ハードロックの名曲15選 昔から現代
までカヴァーされ続ける楽曲を紹介

Róisín Dubh (Black Rose) A Rock L
egend – Thin Lizzy

シンリジィはアイルランドにて結成されたハードロックバンド。1969年に活動開始、現在も活動を続けています。
アイルランドの伝統的音楽をベースにツインギターで叙情的に曲を盛り上げていくスタイルが特徴的なのがシンリジィです。伝統的音楽をベースに持っているのでカントリーにも通じる牧歌的空気を持ったバンドですが、ツインリードスタイルが奏でるメロディーラインの美しさと重いギターサウンドは、バンドの持つ叙情性に力強さをプラスしており、牧歌的空気以上に迫力と格好良さを前面に押し出します。
シンリジィには代表曲と呼ばれる曲が数多く存在し、例えばボンジョヴィやメタリカなどの著名なアーティストによってもカヴァーされています。そうした代表曲の中でもおすすめしたい曲が”Roisin Dubh (Black Rose): A Rock Legend – シン・リジィ”。曲の長さが約7分という大作で、美しいアイルランドの旋律が全体を覆います。圧巻は曲後半のギターソロにあり、彼らの醍醐味であるツインギターによるハモりが非常に美しいです。
ギターのテクニック的云々というよりも、ただシンプルな泣きのメロディだけで盛り上がりをつくるという点で今日活躍するバンドには無い魅力がそこにはあります。こうしたメロディの美しさは聞けば聞くほど感動を呼び起こし、涙せずにはいられない魅力をもった名曲です。

LOOKING FOR LOVE – MICHAEL SCHENKE
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マイケルシェンカーはドイツ出身のハードロックギタリスト。1972年に活動を開始、UFOやマイケルシェンカーグループのギタリストとして知られています。
マイケルシェンカーは10代の若い頃からバンドに加入してステージをこなしていました。が、自身の音楽性を全投影できたのは、MSGという自身のバンドを組んでからだったのではないでしょうか。1980年、薬物・アルコールの影響で行方が分からなくなっていたマイケルシェンカーが突如リリースしたのが、「神 帰ってきたフライングアロウ」(邦題)という楽曲でした。
ヴァンへイレンのデビューで盛り上がっていた世界中のハードロック界は、この楽曲のリリース共に更に盛り上がり、多くのギター少年を生み出しました。マイケルの使うギブソン、フライングアロウも売れまくり、音楽業界の活性化を促進させたとおもいます。マイケルの奏でるメロディは決して難解なテクニック、音楽理論を駆使しているわけではありませんが、人の心の情緒に何かをもたらします。
オススメのナンバーは沢山ありますが、これぞマイケル、マイケルにしか弾けないギターソロを弾いている楽曲”Looking for Love (2009 Remaster) – マイケル・シェンカー・グループ“を今回はおすすめしたいと思います。フレーズ、ギタートーンの切り替えなど、全てが神がかっています。

Get The Fuck Out – Skid Row

スキッドロウはアメリカにて1986年に結成された5ピースヘヴィメタルバンドです
スキッドロウはファーストアルバムリリース時、ボンジョヴィの二番煎じと言われていました。そんな彼らが出したセカンドアルバムはハードロック・ヘヴィメタル史上ビルボード初登場1位という快挙を成し遂げています。前作よりも攻撃性を増したそのセカンドアルバムに収録されている曲、”Get The Fuck Out”(ここから出て行け)はその言葉が表すように激しく疾走感のある曲となっています。
そしてこの曲にはこんな破天荒なエピソードもあります。1991年、イギリスのウェンブリースタジアムでスキッドロウがガンズアンドローゼズのオープニングアクトとして演奏していた際のセットリストにこの曲は含まれていました。しかし、イギリスのcoucil(協議会)はバンドによる「Fuck」の乱用をして欲しくないがために、彼らにこの曲をセットリストに入れてはいけないと書面で伝えたそうです。しかし、スキッドロウのボーカルであるセバスチャンバックはライブでは終始「Fuck」を乱用、しまいにはこの手紙を観客の前で読み上げ、こう言いはなちました。「俺が見たところじゃ、お前らは高い金払ってロックンロールのショーを見に来てくれたんだよな。俺たちだって誰彼構わず攻撃したいわけじゃないんだ。でも、今はあいつら(協議会)にこうやって言ってやるべきだと思うんだ。「Get The Fuck out」ってな。」そして、バンドは禁止されていたはずの”Get the F**k Out (Explicit Version) – スキッド・ロウ”を演奏するのでした。
見かけだけのロックバンドが蔓延し、衰退を迎えていた時代にここまで本物のアティチュードを持ったバンドは中々なかったでしょう。彼らはハードロック・ヘヴィメタルバンドと認識されていますがその根底には純粋なロックンロールやパンクの匂いを感じさせます。

