【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#5 歌
手・美空ひばりの言葉

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。
仲村 瞳(なかむらひとみ)
編集者・ライター。2003年、『週刊SPA!』(扶桑社)でライターデビュー後、『TOKYO1週間』(講談社)、『Hot-Dog PRESS』(講談社)などの情報誌で雑誌制作に従事する。2009年、『のせすぎ! 中野ブロードウェイ』(辰巳出版)の制作をきっかけに中野ブロードウェイ研究家として活動を開始。ゾンビ漫画『ブロードウェイ・オブ・ザ・デッド 女ンビ~童貞SOS~』(著・すぎむらしんいち/講談社)の単行本巻末記事を担当。2012年から絵馬研究本『えまにあん』(自主制作)を発行し、絵馬研究家としても活動を続ける。2014年にライフワークでもある昭和歌謡研究をテーマとした『
』を発足し会長として活動中。
【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#5 歌手・美空ひばりの言葉

よくやったねって言われたい。さすがは
ひばりだってね。時々、大勢の人たちに
ほめてもらえることはあるけど、自分で
自分を、凄いなあなんて思えたことは、
まだ一度もないのよ

『美空ひばり「涙の河」を越えて』(光文社/小西良太郎)より
※このように自分を語ることが多かったそう。努力を怠らない人物で、「ひばりは、眠っている間も、けいこをしているらしい」、と噂された、とも本書に書かれている。
美空ひばり
昭和12年生まれ、神奈川県横浜市出身。海兵団や軍需工場の慰問などで歌い、6歳で「天才」と呼ばれ始める。昭和24年、「河童ブギウギ」で12歳にしてレコードデビュー。歌手はもとより女優としても活躍。通算レコーディング曲数は1500曲、オリジナル楽曲は517曲を誇る。昭和のスター街道を駆け抜けた、正真正銘の「歌謡界の女王」である。平成1年6月24日、特発性間質性肺炎の症状悪化による呼吸不全の併発により死去。享年52歳。

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