナーのトライアンプマークIIを使いました。これをヘッドにして、トゥーノーツのトーピドライブというキャビネットシミュレーターを使ってライン録りするんです。海外のメタル系アーティストがよく使っている手法で、めちゃくちゃ良い音で録れるんですよ。
──プレイ面やアプローチに関してはいかがでしょう?
GAK:ギターに関して言えば、再録曲は、当時やりたかったけど出来なかったこととか、今だから思いつくアプローチを意識しながら録り進めていきましたね。「Scar(Re-recording ver.)」は元々、2013年に会場限定で販売した曲で、その時はハムバッカーの音を左右に1本ずつ入れただけだったんですよ。それにギタリストとしてのスキルも低かったから、3連をタイトに弾くことを意識したけどボヤけた感じになってしまった。今回はハムバッカーとシングルコイルで録った音を1本にまとめて、それを左右に振っているんです。結果、シングルコイルでエッジの部分をちょっと補正することで、イメージしていた質感を出すことができました。あと、「デサバ」は和の感じもちょっと入っているけど、基本的にはPurple Stoneがよくやるキメだったり、リフのフレーズを詰め込んでいて。僕らの最新形であると同時に、これからを示唆するものになったかなと思います。
風麻:ベースは今まで通りツルッと。ただ細かく言うと、イコライジングに関して僕自身は170kHz辺りをもうちょっと上げたかったというのがあったんですね。その辺りを持ち上げるとベースサウンドがブ厚くなるけど、歌が若干聴きづらくなるので、CDは歌を聴かせるものだと思っているから、ローはカットしたんです。なので、iPodとかで聴く時に、その辺りの帯域をイコライジングで上げてもらうと、僕がイメージしていた音像で聴いてもらえます(笑)。プレイ的には結構いろんなことをしているけど、意味なく前に出たりすることはなく。全体的にベースは一歩引いた感じになっていますね。
──とはいえ、決して地味なベースではなくて。ファットなサウンドとグルーヴでバンドサウンドのボトムを支える魅力に溢れています。
風麻:僕はLUNA SEAのJさんみたいになりたいんですよ、“ベースがずっと下におるんや”という(笑)。でも、最初にカッコいいと思ったのはそういうところだから、高音域まで使って動き回るようなことはしたいと思わない。スラップが似合う場所があったらやろうとかなと思っていたけど、「ミラーボール」でギターがやってくれたし(笑)。その分、ロー感の迫力にはこだわりがあって。さっき話した170kHz辺りはライブで鳴らしているので、その重低音を体感してほしいです。
──9月15日にOSAKA MUSEで行うワンマンライブも必見といえますね。
keiya:アルバムリリース後の最初のワンマンということで、Purple Stoneの新しい魅力を味わってもらえるライブになると思う。あと、『赤と青』は冒頭に話したように、Purple Stoneを知らない人もこれを聴けばどういうバンドかが分かるアルバムになっているので、初めてPurple Stoneのライブを観る人はしっかり『赤と青』を聴いてきてもらえれば。ライブではCD以上に気持ちが乗って一層熱いものになるから、その熱さを持って帰ってもらって、家で聴く時もライブの感覚を呼び覚ましてほしいという気持ちがあるんです。だから、もう思い切り感情を入れてやろうと思っています。
GAK:大阪のライブは楽しみですね……そんな感じ(笑)。
──えっ? それだけ(笑)?
GAK:いや(笑)、バンドの意気込みとしてはkeiya君が言ったことが、3人に共通した想いとしてあると思います。個人的なところでは、今はライブでフラクタルのアンプシミュレーターを使っているんですけど、アルバム制作が一段落して、数日間家で機材をいじれる時間ができて。“この音をライブで使ったら面白いんじゃないか”とか、“音源には入っていないけど、こういうものを入れ込んだらまた違ったライブの景色になるんじゃないか”というようなものがいくつか出てきて。プレイ面でも音色面でも、まだ発見できることはあるので、それをワンマンで活かしたい。あとは、オケをどういう形にするかは分からないけど、「Imperial Dragon」を実現させたいと思っています。
風麻:僕らはずっと対バン形式のライブが多かったけど、最近はワンマンも増やしてきているんです。ワンマンはもう毎回全力でライブをしているので、お客さんも全力できてほしい。『赤と青』を作ったことで今までのPurple Stoneを総括すると同時に、今後が見えるライブになる気がするんですよね。そこも楽しみにしていてほしいです。
取材・文◎村上孝之
■1st Full Album『赤と青』


2017.8.23 Release

【A-type】CCR-031 ¥2,500(tax out)

1.パニックパニック!

2.BLAME (Re-recording ver.)

3.アオイヤミ

4.ミラーボール

5.Imperial Dragon (Instrumental)

6.回転木馬

7.sakura.

8.Scar (Re-recording ver.)

9.デサバ

10.キャットウォーク

11.素晴らしきこの世界へ
【B-type】CCR-032 ¥2,500(tax out)

1.ポイズンチョコレート

2.BLAME (Re-recording ver.)

3.デサバ

4.歌舞伎町バタフライ

5.Imperial Dragon (Instrumental)

6.sakura.

7.ミラーボール

8.Scar (Re-recording ver.)

9.嘘つきピエロ

10.甘酸っぱいマンゴー

11.アドレナリンBANG!

■LIVE情報

2017.08.26(SAT) 大阪・名村造船所跡地 <FEST FES 2017>

2017.08.28(MON) 神奈川・三浦海岸 <OTODAMA SEA STUDIO 2017 〜八月の末 2017〜>

2017.09.06(WED) 大阪・OSAKA MUSE <ニコびじゅ×音エモンライブ〜夏祭り?残暑を吹っ飛ばせ!〜>

2017.09.15(FRI) 大阪・OSAKA MUSE <Purple Stone 1st Full Album発売記念ライブ 〜赤と青〜>

2017.09.19(TUE) 大阪・shinsaibashi SUNHALL <shinsaibashi SUNHALL presents 「無料の宴 vol.1」>

2017.09.23(SAT) 大阪・OSAKA RUIDO <セプテンバーマッチ -Day2->

2017.12.15(FRI) 東京・新宿RUIDO K4 <bell+presents「Break Rush〜vol.23〜」>

2017.12.23(SAT) 大阪・OSAKA MUSE <stylish wave CIRCUIT '17 冬将軍>

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