バスケに夢中だった青春時代が蘇る!
北村匠海が夏にオススメしたい小説B
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7月28日公開の映画『君の膵臓をたべたい』で浜辺美波と共にW主演を務める北村匠海。映画を観てから原作の小説を読むことが多く、ポケットに入れて小説を持ち歩くことが多いという彼に、夏にオススメしたい小説を聞いてみました。この夏、涼しい部屋で読書を楽しむのもありかも♪
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【1位】『武士道セブンティーン』(文春文庫)誉田哲也
普段、よく本を読む僕が、夏に一番オススメしたいのは……対照的なふたりの17歳女子が、悩みながらもそれぞれの道を突き進む、剣道青春小説です。バスケ部での活動に燃えていた中学生時代に、図書館でタイトルがパっと目について読んでみたら、部活動で頑張る自分に重なるところがあったし、前向きな気持ちにもなれたんですよね。暗い人間だった僕が、バスケをやっているときだけは楽しくて、懸命に汗をかいて駆け抜けた特別な3年間。その記憶が、この本を読むと今も鮮やかに蘇ります。
【2位】『か「」く「」し「」ご「」と「』(新潮社)住野よる
『君の膵臓をたべたい』と同じく、住野よるさんが書かれた青春小説です。設定が夏というわけではないものの、爽やかさがあって。そして、クラスメイト5人それぞれの“かくしごと”から、もどかしくて切ない想いが浮かび上がる一方、タイトルもですが、独特な言い回しや表現の仕方にしても、相手の感情が記号で見えてしまうという不思議な世界観も、住野さんならではの発想や感性がとても素敵で。大好きな作品です。
【3位】『DIVE!!』(角川文庫)森絵都
小学生の頃、初めて映画出演をしたのが、小説原作の『DIVE!!』。飛び込み競技でオリンピック出場を目指す少年たちの夏を描いた物語です。映画に出演した当時は、まだ子どもで物語をちゃんと理解できていない部分もあったのですが、大人になって読んでみたら、夢に向かって挑む熱さ、ワクワク感に、心動かされるんですよ。こういうアクティブな作品に自然と手が伸びます。

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