“紅白”を目指すC＆Kの「Y」がつい
に6週連続1位に！横山だいすけのデビ
ュー曲やUVERworldの映画『銀魂』主
題歌が初登場!!＜歌ネット週間ランキ
ング＞

C＆Kの「Y」が引き続き1位を獲得することとなった今週の歌ネットランキング。これで「Y」は6週連続の1位となる。本作がこれほど盤石な人気を誇っている理由のひとつに、SNSでの拡散が挙げられるのではないだろうか。数多くのラジオ出演により「泣ける」とSNS上でじわじわ浸透し、“紅白”へ向けたライヴツアーでは歌力をアピール。さらに12日には『スッキリ!!』（日本テレビ系）に出演して生歌を披露し、「心が震える」「涙がぽろっと出てきた」など大勢の人の心に刻み込まれた。ひとりひとりの発信が数多く積み重なることで大きなうねりとなり、本作の人気を確実なものにしたよう。26日には「Y」を含むニューアルバム『55』もリリースされるとあって、さらなる飛躍に期待したいところだ。

2位には横山だいすけの「さよならだよ、ミスター」が初登場ランクイン。本作は、『おかあさんといっしょ』（NHK Eテレ）にて11代目うたのおにいさんとして活動してきた彼の、ソロデビューシングル。歌ネットにて歌詞を先行公開したところ、1日で30,000アクセスを突破したという破竹の勢いである。作詞・作曲をいきものがかりの水野良樹が手掛ける本作は、＜さよならだよ、ミスター 旅はもうはじまるのさ きみはこれから「しあわせ」という途方もないものをさがす＞と、親から子へのエールが描かれる。＜でこぼこぶつけりゃ あんがい楽しいよ＞や＜きぼうは自分の手で みつけるんだ＞など“生き方”についての温かなメッセージで溢れ、「大好きすぎる」「ほんとに素敵な曲」と多くのリスナーから絶賛。横山の包み込むような歌声とも相まって、心が震える1曲に仕上がっている。また、本作は8月25日に公開する映画『くまのがっこう＆ふうせんいぬティニー』の主題歌。公開に向け、さらにじわじわと人気を獲得していくに違いない。

同じく初登場ランクインを果たしたのが、5位のUVERworld新曲「DECIDED」。現在大ヒット公開中の映画『銀魂』の主題歌であり、＜これは俺の お前の人生じゃねぇ Go ahead＞と高らかな掛け声から始まる。UVERworldの歌詞はいつも、真摯な言葉で迷える人に手を差し伸べてくれるのだが、本作ではよりその意識が強い。世の中にたくさん存在する＜不安＞や＜叶わぬこと＞を見つめて生きていたってしょうがないじゃないか、と彼らは伝える。＜僕らが不安感じるべき事は 自分に何ができるか？じゃなく 自分に何が合うか？じゃなく 本当に心が一番選びたいもの選んでるか？ってことだろう＞。歌詞を読んでハッとする人も多いのではないだろうか。

6位には、はなわ『お義父さん』が圏外から急上昇。蒸発してしまったという義父への想いを、妻への感謝の気持ちとともに綴った本作。『ごごナマ』（NHK総合）に出演し、歌を披露したところ、レギュラー出演者で渦中の人物である船越英一郎が思わず泣いてしまう様子が放送され、さらに話題となったようだ。

文／木村桂子