Stairway to Heaven – Led Zeppelin

レッドツェッペリンは1968年にデビューした1970年代イギリスを代表するロックバンドです。
彼らはブルースを基本としたハードロックという様式美を確立するだけに留まらず、後世にヘヴィメタルと言われる音楽を世界中に知らしめたという功績も非常に大きいです。また、ハードロックバンドでは珍しくアコースティックナンバーも多く、ブリティッシュトラッド、フォークからアラブ音楽、インド音楽、ケルト音楽と多様な音楽性を取り込みロックの限界を押し広げたミュージシャンでもあります。
特にギタリストのジミーペイジはキャリア初期の演奏能力、アコースティックギターの上手さ(アルペジオ奏法)、リフの作成能力、モチーフと調和したメロディアスなソロなどは素晴らしい才能です。さらに個性的で独特なギターを腰より下に構えたスタイルは、ロックにビジュアル的要素を取り入れたパイオニアでもあったと思います。 また、バンドメンバーのジョンボーナムは独自のグルーヴ感、リズム感、パワーを持ち、強いプレイと多彩なフィルインによって、バンドの核としての役割を果たすと同時にロックにおける一つのドラムの在り方を構築した才能が光るドラマーです。
今回おすすめしたい曲は”Stairway to Heaven – Led Zeppelin”。紹介したレッドツェッペリンの特徴を全て兼ね備えた、ハードロック界の名曲です。


When The Levee Breaks – Led Zeppel
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レッドツェッペリンからもう一曲。特徴的なドラムサウンドで幕を開ける摩訶不思議な曲”When the Levee Breaks – Led Zeppelin“を紹介します。
非常に深いエフェクトをかけたハーモニカとボーカル、そして幾重にも重ねられた妖しげなギターの音色が、まるで霧雨に囲まれた森にいるような幻想的な空間を構築しています。
特筆すべきは今から40年以上前に現代にも通ずるループサウンドを構築しているという点です。変調や手数を極力抑えた重心の低いドラムサウンドが常に楽曲の中心にあり、エンディングまで聴く者を飽きさせる事なく鳴り続けます。この実験的かつ先進的な手法は、ビートルズの「Tomorrow Never Knows」と双璧を成す革新的な試みです。
楽曲自身が持つタイムレスな魅力ゆえ、近年でも世界中のアーティストが好んでカバーしており、まさに時代を超えた名曲と言えます。

Pressure and Time – RIVAL SONS

ライヴァルサンズは2008年にアメリカで結成された4人編成のロックバンドです。
ロックが多様な展開をみせた1970年代はアメリカ・イギリスにおいてもロックミュージック全体が成熟期を迎え、そこから派生して様々なロックの各ジャンルが誕生しています。 彼らの音楽は1960~1970年代テイストに新時代のサウンドを融合させた究極のロックサウンドで、アメリカンロックらしいドライで重くエッジの立ったギターの音にヘヴィなリズムが絡み合い、ヴォーカルのジェイブキャナンが圧倒的な存在感で楽曲をリードしていきます。
音楽性とサウンドは往年のレッドツェッペリン、ローリングストーンズ、ザ・フー、ザ・ドアーズを彷彿させます。シンプルでピュアなロックという言葉で語ることのできる 2nd アルバムのタイトル曲にもなっている”Pressure and Time – ライヴァル・サンズ“はブルージーなハードロックサウンドがおすすめです。

