爆音アワー

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いい音爆音アワー vol.80 「華麗なる
変拍子♫特集」

いい音爆音アワー vol.80 「華麗なる変拍子♫特集」
2017年7月19日(水)@風知空知
3拍子のワルツの他は、ポップスはたいてい4ビート、8ビート、16ビート、と4の倍数でできています。それが自然で落ち着くから。
だけどそこに5とか7とか、異物を入れると変化が出ます。ただ下手すると小難しくなるだけ、センスが肝心です。かっこよく楽しい変拍子がナイス♪
プログレッシブ・ロックってやつは、大好きなんだけど、変拍子なんて当たり前だから、ここでは極力避けてみましたよ。
福岡智彦 (いい音研究所)
セットリスト
▶全体変拍子
The Dave Brubeck Quartet「Take Five」
世界初の変拍子ヒット♪
∨シングル(1959年9月21日発売/1961年5月22日再発売)
アルバム『Time Out』(1959年12月14日発売)収録
作曲:Paul Desmond
レーベル:Columbia
全米25位、Easy Listeningチャート5位
★全体5/4拍子
・ブルーベックが中東ツアーを行った際、たまたまトルコで民族音楽を演奏するストリート・ミュージシャンを見かけたが、おそらくブルガリア音楽の影響を受けた9/8拍子だった。これにインスパイアされて5/4拍子に挑戦したのだが、周りも本人もまったく売れるとは思っていなかった。
・作者のデスモンドは1977年の死去に際し、この曲を含む著作権を「アメリカ赤十字」に譲渡した。おかげでそれ以降「アメリカ赤十字」は年に約10万ドルの著作権収入を得ている。
・世界で初めて5/4を取り入れた曲ではないが、初めてヒットした変拍子の曲である。
デイヴ・ブルーベック・トリオ:
デイヴ・ブルーベックDave Brubeck – piano
ポール・デスモンドPaul Desmond – alto saxophone
ユージーン・ライトEugene Wright – bass
ジョー・モレロJoe Morello – drums
XTC「English Roundabout」
ライブ活動を止める前の最後のアルバムに収録。
∨5th アルバム『English Settlement』(1981年2月12日発売)収録
作詞・作曲:Colin Moulding/プロデュース:Hugh Padgham & XTC
レーベル:Virgin Records
アルバムは全英5位、全米48位
★全体5/4拍子
エックスティーシー:
英国ウィルトシャー州スウィンドン出身のロック・バンド
Andy Partridge (vo,g) 195311月11日 マルタ生まれ(両親の故郷はスウィンドン)
Colin Moulding (vo,b) 1955年8月13日 スウィンドン生まれ 結成→2006月11月
Terry Chambers (dr) 1955年7月16日 スウィンドン生まれ 1973年→1982年9月
Barry Andrews (key,vo) 1956年9月12日 1976年→1979年1月
Dave Gregory (g,key) 1952年9月21日 スウィンドン生まれ 1979年3月→1998年3月
1977年10月、Virgin Recordsよりシングル「Science Fiction」でデビュー。
1978年1月、1st アルバム『White Music』リリース。
1979年1月、キーボードのバリー・アンドリュースが脱退。後任候補にトーマス・ドルビーの名前も上がるが、デイブ・グレゴリーが加入。
1982年4月、ワールド・ツアー中のロスでのショーを突然キャンセル、以降のツアーをすべて取り止めた。パートリッジが強度のステージ恐怖症に陥ったのが原因。以後XTCは若干の公録番組やテレビ出演以外のライブ活動から撤退し、音源制作に専念する。
1983年8月、6th アルバム『Mummer』リリース。制作中にテリー・チェンバースが脱退。後任ドラマーは定めず、曲によっていろんなドラマーを起用していく。
1986年、トッド・ラングレンTodd Rundgrenにプロデュースを依頼したアルバム『Skylarking』をリリース。ラングレンとパートリッジの顔合わせにファンは大いに期待したが、二人はまったく噛み合わなかった。
1992〜1998年、Virginと揉めて、新しいプロダクツを一切出せなかった。
1999年、アルバム『Apple Venus Volume 1』、翌年『Wasp Star (Apple Venus Volume 2) 』をリリース。
2006年11月、ムールディングが離れ、パートリッジも彼なしでXTCはあり得ないと宣言。
2013年、スティーブ・ウィルソンSteven Wilsonによる『Nonsuch』のリミックス盤がリリースされる。
Sting「Seven Days」
収録アルバムには他にも7拍子の曲が2つ。スティングは変拍子好き?
