「THE REFLECTION」巨匠スタン・リー
を動かしたのは、長濵博史監督のアメ
コミ愛

(c)スタン・リー, 長濵博史/THE REFLECTION製作委員会 アメコミ界の巨匠スタン・リーとテレビアニメ「蟲師」の長濵博史監督が原作を務めるテレビアニメ「THE REFLECTION(ザ・リフレクション)」のマスコミ向け第1話試写会が7月5日、東京・NHK放送センターで行われ、長濵監督のほか、エクスオン役の三木眞一郎エレノア・エヴァーツ役の伊瀬茉莉也、エンディング主題歌「Sun Sun Sunrise」を歌い、本人役としても出演するパフォーマンスガールズユニット「9nine」の面々、制作統括の土橋圭介氏が登壇して取材に応じた。
 同作は「スパイダーマン」や「X-MEN」などの原作者として知られるスタン・リーが率いるPOW! ENTERTAINMENTと、日本のアニメ制作会社スタジオディーンによる日米共同制作作品。“リフレクション”という現象により、各地でスーパーパワーを持つ人間が生まれた世界を舞台に、リフレクションが起こった理由や目的など、多くの謎を抱えたまま激動する世界の様相が描かれる。第1話では、リフレクションから3年後、恐るべき力を得た者たちが起こしたテロ事件に対し、ヒーローたちが敢然と立ち上がる姿が描かれる。
 長濵監督は「最初は取っ付きにくいヤツかもしれませんが、少し付き合っていただけると意外な一面が見えてくると思います」と作品を紹介。三木は「第1話アフレコ前に長濵監督からラブレターをいただき、役についてさまざまなことを細かく教えてもらいました」と振り返り、長濵監督が2013年に手がけた「惡の華」にも参加した伊瀬は「どの枠にも捉われない作品を作り出す監督のために尽力したいという想いが常にあります」と意気込みを語った。
 また、長濵監督は「ディテールを突き詰めすぎるのではなく、極力シンプルにして脳で補完できるようにしました。印刷されたカラーのコミックのようになってほしいという思いから、あえてデジタルの処理は一切やっていません」と、画作りへのこだわりも明かした。さらに、長濵監督は「連名の原作におけるスタン・リーとの役割分担は?」という質問に対し、10年以上におよぶ共同作業を振り返りながら「スタンと意見を何度も交換し合えた経験はとても価値のあるものでした」と誇らしげに語り、「アメコミが好きだということを発信し続けていたら、周りの人にスタンと会える機会を用意していただけた。本人に愛を直接伝えたら、『じゃあ、いっしょに作るか?』と言われて企画が動き出しました」と企画始動の経緯を語った。最後は、作中に登場するヒーロー・エクスオンがサプライズゲストとして現れ、登壇者たちとの記念撮影を行った。
 「THE REFLECTION(ザ・リフレクション)」は、NHK総合テレビで7月22日から放送をスタート。

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