Baba O’Riley – The Who

1964年にロンドンで結成された4人編成のロックバンド、ザ・フー。
ギタリストのピート・タウンゼントの創作的意欲が大変高い時期の1971年に発表された5thアルバム「Who’s Next」は、キャッチーでいて先進的な技術も導入されたチャレンジングな試みもされており、音楽性の高さと大衆性をバランス良く両立した作品です。いつもは、ヴォーカリストのロジャー・ダルトリーのややハスキーがかったパワフルな声質と一本調子のがなり唱法(発声がベルカント唱法に近い印象)が気になってしまうのですが、このアルバムに限ってはトータル性という点でほとんど気にならず曲のうねりの中に見事に調和しています。
ピート・タウンゼントのギター奏法、1人ドラムの天才ともいえるキース・ムーンの独創性のあるドラムワーク、 控えめながらも曲を下支えするベーシストのジョン・エントウィッスル 4人のパフォーマンスがしっかりと結ばれた完成度の高いサウンドに仕上がっています。 ハードロックの頂点に立つレッド・ツェッペリンの音楽の美学がその形式性にあるのに対して、ザ・フーの音楽は4人のミュージシャンの力量が渾然一体となった点から生まれてくる圧倒的なパワーに魅力があります。アルバムのどの曲も展開が頻繁なのですが、緊張感を保って楽曲として成立する「風格」のようなものを感じます。楽曲として成熟し、作品として後世に影響を与え続ける大人のブリティッシュロックサウンドがザ・フーによって確立されたように思います。
今回おすすめしたい楽曲はこの「Who’s Next」に収録されているオープニングナンバー”Baba O’Riley – ザ・フー“。1970年代のロックサウンドの頂点に立ったサウンドをぜひ堪能してみてください。

Paradise City – Guns N’ Roses

1985年にアメリカで結成された4人編成のハードロックバンド、ガンズアンドローゼズ。
1stアルバム「Appetite for Destruction」は、普遍的な縦ノリハードロックサウンドに仕上がっていて色褪せない作品です。
アルバム収録曲の1曲目”Welcome to the Jungle”は、その後シングルカットもされた楽曲で、緊迫感のあるイントロに続くシンプルでカッコイイ「リフ」が印象的なハードロックチュ ーンに仕上がっています。転調からソロパート、エンディングへ向かって盛り上がっていく展開の曲構成もなかなか素晴らしいのでおすすめします。
ギタリストのスラッシュのピッキングハーモニクスなどテクニックも詰まった楽曲でもあり、歪みの音作りに関心のある方は是非参考にして頂きたい一曲。また、歌詞の意味よりボーカリストのアクセル・ローズの変幻自在なヴォーカルの存在感を感じてほしいです。
6曲目”Paradise City – ガンズ・アンド・ローゼズ”では、前半パートはメロディアスなロックンロールですが複数回の転調による展開、後半パートは怒涛の疾走でギタリストのスラッシュの独壇場になります。楽曲の演奏時間が7分近くと長いのですが、起伏に富んだ曲展開で一気に聴けるためこちらもおすすめしたいです。

Detroit Rock City – KISS

キッスは1973年にアメリカにて結成された4ピースハードロックバンド。彼らのファンはキッスアーミーと呼ばれるほど熱狂的、もちろん現在でも活動を続けています。
今回おすすめしたい楽曲は、そのタイトルのパロディや同名の映画タイトルなどから、多くの人に知られてると思われるロックの名曲”Detroit Rock City – Kiss”。
ご存知、派手なメイクで有名なハードロックバンド、キッスの代表曲でもあるので、全体的にネタのような扱いを受けてしまっている印象があるのですが、実際に曲自体ものすごく洗礼されており、キッスの歴史でも5本指に入る名曲だと思います。唯一無二のギターとベースのリフレイン、ロックの爆発力を表現したようなドラム、そしてドラムソロからのツインリードのギターがロックのかっこよさを見事に演出しています。歌のバックのベースリフのカッコよさも尋常ではないです。この曲はライブ盤も含めて幾つかのバージョンがあるので、聴き比べてみることもおすすめします。

