「青春アミーゴ」の12年後…亀と山P「逆転レボルシオン」

「青春アミーゴ」の12年後…亀と山P「逆転レボルシオン」

「青春アミーゴ」の12年後…亀と山P
「逆転レボルシオン」

亀梨と山Pのユニットとして、真っ先に思い浮かぶものがある。「修二と彰」だ。今から12年前、ふたりは「野ブタ。をプロデュース」というドラマで共演し、そのドラマのエンディング曲を、役名の「修二と彰」というユニット名で歌っていた。「青春アミーゴ」というその曲はすごく売れて、当時はどの店に行っても有線でかかっていた。

「野ブタ」の役柄のふたりの友情物語のような、それでいて独自の濃い世界観を展開する歌詞と、ノリのいい情熱的なメロディは、私たちの脳裏に強烈に焼き付いていた。
それから12年が経った今、「青春アミーゴ」のアンサーソングである「逆転レボルシオン」が発売。Mステで披露されると、ツイッターではすぐに「修二と彰」がトレンド入りし、盛り上がりをみせた。
青春アミーゴがどんな曲だったか
まず、青春アミーゴがどんな曲だったか、知ってる世代も知らない世代もおさらいをしよう。
物語調の歌詞。主人公のふたりのうち、片方が抗争に巻き込まれている。電話でもうひとりに危機を知らせるが、たどり着いた時にはもう遅かった。というのが、全体を通した筋書き。
故郷を離れてたどり着いた、「地元」と呼ぶその土地で、ふたりは固いきずなを育んでいた。
「SI 俺たちはいつでも 2人で1つだった 地元じゃ負け知らず そうだろ」。“SI”や“ミ・アミーゴ”などラテン系の言葉を使って、スペインのマフィアの抗争をも彷彿とさせる世界観だが、要は地元のヤンキー同士のケンカの話なのだ。
「青春アミーゴ」の2人はどうなった?
それから12年後、「青春アミーゴ」のふたりはどうなったのか…。「逆転レボルシオン」の歌詞をみてみよう。
冒頭は「青春アミーゴ」と同じく、「鳴り響いた携帯」から始まる。昔は危機を知らせた携帯電話も、今ではあきらめの道具として描かれている。この12年間で「裏切りや別れ」を幾度となく経験した主人公。両曲の作詞をしたzopp氏はインタビューで、この「裏切りや別れ」は、亀梨と山P自身のことにもリンクしていると言う。グループの脱退や活動休止のことも、この苦い歌詞には含まれているのだ。
「交差点で俺を呼んだ」のは、なつかしい友人。そう、ふたりは再会したのだ。
昔馴染みの店で思い出話に花を咲かせたふたり。「二人ひとつ」だった青春時代の想いが、今も変わらずそこにあることを確かめた。そんなふたりが次にみつめるのは「未来」だ。過去にはサヨナラ、二人の運命は大丈夫、ぜったいにうまくいく。「逆転レボルシオン」では今までの過去を肯定し、ふたりが夢を追いかけるところで終わっている。ふたりがめざすのはそう、「アミーゴのそのむこう まだ見ぬ世界」だ。

今までも、山P単体の曲では「抱いてセニョリータ」など、「青春アミーゴ」の続編?と思われる曲はいくつかあった。しかしこの「逆転レボルシオン」は、歌詞の類似点、ストーリー、そしてなにより山Pと亀梨のふたりがそろったユニットであることを考えても、「青春アミーゴ」の正統なアンサーソングであると言える。

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