大学を辞めるのはバカか天才!人生で
大切なことを学ぶ「休学」という選択
肢。

クラウドファンディングでアルバムとPVの制作を行うことを達成し、ワンマンライブも控え、活動の幅を更に広げるシンガーソングライターの春翠さん。先日のインタビューの番外編として、人生の分岐点に立つインタビュアーとの濃厚なお話をお送りします!
文 / ひーなー
取材 / 新城慎
編集 / 大崎里久


先日のインタビュー本編は コチラ!

学校に行く意味を考えたことはあります
か?
休学をして社会を見るという選択肢。

春翠:今、大学にも通ってるんだっけ?
ーーーはい。だけどちょっと辞めるか休もうかって考えていて。
春翠:なんでそう思ってるの?
ーーーインディーズがメジャーデビュー以外の活動方法を選択できるように動く必要があって。
インターネットのお陰で中間業者が要らない世の中がすぐそばまで来てるのに、現体制のままの音楽シーンはどうなのかなと。
micもその壁を越えた音楽メディアを作りたくて。
春翠:すごいじゃん。大学辞めるって選択する人はバカか天才かどっちかって聞いた事あるよ。俺は天才って言われなくても、あいつバカだよなって言われたって、今考えたら大学辞めてても良かったなって思う。ハッキリと自分のしたい事が見えてて、それが大学じゃ出来ないって思うなら辞めたっていいと思う。世の中出て大きく成功してる人の中でも大学中退してる人多いみたいだしね。いいと思うよ、マジで。辞めても良いと思う。
ーーーそうですよね。
春翠:一年休学ってのもアリだよね。俺はそれオススメしてて。
やっぱり俺も4大行って出て今にいたるから、振り返って大学のこと考えた時に、社会のこと何も知らない状態じゃん、ほぼ。
浪人してる人はちょろっとだけ18歳から19歳っていう間をちょっと社会に半分触れながら、でも一応学生っていう身分でやっていくわけじゃん。
でも社会が本当にわかるのって22歳あとや。そのあとに、あれ勉強しとけばよかったとか、あれもっとやっとけばよかったとかっていうのは色々出てくるよね。
一回社会見るって人生の中ですごいでかくて、視点がガッて変わるわけよ。
だって遊びじゃないじゃん。マジで生きていかなきゃいけなくて、みんなそんなサバイバルの中でやってるじゃん。そこに身を置いた時に考え方がめっちゃ変わるわけ。
変わった時に、自分が勉強したいこととか、もっと得たいものがはっきりしてくるんだよね。そんな中で勉強する4年間と、入っちゃったな、どうしよっかな暇やなっていう風に過ごす4年間って全然時間の過ごし方とか変わってくると思うんだよね。
大学生っていう身分って一生戻ってこないし、一応勉強してるけど、やってるかやってないかわかんないじゃん。そんな中でも時間はめっちゃあるし、学生っていうくくりの中に居られるからさ。ちゃんと働かなくてもいいし、時間もあるし。だからちょっとそこはとっときつつ一回社会に出るっていうのは、俺めっちゃいいと思う。今在学中の人には、休学はオススメしてる。
2年休学して1年は社会出て、でまた留学するとかでも俺はめっちゃいいと思う。
俺、大学出る時に一年半留学したんだけど、そこですごい価値観変わったし、絶対世界見てたほうがいいと思う。
Yamato君もそうだけどさ、考え方変わるのよ。
ーーーありがとうございます。本気で考えてるので、この半年か一年のうちに完璧にどうにか動きます。
春翠:ほんと大学入ったけど、どうなのって思ってる人たちめっちゃ多いと思う。
大学辞めるのが正解じゃないし、かといって大学続けるのが正解でもないと思う。何が正解かって、自分がしたいことやるのが正解だと思うし。
でもそれを考えるきっかけって、普通に大学送ってたら考えれないと思うよ。みんなやってて安心できるじゃん。
それを考えられるきっかけになれたら嬉しいなって思うよ。
これを見て、そう言う考え方もあるんやって思って、大学生活続けるにしても有意義に過ごすために休学しようとか、なんかもっと世界見るために自分の価値観を広げるために世界行ってみようとかで、休学しようとか。
そんなまどろっこしいこと言ってないで辞めて、好きなことやろうとか、なんかそう決めてもらえたらめっちゃうれしいなって思う。
最近友達の友達が刺されて死んじゃったの。かなりショッキングで。
僕が地元に帰った時にさ、スーパーで友達がたまたま来て、「おー久しぶり!何やってるの」って言ったら、「バーベキューやっててさ」って言ってて。
それでバイバイしたんだけど。
その後に救急車のすごい音が聞こえててどうしたやろって思ってたら、そいつの友達が刺されちゃって。
バーベキューしてたら、精神疾患の人がうるさいみたいな感じで刺しちゃったらしくて。
自分にも起こりうるやん。テロだってタイで起きたしさ。
今こうやってみんなすげーのほほーんとして過ごしてるけどさ、明日は我が身だと思うよ。平和やけどさ。
だからこそ、安定するためにさ大学に居続けるのはそんなんじゃないと思うよ。

