【ライブレポート】Carat、池田彩ら
ユニオン勢15組が集結<UNION STAR'
S 2017>開催

ユニオンエンタテインメント所属のアーティストが集結したフェスイベント<UNION STAR'S 2017>が8月18日に東京・shibuya duo MUSIC EXCHANGEにて開催され、約550人を動員した。
ユニオンエンタテインメントが自社所属アーティストを集結させてこれだけの規模のイベントを行なったのは今回が初。出演陣には池田彩、FUN RUMOR STORY、Noble rebel、甲斐ゆいか、RagnaRock、覇汝家(はなや)、大野舞、Saasha、山本 夢、ice、Rani、LovRAVE、千葉CLEAR'S、E-yell、そしてCaratら15組が名を連ねた。
トップバッターは池田彩。「ダッシュ!ポケモンガオーレ!」でスタートから元気一杯にオーディエンスを盛り上げた。「はじめましての方、よろしくお願いします! 二度目ましての方、ウィース!」とフランクなMCで会場を巻き込みながら続く新曲「軌跡」ではオリエンタルなメロに乗せてドラマティックなナンバーを歌い上げ、最後は「Road」で会場の熱量を上げて次へとつなぐ。続いてFUN RUMOR STORYの5人が純白の衣装で「Sunday Girl」を披露すると、オーディエンスからはクラップやoiコールが。闊達なナンバー「have Confidence!」では観客がタオルを振るなか爽やかにステージを務め上げた。
▲池田彩
▲FUN RUMOR STORY
▲Noble rebel
一転してヘヴィなハードロックサウンドで攻めるのがNoble rebel。一曲目から「Broken Wings Fly」でパワフルに惹きつけた。楽器隊の重低音にNachi(Vo)の声量と艶のあるヴォーカルがのったパフォーマンスはステージ3曲で鮮やかな印象を残していく。続く甲斐ゆいかは「ケサランパサラン」をキュートに披露。「上から読んでも下から読んでも“かいゆいか"です!」と愛らしい声での自己紹介に会場からも声援が湧いた。RagnaRockは1曲めのゴーゴーズカバー「Vacation」からヴォーカルのMO@NAが拳を突き上げ、軽快なパンキッシュロックで観客の熱量を高めた。自身の「TAKE OFF」ではさらにピッチを上げてMO@NAもステージを飛び跳ね、ロックの楽しさを無邪気に体現する。
▲甲斐ゆいか
▲RagnaRock
▲覇汝家
ここで特攻服着用で殴り込みをかけてくるのが覇汝家。「こんな正統派ばかりのアーティストばっかりいるとこで、ウチらがどんだけ気合入ってるのか、見せてやんよ!」というMCからコテコテな曲調で「パラリラパSpecial -short ver-」を披露。途中で観客をステージにあげて組体操の土台にしたり、バクダン(飴ちゃん)を観客席に投げ込んだり「ボイン To The World」で力強いおっぱいコールを作り上げ、短い時間で会場の注目を鷲掴みにした。その後に続くのがまさに“正統派"のシンガーソングライター・大野舞というのも面白いところだ。彼女は正面からバラード「朧月夜に」でエモーショナルな歌唱を見せ、観客からの拍手を浴びる。Saashaが「fly」でスウィートな歌声を聴かせ、イベントは後半戦へ。約三年ぶりのアーティスト活動復帰となった山本 夢がソロ初ライブをこのフェスで飾り、「Rebirth」でダンザブルなパフォーマンスを見せた。
▲大野舞
▲Saasha
▲山本 夢
このフェスでは“黒一点”となったソロのヴィジュアル系アーティスト・iceの登場では、会場の女性ファンから“咲き"ポーズでのエールが送られた。「行けるか渋谷!」という煽りから、「雨は次第に弱まる」をはじめとした骨太かつ美麗なアクトにはオーディエンスも一気に活気づけられる。続いてこちらもソロのRaniが登場し、「デビガール」で熱量の上がったオーディエンスをさらに鼓舞する。一度は延期になったソロデビューシングルのリリースを9月27日に控え、彼女も久しぶりのライブに喜びをあらわにした。
▲ice
▲Rani
先日1stミニアルバムでCDデビューを果たしたばかりのニューアイドル・LovRAVEがここでステージに登場。「ASAP - Say you love me-」でフレッシュなパフォーマンスを見せ「先輩たちにも夏の熱さにも負けないように!」と声をあげた。さらに続くお掃除ユニット・千葉CLEAR'Sは新メンバーの「こころ」をこのステージで初お披露目し、初めての5人ライブで「ビ・ビ・ビ・ビューティー」を披露。新生千葉CLEAR'Sとしてのスタートを切る。
▲LovRAVE
▲千葉CLEAR'S
▲E-yell
そんな流れの一方で、約一年活動したE-yellはこのステージがラストライブとなった。彼女たちの出番ではメンバー3人のカラーに合わせた3色のペンライトが輝く。「チョコレートリック」の間奏ではファンからの「ありがとう!」というエールが送られていた。「1年間ライブをして皆さんと会えたのが楽しかったです」と口々にE-yellでの思い出を語ったKeito、Yuno、Arisaの3人はステージの最後をいつものエールで締めくくり、「今までありがとうございました!」という清々しい挨拶でE-yellとしてのラストライブを終えた。
約4時間半にわたるイベントのトリをつとめたのは、Carat。「Ring Dong Ding Dong」でキレのあるダンスを披露し、オーディエンスを魅了する形で貫禄を見せつけた。MCでRisaの「声出せる?」という呼びかけにオーディエンスから大きな歓声があがり「最強だね」とメンバー達が微笑む。ニューアルバムから「Show me love」、「#SOTS Short」と披露し、終始開放感のあるグルーヴで会場をひとつにまとめあげた。
▲Carat
エンディングでは、本フェスの出演者達がステージに集結。互いを労いつつ大団円のうちに記念撮影を行ない、この日のイベントを締めくくった。

セットリスト<UNION STAR'S 2017>

2017年8月18日 shibuya duo MUSIC EXCHANGE

■池田彩

1.ダッシュ!ポケモンガオーレ!

2.軌跡

3.Rod
■FUN RUMOR STORY

1.Sunday Girl

2.水色デイズ

3.have Confidence!
■Noble rebel

1.Broken Wings Fly

2.事情~forbidden love~

3.MASQUERADE
■甲斐ゆいか

1.ケサランパサラン

2.BELIEVE AGAIN
■RagnaRock

1.Vacation(ゴーゴーズカバー)

2.TAKE OFF

3.太陽のように
■覇汝家

1.パラリラパSpecial -short ver-

~タイマンMCコーナー~

2.ボイン To The World
■大野舞

1.朧月夜に

2.ユメオモイ

3.Never End
■Saasha

1.fly
■山本 夢

1.Rebirth
■ice

1.雨は次第に弱まる

2.Harness

3.Over[-]
■Rani

1.デビガール

2.××警告
■LovRAVE

1.ASAP - Say you love me-

2.愛が拡散する前に

3.Summer Love
■千葉CLEAR'S

1.喜怒哀楽BEAT

2.ビ・ビ・ビ・ビューティー

3.HEART WASH
■E-yell

1.未来トラベル

2.チョコレートリック

3.青春Yell
■Carat

1.Ring Dong Ding Dong

2.Show me love

3.#SOTS Short
■エンディング

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