∨5th アルバム『Ten Summoner's Tales』(1993年3月9日発売)収録
作詞・作曲:Sting/プロデュース:Sting & Hugh Padgham
レーベル:A&M
アルバムは全米2位、全英2位、オリコン4位。
★全体5/4拍子
スティング(本名:Gordon Matthew Thomas Sumner):
1951年10月2日、英国ノーサンバーランド州ウォールズエンド生まれ
1976年、ステュアート・コープランドStewart Copelandに誘われ、”The Police”を結成。
1978年11月の1st アルバム『Outlandos d'Amour』に始まり、ポリスは5作のアルバムを残し、1984年に活動停止。
1985年6月、ソロ・デビュー・アルバム『The Dream of the Blue Turtles』をリリース。
1987年10月、2nd アルバム『...Nothing Like the Sun』リリース。全英1位、オリコン1位、全米9位。
2016年11月、アルバム『57th & 9th(ニューヨーク9番街57丁目)』リリース。
Pink Floyd「Money」
世界で一番有名な7拍子の曲、たぶん。
∨シングル(1973年5月7日発売/英国ではシングルなし)
8th アルバム『The Darl Side Of theMoon(狂気)』(1973年3月1日発売)収録
作詞・作曲:Roger Waters/プロデュース:Pink Floyd
design: Hipgnosis
レーベル:Harvest Records (EMI)
アルバムは全米1位(Billboard 200に741週ランクイン)、全英2位、オリコン2位
★ほぼ全体=7/4拍子
間奏、最後のサビ以降=4/4(シャッフル)
ピンク・フロイド:
David Gilmour (vo,g) 1946年3月6日、ケンブリッジ生 1967
Nick Mason (dr) 1944年1月27日、バーミンガム生 1965〜
Richard Wright (key) 1943年7月28日、ミドルセックス生 1965〜1979、1987〜2008 2008死去
Roger Waters (vo,b) 1943年9月6日、サレー生 1965〜1985、2005
Syd Barrett (vo,g) 1946年1月6日、ケンブリッジ生 1965〜1968 2006死去
ロジャー・ウォーターズRoger Waters (vo,b)、ニック・メイスンNick Mason (dr)、リチャード・ライトRichard Wright (key)がロンドンの工芸大学の建築科で出会い、バンド活動を始める。
1964年、ウォーターズの幼なじみだったシド・バレットSyd Barrett (vo,g)が参加する。
1965年末、バンド名を”Pink Floyd Sound”とし、やがて”Pink Floyd”と改める。
1967年、EMIと契約し、3月10日、1st シングル「Arnold Layne」をリリース。全英20位。
 同年8月、1st アルバム『The Piper at the Gates of Dawn(夜明けの口笛吹き)』リリース。全英6位。
 同年末、バレットがLSDなどの薬物常用により極度の神経症に陥ったため、デヴィッド・ギルモアDavid Gilmour (vo,g)を新メンバーとして迎える。バレットはソングライターとして残すつもりだったが、1968年3月、解雇を決定する。
1970年10月、5th アルバム『Atom Heart Mother(原子心母)』リリース。全英1位。全米55位。
1973年3月、8th アルバム『The Darl Side Of theMoon(狂気)』リリース。全英2位、全米1位。
1975年9月、9th アルバム『Wish You Were Here(炎〜あなたがここにいてほしい)』リリース。全米・全英ともに1位。
・・・
▶部分変拍子
Jeff Beck Group「Situation」
このイントロ、もし変拍子じゃないとけっこうマがヌケていると思います。
∨アルバム『Rough and Ready』(1971年10月発売)収録
作詞・作曲・プロデュース:Jeff Beck
レーベル:Epic
アルバムは全米46位
★イントロ前半、イントロ2=(7/8✕2+4/4✕2)✕4
それ以外は4/4
ジェフ・ベック・グループ:
1967年、”第一期ジェフ・ベック・グループ”がロンドンで結成される。ベックの他、Rod StewartRonnie Wood (g)、のちにNicky Hopkins (key)。ベースとドラムは何人も交代した。
1968年8月、1st アルバム『Truth』リリース。全米15位。
1969年6月、2nd アルバム『Beck-Ola』リリース。全米15位、全英39位。リリース直前にホプキンスが脱退、予定していた「ウッドストック・フェスティバル」への出演をキャンセルした。
ついでロッドとロンが脱退。ベックは”Vanilla Fudge”のカーマイン・アピスCarmine Appice (dr)とティム・ボガートTim Bogert (b)と新バンドを結成すべく動くが、11月に交通事故を起こし、3ヶ月入院、構想は頓挫する。
