「マクロス」シリーズ最年少歌姫から
ソロへの飛躍 JUNNAが歌手を目指し
た原体験と初めて欲しいと思ったCD

 昨年放送の「マクロスΔ(デルタ)」で美雲・ギンヌメールの歌唱を担当したJUNNAが、6月21日リリースのミニアルバム「Vai! Ya! Vai!」で待望のソロデビュー。“歌謡ロック”をテーマに、激しくもどこか懐かしい響きのある6曲を伸びやかに歌いあげている。歌手を目指すようになった原体験、8月から始まるワンマンライブツアーへの思いを聞いた。
――かなり早い時期から歌手を目指していたそうですね。直接のきっかけはなんだったのでしょうか。
JUNNA:私の母が音楽を聴くのが大好きで、私も小さい頃から一緒に聴いて、カラオケに行くのが好きでした。そうしたら母が、「近くに歌のスクールができるから行ってみたら」と言ってくれたんです。最初は楽しそうだからという理由で通っていましたが、小学6年のときに発表会で初めてステージに立った時に、人前で歌うのはこんなに楽しいんだと思って。そこから、歌のお仕事につくことを目指すようになりました。
――そのステージでは、どんな曲を歌ったのですか?
JUNNA:今お話したステージは、曲名までは覚えていませんが、初めてひとりで歌ったときは絢香さんの曲を歌いました。
――ちなみに、初めて自分で買ったCDはなんでしょう?
JUNNA:自分で買ってはいませんが、最初に欲しいと思ったCDは Superflyさんの「愛をこめて花束を」(2008年発売)です。パワフルで力強い歌声に魅了されて、もっと聴きたいと母にアルバムを買ってもらい大好きになりました。始めの頃は、Superflyさんのような歌手になりたいとずっと思っていたんです。
――「マクロスΔ」に出演するきっかけとなったオーディションは、アニメのものではなかったそうですね。デビュー前は、どんなアニメを見ていたのでしょうか。
JUNNA:日曜に放送されている「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」です。あと、「名探偵コナン」は今でも好きで見ています。
――ハイターゲット向けの深夜アニメには、あまり触れてこなかったのですね。デビュー後は、作中の音楽ユニット「ワルキューレ」のメンバーとしてアニメソングの最前線で活動することになったわけですが、一連の活動を振り返ってどう思われますか。
JUNNA:この1年は、本当にあっという間でした。昨年の夏にZepp(「マクロスΔ」戦術音楽ユニットワルキューレ 1st LIVE in Zepp「Walkure Attack!」)、そして今年の1月には、もう横アリのステージ(「マクロスΔ」戦術音楽ユニットワルキューレ 2nd LIVE in 横浜アリーナ「ワルキューレがとまらない」)に立っているという状態で、何がなんだか分からずに過ぎてしまった感じです。終わった今となっては、「ああ、終わってしまったんだな」という気持ちが大きくて、どちらの会場でもまた何かやれたらいいなと思っています。
――「ワルキューレ」の活動を通して、最新のアニメソングに触れる機会も多くなったと思います。
JUNNA:これまでは、オープニングやエンディングを誰が歌っているか全然気にしていませんでしたが、最近は「あ、この人が歌っているんだ」と分かるようになってきました。「マクロスΔ」で関わった声優さんが出ていると、声で分かるようにもなってきて楽しく見ています。

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