【随時】防弾少年団(BTS)「LOVE YOU
R SELF」考察、解説!新シリーズは過
去とリンクする…?

防弾少年団(BTS)「LOVE YOUR SELF」の始まりはリーダーの言葉から

先日、K-POPアーティストで初の米国ビルボード賞本賞を受賞した7人組グループ防弾少年団(BTS)。

2013年のデビューからわずか4年で世界に認められた一流のアーティストとして、今や韓国No,1の実力と人気を兼ね備えています。

そんな防弾少年団(BTS)が2017年、次期アルバムのコンセプトを発表。
その名も「LOVE YOUR SELF(ラブ・ユア・セルフ)」。

「自分自身を愛せ」という今回のコンセプトは一体どんなものになるのでしょうか?

2013年のデビュー直後は「school3部作」を発表し、子供でも大人でもない世間への反抗や思春期の微妙な精神状況を見事に表現しました。

10代という刹那の時に感じる夢と幸せは、等身大の彼らだからこそ表現できたものだと感じます。

そして、2015年にリリースした「花様年華」シリーズでは、「青春」という一生のうちほんの僅かな時に焦点を当て、揺れ動く心情や、移りゆく人間模様、青春にしか経験できない瞬間を再現し、青春を経験したすべての人々の胸を打ちました。

そうなると、次の「LOVE YOUR SELF(ラブ・ユア・セルフ)」では、止めたいと願った青春が過ぎ、それぞれの道を歩む人間がどうあるべきか…そんなメッセージが込められている気がします。

思春期・反抗期が終わり、二度と戻らない時に思いを馳せる…今回も、「生きるとは何か?」そんなメッセージ性を強く感じるコンセプトになりそうです!
防弾少年団(BTS)のリーダーであるRAP MONSTERことナムジュンは、2017Billboard Music AWARDでTOP Social Artist賞の受賞コメントの最後に「Love myself, Love yourself」という言葉を添えました。

「最近この言葉を大切にしているので、皆さんにも伝えようと思いました」

そう話していたこの言葉にこそ、次のコンセプトのヒントが隠されていたとは驚きです…!

歌やダンスのレベルの高さだけでなく、言葉や文化の壁を超えたストーリー性のある音楽が高く評価されているだけに、今回のコンセプトも世界中のファンが盛り上がること間違いありません。

そして、深い意味を持つ映像や写真の考察や解説に躍起になるのもまた、ファンであるARMYの楽しみの1つ。

そこで今回は、2018年まで続く最新シリーズ「LOVE YOUR SELF」の考察、解説を、皆さんと一緒に進めていきたいと思います!
このページは随時改変されますので、要チェックしてください。

※最終MVが公開されるか、公式から情報が公開されるまでは、過去の考察を合わせた筆者の「独断の考察」になりますのでご了承ください。

(1)防弾少年団(BTS)「Love Your Self」ティーザー写真の言葉に隠された真実とは…
2017年8月10日を皮切りに、次々と公開されたメンバー個人のティーザー画像。
写真には、一言ずつメッセージのようなコメントが添えられていました。

 ジョングク 

出典:(c)Big Hit Entertainment Official Twitterより
「心が向かう方向、其処に走っていきたい日」
まずは、マンネのジョングク。
手に持っているのは「ダウクス・カロタ」という花で、花言葉は「幼い夢」。
12月4日の誕生花なので、ジンの誕生花ということになります。
そして、車椅子に乗る姿。

出典:(c)[MV] BTS(방탄소년단) _ I NEED Uより
I NEED Uで一度車に轢かれ、命を落としてしまったジョングクですが、次のシリーズ「WINGS」の個人ティーザー「BEGIN」の時、彼は夢の中にいます。
そこで生死をさまよっていたとされますが、結局目を覚ますのです。

花様年華は終わらない!?BTS(防弾少年団)「WINGS」考察と深まる謎(1)