1970年後半から新メンバーを探し、翌年5月、コージー・パウエルCozy Powell (dr)、クライヴ・チェイマンClive Chaman (b)、マックス・ミドルトンMax Middleton (key)、ボブ・テンチBob Tench (vo)とともに”第二期ジェフ・ベック・グループ”を結成。
1971年10月、1st アルバム『Rough and Ready』リリース。
1972年5月、スティーヴ・クロッパーSteve Cropperプロデュースの元、2nd アルバム『Jeff Beck Group』リリース。
 同年7月には、ベックがバンドのパフォーマンスに不満を感じ、解散を決める。
The Allman Brothers Band「Black Hearted Woman(腹黒い女)」
オールマンはなぜか変拍子イントロが多いのです。そういうところも魅力です。
∨1st アルバム『The Allman Brothers Band』(1969年11月4日発売)収録
コンピ・アルバム『Beginnings』(1973年発売)(1stと2nd『Idlewild South』をまとめて)
作詞・作曲:Greg Allman/プロデュース:Adrian Barber
レーベル:Atco, Capricorn
▶イントロ前半=7/8✕8小節
ドラムソロ(3:17〜)後のイントロ2=7/8✕6小節
オールマン・ブラザーズ・バンド:
米国フロリダ州ジャクソンヴィルで、1969年に結成。デュエインDuane AllmanとグレッグGregg Allman (vo,key)のオールマン兄弟に、ディッキー・ベッツDickey Betts (g)、ベリー・オークリーBerry Oakley (b)、ブッチ・トラックスButch Trucks (dr)、ジェイモーJai Johanny ""Jaimoe"" Johanson (dr)が創設メンバー。
1969年11月、1st アルバム『The Allman Brothers Band』リリース。
1970年9月、トム・ダウドTom Dowdプロデュースの元、2nd アルバム『Idlewild South』リリース。
デュエインが”Derek and the Dominos”に参加し、同年11月にアルバム『Layla and Other Assorted Love Songs』がリリースされる。
1971年7月、ライブ・アルバム『At Filmore East』リリース。全米13位と商業的にも成功。
 同年10月29日、デュエインがオートバイ事故で死去。満24歳没。
1972年11月11日、ベースのオークリーがオートバイ事故で死去。やはり満24歳没。
相対性理論「救心」
なんとなく変拍子が似合うやくしまるえつこさん。
∨4th アルバム『TOWN AGE』(2013年7月24日発売)収録
作詞:ティカ・α/作曲:ティカ・α+永井聖一/編曲:やくしまるえつこ+永井聖一+山口元輝+Itoken
レーベル:みらいレコーズ
オリコン10位
★イントロ、イントロ2=7/4✕7+6/4
間奏前半=7/4✕3+6/4
最後のサビのおしりの繰り返し3回のうちの初めの2回=7/4
そうたいせいりろん:
2006年9月、やくしまるえつこ(vo)、永井聖一(g)、真部脩一(b)、西浦謙助(dr)の4名で結成。
2007年6月15日、自主制作音源『シフォン主義』リリース。
2009年1月、2nd アルバム『ハイファイ新書』リリース。
2009年5月、第1回CDショップ大賞で『シフォン主義』が大賞を獲得。
2010年4月、3rd アルバム『シンクロニシティーン』リリース。
2012年6月、真部脩一と西浦謙助が抜け、吉田匡(b)、山口元輝(dr)が加入。
2013年7月、4thアルバム『TOWN AGE』リリース。
2016年4月、5th アルバム『天声ジングル』リリース。
Led Zeppelin「The Ocean」
このリフは最初4拍子2小節で作ってから、最後の半拍抜いたら面白いということになった、と私は推測する。
∨5th アルバム『Houses Of the Holy(聖なる館)』(1973年3月28日発売)収録
作詞・作曲:John Bonham, John Paul Jones, Jimmy Page, Robert Plant/プロデュース:Jimmy Page
レーベル:Atlantic
アルバムは全米・全英ともに1位、オリコン3位
★イントロ、ブリッジ、間奏前半=4/4と7/8が交互に
歌セクションの最後の小節も7/8
・アートワークは”Hipgnosis”のオーブリー・パウエルAubrey Powell。場所は北アイルランドの「Giant's Causeway巨人の街道」と呼ばれるところ。11人の子供たちが居るが、二人の兄妹の写真を何枚も合成したもの。
・Atlanticでの最後の1枚。(1974年にSwan Song Recordsという自主レーベルを設立)
Jeff Beck「Led Boots」
Led Zeppelinに敬意を表して作った曲らしい。なのでZepぽい変拍子のリフが?
