ライブキッズは知らない!邦楽ロック
の偉大なバンド NUMBER GIRL(ナンバ
ーガール)
NUMBER GIRL(ナンバーガール)
1995年8月に福岡で結成し、2002年11月30日に解散したオルタナティブロックバンド。
圧倒的な存在感を放ちながら邦ロックシーンを走り抜けました。
[メンバー]
向井秀徳(Vo.&Gt.)
現在は「ZAZEN BOYS」「向井秀徳アコースティック&エレクトリック」などで活動中。
田渕ひさ子(Gt.)
現在は「LAMA」「bloodthirsty butchers」でギターとして、「toddle」でギター&ボーカルとして活動している。
中尾憲太郎(Ba.)
現在はベーシストとして「Crypt City」での活動を中心に、「younGSouns」への参加や「ACO」「Art-School」でのサポートをこなす。若手バンドのプロデューサーとしても精力的に活動中。
アヒト・イナザワ(Dr.)
ZAZEN BOYSでの活動を経て、自らがボーカルのバンド「VOLA & THE ORIENTAL MACHINE」を結成し精力的に活動中。またドラマーとしては「BEYONDS」への参加や数々のセッションで活躍している。
影響されている後輩バンド多数
初めて聴く場合は癖が強くて衝撃的だと思います。苦手な人にとってはかなりきついかも。
ピクシーズなどのオルタナティブロックから影響を受けたとされるハイが強調されまくったリズムギター、ギターの音に埋もれてしまうくらい聴き取れないボーカル。狂ってるように激しいリードギターと変態すぎるリズム隊。NUMBER GIRLの音楽は、どのメンバーも主張が強いのが特徴。
アジカンや凛として時雨・9mmなどが影響を受けている事で有名ですが、
邦楽ロックの曲の中には『あ、これナンバーガールっぽいじゃん』みたいなサウンドが多々あります。
もちろんNUMBER GIRLを直に影響を受けたバンドもいますが、 NUMBER GIRLが邦楽ロックの一種のスタンダードを作りあげたことで知らず知らずに影響を受けたバンドも沢山います。
しかも驚くべきことに、NUMBER GIRLはその邦楽ロックスタンダードを更に前衛的に進めたバンドでもあります。恐ろしい。
「独自の音楽性」という言葉で説明して
いい唯一のバンド
これまでは洋楽ロックをルーツにして邦楽ロック風にリメイクしていくバンドが多かったけど、今では邦楽ロックをルーツにするバンドが邦楽ロックを作りあげています。
それに比べて洋邦どっちとも言えないような独特な雰囲気を感じるNUMBER GIRLは、「独自の音楽性」という言葉で説明していい唯一のバンド。べた褒めです。
邦楽ロックはやり終えた
NUMBER GIRLと出会ってしまってからはそう思ってしまいます。
ぜひ今の邦楽ロックシーンが好きなライブキッズにも一度は聴いて欲しいです。人生変わるかもよ。
あとは、日本語っていう言葉自体が英語圏で栄えたロックという音楽には合わないなんて言う人とか、邦楽よりも洋楽の方が好きなんて人とか、今の邦楽ロックシーンがなんか合わないなぁなんて人。
そんな人にNUMBER GIRLはどうでしょうか?
確かに耳触りの良い曲は偉大です。誰もを虜にするキャッチーさも大事。
でも、さらに自分たちの音楽を追求するっていうのはアーティストにとって忘れちゃいけないことじゃないのか!!!(小声)
NUMBER GIRLが進化の片鱗を残したように邦楽ロックを進化して追求させる、そんな姿勢のバンドをもう一度見ることはできないのでしょうか。頑張れ邦楽ロック。
アーティスト
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mic
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