車椅子なのは、その事故で何らかの後遺症、あるいは怪我を負ったのではないかとされています。

今、花を手に持ち心に想いを馳せる”その人”の元に走っていきたいと願う、切ない言葉になっています。
 ユンギ 

出典:(c)Big Hit Entertainment Official Twitterより
「近づかないで…不幸になってしまうから」
WINGSの個人ティーザー「FIRST LOVE(初恋)」を見てみると、ジョングクとユンギの世界は反転しています。
参考はこちらをご覧ください。
花様年華は終わらない!?BTS(防弾少年団)「WINGS」考察と深まる謎(1)
ジョングクは、ユンギが車に轢かれて死んでしまうという運命を変えるためユンギの世界に近づき、それが原因でジョングクは車に轢かれます。
「僕は変わっただろうか。他の道を選んだなら。止まって振り返ってみたなら。」
ティーザーでそう語るユンギ。
今度こそ大切な人を傷つけたくないと思うあまり、誰も受け入れようとしなくなった彼は「自分自身を愛する」ことが出来るのでしょうか?

 ジミン 

出典:(c)Big Hit Entertainment Official Twitterより
「嘘をついた。僕なんかを愛してくれるはずがないから」
続いて、どこかを儚げに見つめるジミン。
彼はずっと「嘘」に縛られているようです。

出典:(c)BTS (방탄소년단) WINGS Short Film #2 LIEより
WINGSの時を振り返ると、歌詞の一節にあるように「純粋だった僕を見つけ出してよ。この嘘から抜け出せないんだ。僕の笑顔を取り戻して、この地獄から僕を救い出して。この苦痛から抜け出せないんだ。報いは受け入れる。どうか僕を助けて」

というように、嘘の世界から抜け出せずに孤独に中にいるようにも思えます。
花様年華は終わらない!?BTS(防弾少年団)「WINGS」考察と深まる謎(1)

一時は死後の世界へと行った彼が、この世に戻ったあともまだ誰かを信じられずに「嘘」を付いてしまう…そんなジミンは「Love Your Self」=自分自身を愛して「嘘」から抜け出せるのでしょうか?

 ナムジュン 

出典:(c)Big Hit Entertainment Official Twitterより
「後ろ姿だけを見つめる…今は”その時”ではないから」

「今は”その時”ではない」=NOT TODAY(今日ではない)ということで、曲名と関係がありそうな言葉。
花様年華は終わらない!?BTS(防弾少年団)「WINGS」考察と深まる謎(2)

これもまた、WINGSの個人ティーザー「REFLECTION(反射)」と関係がありそうですが、どうやらREFLECTIONで対になっていたテヒョンとの関連性がありそうです。

 テヒョン 

出典:(c)Big Hit Entertainment Official Twitterより
「離れなかっただろうか…僕が違う選択をしていたら」
このセリフはナムジュンと対になっていそうです。

出典:(c)BTS (방탄소년단) WINGS Short Film #3 STIGMAより

WINGSの個人ティーザー「STIGMA」で、唯一の発声が「あの時なんであんなことを…」でしたが、これは過去の行いについて悔やんでいる言葉です。

RUNのMVでラップモンスターとパトカーで引き裂かれた瞬間を示唆しているのではとの見方がありますが、彼と離れたことを悔やんでいるのでしょうか…?

花様年華は終わらない!?BTS(防弾少年団)「WINGS」考察と深まる謎(1)

 ホソク 

出典:(c)Big Hit Entertainment Official Twitterより
「君が輝くのならば、僕は大丈夫」
ここで言う君、とは「母親」を指しているとも言われています。

出典:(c)BTS (방탄소년단) WINGS Short Film #6 MAMAより
WINGSのティーザーで、ホソクはミュンヒハウゼン症候群という精神病の一種(周囲の関心や同情を引くために病気を装ったり、自らの体を傷付けたりする虚偽性障害)にかかっていました。
それを救ったのは母親の存在。
まさにホソクにとって母は救済の存在でした。
その後、自身が立ち直り、母親の助けを必要としなくなった時、I NEED Uの歌詞の一部である「空が青いから。日差しが輝くから」という言葉が…
救済の存在が光り輝いていれば、彼はもうひとりで歩めるのかもしれません。