∨アルバム『Wired』(1976年5月発売)収録 31歳
作詞・作曲:Max Middleton/プロデュース:George Martin
dr: Narada Michael Walden/b: Wilbur Bascomb/syn: Jan Hammer
アルバムは全米16位 全英38位 オリコン7位
★Bセクション=7/8✕8小節
Bセクション2=7/8✕多→F.O.
・前作『Blow By Blow』(1975年3月)に続き、ジョージ・マーティンのプロデュースによるジャズ/フュージョン作品
▶メロに合わせて変幻自在
Kate Bush「Wuthering Heights(嵐が丘)」
サビのメロディに合わせて小節が2/4になったり4/4に戻ったり。
∨1st シングル(1978年1月5日発売)
1st アルバム『The Kick Inside(天使と小悪魔)』(1978年2月28日発売)収録
作詞・作曲:Kate Bush/プロデュース:Andrew Powell
レーベル:EMI
全英4週間1位 アルバムは全英3位、オリコン37位
★サビ(1回目・2回目)=(4/4✕2+2/4+4/4✕2+2/4+4/4✕1)✕2
サビ(3回目)=上記✕多→FO
・英国で女性が自作曲でシングル1位を獲得したのはこれが初めて。
・ボーカルを録り直し、ギター・ソロを目立たせた別バージョンが『The Whole Story』(1986)に収録されたが、あまりいいと思わない(笑)。
ケイト・ブッシュ(本名:Catherine Bush):
1958年7月30日、ロンドン生まれ。
1975年頃(16歳)、次兄のパディPaddy初め家族が、ケイトの50曲ほどものデモ・テープを作り、各レコード会社に送るが反応なし。そんな中、ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアがブッシュ家と共通の知人リッキー・ホッパーRicky Hopperからそのデモを受取る。ギルモアは気に入り、よりアピールできるよう3曲のデモを作り直す。その費用は彼が負担し、アンドリュー・パウエルAndrew Powellとジェフ・エメリックGeoff Emerickが手伝った。これによりEMIが興味を示し、契約に至った。
Blondie「Heart Of Glass」
変拍子は間奏の頭に出てくるだけなんですが、サビでも使えばよかったのに。
∨シングル(1979年1月発売)
アルバム『Parallel Lines(恋の平行線)』(1978年9月発売)収録
作詞・作曲:Debbie Harry, Chris Stein/プロデュース:Mike Chapman
レーベル:Chrysalis
全米・全英1位 アルバムは全米6位、全英1位
★間奏の初め=(4/4+3/4)✕3 あとはすべて4/4
ブロンディ:
1973年、クリス・スタインChris Stein (g)はニューヨークのパンク・シーンなどに刺激され、”The Stilettoes”というバンドに参加する。そこにボーカルの一人としていたのがデビー・ハリーDebbie Harry。二人は意気投合し、1974年7月、”The Stilettoes”を離れ、新たなバンドを始める。10月にはバンド名が”Blondie”と落ち着いた。
1975年春、Blondieは「Max's Kansas City」や「CBGB」でレギュラー出演するようになる。
1976年12月、1st アルバム『Blondie』をリリース。
1978年2月、2nd アルバム『Plastic Letters』リリース。全米78位、全英10位。
1978年9月、3rd アルバム『Parallel Lines』リリース。シングル「Heart Of Glass」の大ヒットにより、アルバムも全米6位、全英1位。2000万枚以上を売り上げた。
1980年2月、シングル「Call Me」が大ヒット。
1982年5月、6th アルバム『The Hunter』発売後、解散。
1997年、再結成。
2017年5月、11th アルバム『Pollinator』リリース。全英4位、全米63位。
The Beatles「Happiness is a Warm Gun」
ジョンは無意識に変拍子の曲を作る、そうです。だから違和感がない。
∨9th(英オリジナル)アルバム『The Beatles (White album)』(1968年11月22日発売)
作詞・作曲:Lennon-McCartneyだがJohnの曲
「I Need A Fix」「Mother Superior Jump To Gun」「Happiness Is A Warm Gun」という3つの曲をくっつけたもの
★「I Need A Fix」A, B=4/4→2/4 C=3/8
「Mother Superior Jump To Gun」=(3/8✕5+4/8) ✕4
「Happiness Is A Warm Gun」A=4/4 B=6/8 A’=4/4
The Beatles「Martha My Dear」
