ロニー・ウッド、3ヶ月前の手術は癌
の治療だった

ロニー・ウッドのスポークスマンは5月、ロニーが「定期検診で発見された肺の病変を取り除くため、顕微鏡を使って行うキーホール手術を受けた」と報告したが、実は、これは癌の治療だったという。
ロニーは英国の新聞『Mail On Sunday』紙のインタビューでこう明かした。「軽い(症状の)肺がんと一戦を交えた。一週間、どっちに転ぶかわからないときがあって、一巻の終わりで‥‥‥、別れを告げることになりかねなかった。何が起きるか、わからないもんだよ」
ロニーは昨年、双子の娘たちが誕生するのを機に禁煙したが、その前は50年間チェインスモーカーだった。そのため、「何かあってもおかしくない」との思いはあり、ツアー前にザ・ローリング・ストーンズのメンバーが受ける定期検診で、医師から「心臓や肺、血液をもう少し詳しく調べてみようか」と勧められたとき、二つ返事で従ったそうだ。
「そうしたら、彼は、左の肺で超新星が燃えているってニュースを持って戻ってきた。正直言って、俺は驚かなかったよ。2002年にCottonwood(リハビリ施設)へ入ったとき以来、胸のX線は受けてなかった。医師からどうしたいって訊かれて、俺の答えはシンプルだった。“取ってくれ”だ」
それから一週間、リンパ節に転移していないかなどの検査があり、そのとき、「もう終わりかもしれない」との考えがよぎったそうだ。「悪い知らせを受ける準備はできていた。でも同時に、大丈夫だろうとも信じていた。誰にも知らせなかった。俺らが経験している地獄を味わって欲しくなかったからね。でも、転移してたら、化学療法はしないって決めてたよ」
幸い、癌は転移しておらず、切除すれば済むこととなった。ロニーは手術前、医師を見つめ「戦闘開始」と宣言したそうだ。
「いまは大丈夫だ。でも、3ヶ月ごとに検査を受ける。早期発見だった。みんな、検査には行かなきゃだめだ。マジで検査に行く必要がある。俺はものすごくラッキーだった。俺はいつだって超強い守護天使に見守られてきたよ。俺はいまここにいなかったとしてもおかしくない」
手術直後、手術は無事に成功し、さらなる治療の必要はなく、秋に予定しているザ・ローリング・ストーンズのツアーにも影響はないと伝えられた。
『Mail On Sunday』のインタビュー掲載後、ロニーのもとにはたくさんの励ましやお見舞いの言葉が届いており、ロニーは「支援の言葉、ありがとう。気分は最高で、来月、ツアーでみんなに会う準備ができている」とつぶやいた。
Ako Suzuki

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