 ソクジン 

出典:(c)Big Hit Entertainment Official Twitterより
「もし時間を戻せるならば、世界で一番素敵な男でありたい」
最後は、壮大な物語のカギを握る主人公「ジン」。
手に持っているのは、スメラルドという架空の花で、花言葉は「伝えられなかった本心」。
おや?と思われた方。
この花束は、8月9日に防弾少年団(BTS)のジンが公式TwitterにUPしていたSmeraldoという花です。

Smeraldo pic.twitter.com/JjALUEBg3L— 방탄소년단 (@BTS_twt) 2017年8月9日
このスメラルドという花は、RUNのMVにも登場し、ジンが他の6人に伝えようとして伝えることのできなかった「本当の気持ち」「真実」を象徴しています。

出典:(c)[MV] BTS(방탄소년단) _ Runより
実は、このスメラルドを唯一扱う花屋さんがあります。

花は架空なので、花屋さんももちろん架空なのですが、インスタグラムやブログまで存在していて・・・

そのブログには、スメラルドに関する7つの伝説が記載されていました。

その中でも「LOVE」=愛に関係するお話を紹介します。(こちらも架空の話です)
チッタ・ディ・スメラルドという街に、外見がとても醜い男性が住んでいました。
その見た目故に、古い白で息を潜め、誰ともかかわらずにひっそりと生きていたのですが、唯一の楽しみは庭の花を育てること。
そんなある日、一人の女が白に近づき、庭へ入ると花を盗んでいきました。
彼はひどく激怒し、庭を一晩中監視しました。
しかし、一瞬居眠りをしてしまったスキに、女はまた現れて、花を盗んでいき、それは何日も続いたのです。
段々と、あの女は一体どんな女なのだと興味を持った男は、マントをかぶり、花を盗んだ女の跡を追いかけました。
すると、女は盗んだ花を売って生計を立てており、とても貧しい生活をしていることを知ったのです。
男は「あの女を助けたい」と思いました。
しかし、花の育て方も、綺麗な花を咲かせる方法も教えてあげたかったけれど、結局彼は自分の容姿がひどいために、彼女の前に姿を表わすことができなかったのです。
そうして彼は、彼女のために自分の庭に花を植え、育て続ける他、方法が思いつきませんでした。
そんなある日、男は女がもっと高く売ることができるよう、この世にまだ無い花を開発することを思いつきました。
夜も寝ずに部屋に引きこもり、何度も失敗を重ねたうえ、やっと完成したので、その花で庭をいっぱいに埋め尽くしました。
しかし、女はいつになっても花を盗みに来ません。
おかしいと思い、男は顔を隠して村へ様子を見に行きました。
すると、女は既に亡くなっていたのです。
もしも、男が勇気を出して女に話しかけていれば…いつの間にか本気で守りたいと思っていた女へ花を手渡すことが出来ていたら、運命は変わっていたでしょうか…?

スメラルドの伝説を振り返ると、おもしろい関連も見えてきます。

(1)スメラルドとの運命的な出会いープロローグー=BEGIN(ジョングク)

(2)フラワースメラルドを紹介します(「特別な日に花が必要な事ではなく、花があるだけで、特別な日になること)=LIE(ジミン)

(3)スメラルドは、どのように発見されたか?=STIGMA(テヒョン)
※このブログには「電話」が鍵になっている内容が書かれています

(4)スメラルドの伝説=FIRST LOVE(ユンギ)
※スメラルドにまつわる男の「恋」の話

(5)アシュブレスカード=REFLECTION(ナムジュン)

(6)「マダム・レノデマンド」と「ザフラワーカード」=MAMA(ホソク)

(7)伝えられなかった本心=AWAKE(ソクジン)
ブログのタイトルと、ティーザーの順番を照らし合わせると、何だか関連性があるように思えます。

まだまだ始まったばかりの「LOVE YOUR SELF」。
ジンだけが生きている…?ジンだけが死んでいる…?それぞれが過去の過ち、傷を負っている?みんながジンの持つスメラルドを見つめている?
ジンは仲間のお墓参りに来た…?
ジンの伝えたかった本心とは一体何なのか、謎はさらに深まります。
スメラルドにまつわる話(韓国語)はこちら

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