この曲が変拍子だなんて思わなかった、という人が多い。それだけ自然なんですね。
∨アルバム『The Beatles (White album)』(1968年11月22日発売)
作詞・作曲:Lennon-McCartneyだがPaulの曲
★イントロ=5/4+4/4✕2+4/4✕4
Aメロ=5/4+4/4✕2+4/4✕4
Bメロ (Hold your head up…)=4/4✕8
Cメロ (take a good look around you)=6/4×2+4/4✕4+2/4
間奏(=イントロ)→B→2/4→A
John Legend「Show Me」
2小節分の8拍を3+3+2と割ることによって、この浮遊感が生まれてきます。
∨第7弾シングル・カット(2007年12月発売)
2nd アルバム『Once Again』(2006年10月24日発売)収録
作詞・作曲:J. Stephens, Rob Bacon, Raphael Saadiq, Estelle Swaray/プロデュース: Raphael Saadiq & Craig Street
レーベル:GOOD
アルバムは全米3位、R&B1位、全英10位。
★全体=3/4+3/4+2/4 の繰り返し
ジョン・レジェンド:
1978年12月28日、米オハイオ州スプリングフィールド生まれ。
大学時代にローリン・ヒルLauryn Hillのアルバムでピアノを弾く。
1999年、大学卒業後、ボストン・コンサルティングに就職。同時にデモを作り、各レコード会社にアプローチ。
2001年、カニエ・ウエストKanye Westと出会い、ウエストのレーベルと契約する。
2004年12月、ウエストらのプロデュースにより1st アルバム『Get Lifted』をリリース。いきなり全米4位のヒット。2006年のグラミー賞で「Best R&B Album」と「Best New Artist」を獲得し、シングル・カットした「Ordinary People」は「Best Male R&B Vocal Performance」を獲得した。
2006年10月、2nd アルバム『Once Again』リリース。シングル「Heaven」は2年連続の「Best Male R&B Vocal Performance」を獲得。
2008年10月、3rd アルバム『Evolver』リリース。
2010年9月、4th アルバム『Wake Up!』リリース。
2013年9月、5th アルバム『Love in the Future』リリース。
2016年、映画「La La Land」に主人公のバンド・メイト、キース役で出演し、エグゼクティブ・プロデューサーも務めた。
2016年12月、6th アルバム『Darkness and Light』リリース。
▶アレッ?って感じ
矢野顕子「丘を越えて」
昭和歌謡のカヴァー。原曲にはもちろん変拍子はございません。
∨1st アルバム『Japanese Girl』(1976年7月25日発売)収録
作詞:島田芳文/作曲:古賀政男/編曲:矢野顕子/プロデュース:小東洋(矢野誠)+矢野顕子
2nd vo:あがた森魚/演奏:矢野顕子、鈴木慶一(締太鼓)、鈴木博文(b)、武川雅寛(香港びわ,flat-mandlin)、駒沢裕城(p-steel)、かしぶち哲郎(締太鼓)
カヴァー:オリジナルは藤山一郎(1931年)
レーベル:日本フォノグラム
★Aメロ4小節目(空は朗らかに)=7/8✕1
これもカヴァーですね。突然5拍子が入ることで時空が歪むような感覚が。
∨2nd アルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァーSOLID STATE SURVIVOR』(1979年9月25日発売)
作詞・作曲:Lennon-McCartney(主にジョン)/プロデュース:細野晴臣
g:鮎川誠
レーベル:アルファ
アルバムはオリコン1位
★イントロの最後=5/4(もしくは4/4+1/4)→サビ →イントロ2=4/4+5/4
→Aメロ=4/4✕7+5/4 →サビ2 →間奏 →A2=4/4✕7+5/4 →サビ3
→アウトロ(=イントロ)=4/4✕7+5/4+4/4+5/4
Led Zeppelin「Black Dog」
全体としては4拍子だと言うのですが、ボーカルのブレイクのところとか……私には解析不能です(笑)。
∨シングル(1971年12月2日発売/英国では発売なし)
4th アルバム『IV』(1971年11月8日発売)収録
作詞・作曲:John Paul Jones, Jimmy Page, Robert Plant/プロデュース:Jimmy Page
レーベル:Atlantic
全米15位、オリコン24位 アルバムは全英1位、全米2位(キャロル・キング『Tapestry』を抜けなかった)、オリコン2位
★ギター・リフは16分音符の9拍フレーズなので、4/4のドラムとはどんどんずれていく

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