Walk This Way – Aerosmith

エアロスミスはアメリカにて結成されたハードロックバンド。1970年に活動を開始、現在も活動を続けています。
アメリカのハードロックで最も有名なバンド、エアロスミスは1970年代と1990年代に二度のピークがあるのですが、1970年代から現在まで人気のある貴重なバンドです。
1970年代にもハードロックバンドとして数々の名曲を残してますが、その中でも異色の名曲がこの”Walk This Way – エアロスミス“(お説教)です。1970年代のエアロスミスはハードロックバンドの中でもファンキーなリズムを特徴とする曲が多く、ジェイムス・ブラウンのカバーなども知られています。その彼らのファンキーなハードロックの代表曲でもあるこの曲は、1980年代にはヒップホップの第一人者とも言えるRUN D.M.Cのカバーで再び大ヒットしています。しかも、ゲストで本人であるエアロスミスのボーカル、スティーブン・タイラー、ギターのジョー・ペリーも参加していたので、それ以降の二度目のエアロスミスの大飛躍に大きな影響がありました。
そういった意味でも、この曲はエアロスミスにとって重要な曲ですし、ハードロックとヒップホップをつなげた、もっと言えばヒップホップをポピュラー音楽にした重要な曲が”Walk This Way”です。

Have A Nice Day – Bon Jovi

ボンジョヴィはアメリカにて結成されたハードロックバンド。1983年結成、現在は5ピース体制での活動です。
ハードロックと言えばボンジョヴィを外すわけにはいきません!彼らは1980年代から活動を続けてきており、ハードロックでありながらキャッチーで覚えやすい曲で多くのファンを虜にしてきました。
そんな彼らの楽曲でおすすめしたいのは”Have a Nice Day – ボン・ジョヴィ”。ラブソングではなくボーカル、ジョンボンジョヴィ自らの生き様を歌にしたもので、ボンジョヴィお得意の人生ソングです。「やりたくないことはやらない。俺は自分の人生を生きる!」「世界を相手に言ってやるよ。よい一日をってな!」と歌詞も熱く激しい内容です。人に何と言われようと自分の人生は自分のものだ!という強い意志が伝わってきます。この曲を聴けば絶対に元気になります。落ち込んだときや、テンションを上げたい時には、おすすめの一曲です。

Jump – Van Halen

ヴァンヘイレンは1972年アメリカにて結成されたハードロックバンド。
速弾きギターでハードロック業界に衝撃を与えたヴァンヘイレンバンド、1984年に発表した6枚目のアルバム「1984」から彼らの代名詞とも言える曲”Jump – ヴァン・ヘイレン”を紹介。
なぜおすすめしたいのかというと、当時アメリカヒットチャートで猛威を振るっていたシンセサイザーサウンドをヴァンヘイレンも取り入れて制作した点が素晴らしいからです。ギターが圧倒的な特徴であったヴァンヘイレンが電子キーボードをとって大丈夫なのか?という心配をものともせず、むしろ、シンセハードロックと言えば?という問いに対して、まずこの曲を思い浮かべるほど、印象的なシンセリフと、キャッチーなメロディとデイヴリーロスの特徴的なヴォーカルがロック史でも屈指の名曲に仕上がっています。
世界のCMや日本でもテレビ番組のBGMなどにも起用が多い曲が”JUMP”です。