音楽フェスを開催したい!サイト運営し
ているから感じるYouTuberの凄さとは?

ーーー今度やってみたいイベントがあるんですよ。
春翠:どんなイベントやるの?
ーーー今考えてるのは、ジャンル関係なくバンドも弾き語りもアイドルもラッパーも交えたフェス見たいのができたらなと思ってて。
春翠:チャンプルーフェスや!チャンプルーがいいよね。
ーーー他の県もそうだと思うんですけど、それぞれのジャンルで別れてしまって交流が全くなくて。音楽やってるのにもったいないと思うんですよ。
春翠:ジャンルとか関係ないと思う。いいものはいいやん。
ーーー弾き語りのアーティストがバンドを見て、この人のギター好きだなとか、ライブでサポートしてもらったりとか、そういう関係が築けたらいいと思ってます。
春翠:やってよフェス。やってよ。
ーーーやりたいです。このサイトを知ってもらえるようにまずは頑張っていきます。
春翠:楽しみにしてくれてる人いるんじゃない?
ーーーありがたいことに色々反応いただいて嬉しいです。
春翠:楽しんでもらわないとね。
ーーーそうなんです。YouTuberとかって上手いんですよ。
春翠:その辺を聞きたいわ。上手いなぁと思うのとかある?
ーーーYouTuberの方たちって、1分から10分くらいの短い時間の動画を作ってるんですけど、彼らは一般人の暇時間を買ってるんです。自分たちネット世代は、暇な時にYouTubeを見るから、その時間で面白いことを提供してるんですよね。
YouTuberは、10分の暇時間を視聴者から買って閲覧数を伸ばして広告収入を得たり、企業から広告をもらったり。
しかも動画をほとんど毎日アップしていて。
春翠:そうなの!?毎日あげてるの??
ーーーそうなんですよ、基本毎日あげてますよ。
春翠:ちょこちょこだと思ってた。HIKAKINとか色々いるじゃん、みんな毎日あげてるの!?すごいね。
ーーーすごいです。
春翠:毎日毎日、常に企画してあげてるんだ。
それでヒットするのがあったり、ヒットしないのもあるでしょ?
知らなかった。生活かかってるからね。
ーーーそこらへんアーティストと似てるなと思っていて。
音楽で食っていくっていうようなものと同じで。
YouTuberの方がそれを上手くやってます。
春翠:ちょっとリスペクトしたよ。YouTuberのこと。

