おすすめCD:プラチナムベスト 斉藤由貴(ポニーキャニオン)

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不倫疑惑の斉藤由貴はやっぱりロック
:ドラァグクイーン・エスムラルダ連
載167

エスムラルダの「勝手にワイドショー!」
連載第167回 不倫疑惑の斉藤由貴はやっぱりロック 清水富美加(出家)、小倉優子(離婚)、坂口杏里(恐喝)、泰葉(告発)、豊田真由子(暴言)、松居一代(動画)、石原真理子(万引き報道)、今井絵理子(不倫)……。個性の強い女たちが、パンチの効いた事件を次々に繰り出してくる、2017年(まあ、男の事件も多いけど)。そんななか、ここ数年ドラマやCMに引っ張りだこで、「再ブレイク中」といわれている斉藤由貴の、開業医男性との不倫疑惑が浮上。
 不倫に関してはさまざまな意見があると思うけど、少なくともアタシの周りのオカマたちの間では、「由貴さま、やはり健在だったッ」という声が圧倒的。だってアタシたちにとって、由貴さまは特別な存在なんですもの。
 文学少女ゆえに感性が鋭く、自作の詞は、プロの作詞家が舌を巻くほどの完成度の高さ。その透明感ある声と独特の世界観に惚れ込んだ、才能あるクリエイターたちが集結し、アルバムはいずれもハイクオリティ。超絶かわいい清純派アイドルとしてデビューし、かつ「(モルモン教徒ゆえ)飲酒も喫煙もしない」という生真面目さを持ちながら、立て続けに不倫騒動を起こし、会見の席で「彼と私は同志みたいな感じ」と言い放ってしまう、ギャップの大きさと業の深さ。その直後に、「夫をゲイにとられ、自暴自棄になってバイの少年と工事現場でヤッてしまう妻」を演じてしまう、体当たり女優感。30年前から、由貴さまの言動はいちいち、アタシたちの想像の範囲をはるかに超えていてね……。惹きつけられずにはいられなかったわ。
 アタシももちろん、昔から大の斉藤由貴ファン。いまだにアルバムがリリースされれば必ず聴き、コンサートにもほぼ毎回行っているんだけど……。ここ数年の由貴さまはやはり、ご家族への愛情を歌われることが多く、「ちゃんとお母さんやってるのね、幸せなのね」とホッとしつつ、ちょっぴりさびしく思ってもいたの。そんな矢先に今回の一件&天然なのか演技なのか、正直なのか計算づくなのかまったくわからない会見。このテの芸能ニュースで久々に大興奮したわ。やっぱりアタシ、こういう由貴さまを見たいと、心のどこかで思っていたのね……。
 とはいえ、他人ごとながら心配なのが、両家のご家族への影響。特に由貴さまのお子さんたちには「お母さんは、確実にご家族を愛しているの……。でもお母さんの中に、おそらくご自分でもコントロールできない何かがあってね……。そしてそれが、お母さんを唯一無二の女優・アーティストたらしめているの……」と伝えたい……。ってアタシ、一体由貴さまの何なんだ(タダの一ファン)。
※ここでアタシから、唐突なお知らせ。
4月にやった一人芝居ミュージカル、再演するよ!
「一人芝居ミュージカル短編集vol.3」
会場:Special Colors(新井薬師)
日時:2017年9月2日(土)~12日(火)
(エスムラルダ出演回は8日(金)19時~と9日(土)12時~)
料金(税込):4,000円
チケット:https://ticket.corich.jp/apply/84854/021/
詳細:https://note.mu/rickytickyasu/n/n6ba92ffc7a2a
<水曜連載>※編集部都合により木曜公開
おすすめCD:プラチナムベスト 斉藤由貴(ポニーキャニオン)http://books.rakuten.co.jp/rb/14945767/
【エスムラルダ:プロフィール】
えすむらるだ…1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001
連載バックナンバーはこちら →
http://mensbucchi.com/rensai-bn/20160629200300(コピペして検索窓に)
おすすめ書籍:「同性パートナーシップ証明、はじまりました。渋谷区・世田谷区の成立物語と手続きの方法」エスムラルダ、KIRA著(ポット出版)
http://books.rakuten.co.jp/rb/13507222/

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