Ain’t Talkin’ ‘bout Love – Van
Halen

ヴァンヘイレンからもう一曲。「叶わぬ賭け」と訳されるこの曲を紹介します。
エドワード・ヴァン・ヘイレンはハードロック界のギター奏法を一変させた男と言っても過言ではないでしょう。「ライトハンド奏法」の見た目のハデさ、おたまじゃくしを自由に泳がせるフレーズは世界中のギタリストの腰を抜かしました。これは決して大げさな表現ではないでしょう。当時の日本人は、映像や来日ステージを観るまでどのようにギターを操っているか分からなかったことからもその革新さを伺うことができます。まさかピックをもった側の指を使って、フレットを高速で押さえているなんて考えられませんでした。また、私的な話ですがヴァンヘイレンの楽曲の中でも最初に聴いた”You Really Got Me”のギターサウンドがまた太くて圧倒的なもので、歪んでいながらも和音がしっかりと聴こえるのはどのような録音、サウンドセッティングをしているのだろうとも感じたことを覚えています。
”You Really Got Me”が収録されているデビューアルバム「炎の導火線」は全編このサウンドが押し通されています。あの「イラプション」にも腰を抜かしましたが、これがライトハンド奏法だと言わんばかりのフレーズは、コピーなんかしても仕方がない、というかコピーなんて絶対できないと当時ギタリストは皆思ったはずです。
ライトハンド奏法という少し胡散臭いテクニックに対して、ギター奏法が目立つだけではない音楽性もあるバンドだなと聴衆が感じたのが同アルバムに収録されている”Ain’t Talkin’ ‘Bout Love – ヴァン・ヘイレン”ではないでしょうか。
このナンバーでは専売特許ライトハンド奏法を封印、オーソドックスな奏法に徹しています。それでいながら強烈な印象を残す、分厚く立体感のあるリフ、ボーカルにまったく負けない歌心満天のソロ、私は初めてこのナンバーを聴いたとき出てくる音がスピーカーから発せられた後、音譜のかたまりが、そこいら中の床にブロックのようにバラバラッと積み重ねられていくような感覚を覚えました。それだけこのナンバーの重厚感は特筆すべきものがあります。ハードロックを好む方は聴いておかなければならない名曲です。

Photograph – Def Leppard

1980年、シェフィールドで結成された5人編成のロックバンドが今回紹介するデフレパード。
伝統的なブリティッシュ・ハードロックをその音楽的基盤としながらもグラムロック、 バブルガムポップのキャッチーさが備わっていた彼らの音楽は、熱心なメタル層からの支持にとどまることなく幅広い層に訴求するパワーを当初から持ち合わせており、他の同時代的バンドと比較して早い段階からアメリカ市場での好反応を得ていました。
彼らの出世作となる3rdアルバム「Pyromania」は、わかりやすいメロディーの良さとハードロック・ヘヴィメタルのカッコよさに加え、主にハードロック・AOR・ポップス・ヘヴィメタルをハイブリッドしたサウンドにジョー・エリオットのハスキーなヴォーカルやメロディックなギターリフが導入されています。
今回紹介する”Photograph (Live) – デフ・レパード”は、アリーナロックのような派手で華やかな世界観に魅了される作品で、キャッチーなメロディーときらびやかな音楽性が彼らのサウンドを象徴しており、非常におすすめです。また、アルバム全体を通しての構成も良く”Too Late for Love”、”Foolin’”、”Comin’ Under Fire”は比較的メロウでセンスの良さを感じるナンバーに仕上がっています。

Silent Jealousy – X JAPAN

X JAPANは1982年に結成されたハードロックバンド。今回紹介する中では唯一の日本のバンドです。
X JAPANの曲にはハードロックと壮大なバラードがあります。最近はバラードが主体になっていますが、ハードロックを通じてこのバンドを知ったリスナーにとっては過去のロック曲は忘れられないでしょう。
中でも今回紹介する”Silent Jealousy – X“はサイジェラという愛称でも呼ばれ、もう一度この曲のようなハードロックをX JAPANに期待しているファンも多いのではないでしょうか。ガツンとくるイントロから一瞬にして変わる曲調、このタイミングで入るのかと思わせるギター、ボーカルのテンポとズレているのではないかと思わせる程のドラムパフォーマンス。何より金属をこすり合わせたかの様なボーカルの声質に鳥肌が立ちます。
もう一つの特徴は歌詞にあるかと思います。激しい曲調の中で聞こえてくる歌詞は激しい言葉の中に必ずやわらかい言葉がああります。恐らく、それはYOSHIKIの独特の世界感なのでしょう。サイジェラが世に出始めた頃まだ生まれていない世代の若者が日本のみならず世界中で魅了され始めています。まさに日本を代表するハードロックといえるでしょう。

まとめ

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indiesmate

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