日本の「カネ」の考え方

ーーークラファンって世界的にどんな感じなんですかね。
春翠:アメリカ発祥みたいなんだけど、アメリカの方が盛り上がってるんだって。日本は全然盛り上がってない方らしいです。
寄付文化なんだよ日本。向こうはチップじゃんか。お金持ちがいっぱいいるじゃん。お金持ちがもともとお金持ちじゃないじゃない。成功した人ってさ、もともとお金持ちだった人からチャンスもらって成功して、それをまた次につないでっていう文化だから。クラファンめっちゃパッて行ったらしいけど日本全然みたいで。これでもちょっと盛り上がってる感じあるよね、でもアメリカに比べたら全然見たい。
ーーーお金のイメージも全然違いますよね。日本って汚いものってイメージが強くて。
春翠:そうそう、悪いものとかさ。
いいものだしさ、チャンスを生むし、本当にたくさんのいいものを運んでくれるものだと思うんですよね。
ーーーこのイメージどうにかできないかな。やっぱチップ制ってでかいと思ってて、自分沖縄にどうにかチップ制入れたいなと思ってて。チップについては勉強中なのですが。
春翠:あったらいいよね。お金が巡るよね。持っててもどうにもならないから絶対巡った方がいい。
貯めないでいいと思うんですよ。使っていいと思う。明日死ぬかもわからない。
ーーー老後のためにとか(笑)
春翠:とっておいても無駄だと思う。もちろん、何かあった時に多少はいるけど。でも使ってないとなぁと思う。使ってる人は巡ってるじゃん。それって歳食っても一緒だと思うんだよね。
先日のインタビュー本編は

春翠

岐阜県出身。沖縄県在住のシンガーソングライター。
高校1年生からストリートで演奏を始める。
作詞作曲を始めたのもこの頃から。
高校生から大学生にかけて、いくつかのユニットで活動を行い、出演したコンテストで優秀賞やオーディエンス賞を受賞、自主制作CDを2枚リリースするなどの実績を残す。
その後アメリカへ留学したことで音楽活動を休止するが、帰国後は名古屋を拠点にしたバンド活動を行う。
2012年に沖縄へ移住。
学童の指導員として働きながら、ソロとしてストリートやライブハウスでの演奏、イベント出演などを行う。
2015年8月に自主制作CD「Beautiful life」をリリース。
この楽曲がロンドンの若手アーティストが集うファッションショーの会場曲として、アメリカ、イギリス、フランスなどのアーティストの楽曲を押さえ満場一致で抜擢される。
そのことをきっかけに、ロンドンのBarやアパレルショップでも「Beautiful life」が流れることに。また、国内では短編映画のエンディング曲に起用される。
2016年4月より、沖縄を拠点とした音楽活動を本格的に始動。
7月に2nd Single「サボテン」をリリース。
同月に宜野湾の「Human Stage」でワンマンライブを開催し、満員御礼となる。
9月には応援隊が結成されている宮古島でのワンライブを、10月には6都市8会場を廻る全国ツアーを成功させた。
2016年11月、1st Single「Beautiful life」の販売枚数が手売りのみで1000枚を突破。
2017年1月、USEN放送(Ch.A-25)の『週間USEN HITインディーズ・ランキング』で、次世代の日本のMusicシーンを担う新たなアーティストとして「Beautiful life」が推薦曲に選ばれ、POWER PUSHされた。
2017年2月、FMコザ(76.1MHz)にて春翠がパーソナリティを務めるラジオ番組「春翠のHello new world!!!」がスタート。
夏には1stアルバムの発売を予定しており、今後どのように進化していくのか、ますます目が離せない。
FB:
ファンサイト:

春翠ONE MAN LIVE!

日時:2017/7/9(日)Open 18:30 / Start 19:30
会場:LIVE HOUSE MOD’S
料金:前売大人2000円中高生1000円 小学生以下無料
ticket:

mic

FOOL MUSICが運営する日本最大級の面白い邦ロック専門メディアです。
邦楽ロックを中心に、最新の音楽情報、音楽紹介、イベントカレンダー、インタビュー、「〜やってみた」などを掲載しています。

コンセプトは、「邦楽ロックとリスナーの交差点」。
音楽好きの溜まり場、そして最良の仲間として、より身近に楽しいコンテンツをお届けしていきます。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着