カントリー・レジェンド、グレン・キ
ャンベルが死去

アメリカのカントリー・ミュージック界の大御所、グレン・キャンベルが火曜日(8月8日)、亡くなった。81歳だった。
家族は、「大変残念ではありますが、アルツハイマー病との長く勇敢な闘いの末、私たちの愛する夫、父、祖父、そして伝説のシンガー/ギタリストであるグレン・トラヴィス・キャンベルが、81歳で亡くなったことをお伝えします」との声明を発表した。
キャンベルは2011年にアルツハイマー病を患っていることを公表し、2014年に施設に入居した。
50年代終わりに音楽活動を始めたキャンベルは、スタジオ・ミュージシャンとしてフランク・シナトラ、エルヴィス・プレスリー、ナット・キング・コールらとプレイし高い評価を得た後、1962年に『Big Bluegrass Special』でソロ・デビューを果たした。すぐにカントリー・チャートの常連となり、1968年に発表したアルバム『Wichita Lineman』はカントリーだけでなく全米総合チャートでも1位を獲得。長いキャリアを誇り、「Galveston」「Rhinestone-Cowboy」「Southern Nights」「Gentle On My Mind」「By the Time I Get to Phoenix」など多くのヒット曲を生んだ。
カントリーとポップを融合したアーティストとしても評価され、ブライアン・ウィルソンの代わりにザ・ビーチ・ボーイズのツアーに参加したり、彼らの名作『Pet Sounds』のレコーディングでも演奏していた。
ブライアン・ウィルソンは、「僕の友人、グレン・キャンベルについて聞き、愕然としている。素晴らしいミュージシャン、そして、それ以上に素晴らしい人物だった。僕は途方に暮れている。Love & Mercy」と追悼の言葉を寄せている。
キャンベルはこれまで10回グラミーを受賞しており、2012年には功労賞が贈られた。
合掌。
Ako Suzuki

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