Block B 客席をバックに

Block B 客席をバックに

【Block B】一粒で何度でも!? 夏フ
ェス仕様のライブにファン歓喜

Block B(ブロックービー)が7月5日・6日にグランキューブ大阪、7月8日・9日にTOKYO DOME CITY HALLで1年ぶりにワンマンライブを開催した。

Block B 客席をバックに韓国出身の男性7人組アーティスト、Block B(ブロックービー)が7月8日、TOKYO DOME CITY HALLで7月8日・9日、TOKYO DOME CITY HALLで、1年ぶりにワンマンライブ「2017BLOCKBUSTER IN JAPAN~Festival set~」を開催した。
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タイトルの「~Festival set~」通り、同ライブでは初の試みとして、音楽フェス方式を採用。Block Bとしては初となる生バンドのドラム、キーボード、DJを従え、ソロ、ユニット、グループの各ステージと、ステージの合間にスクリーンで次のパフォーマーを告知し、また、Block Bの大ヒット曲をミックスしたDJタイムが設けられるなど、まさに夏フェス仕様で、メンバーは2時間半にわたってフロアを揺らし続けた。
最初のステージを飾るのは、もちろんBlock B。パクキョンが作詞作曲プロデューシングを手がけた最新曲『Yesterday(Japanese Version)』からスタート。ずる賢いのを隠している彼女と、その彼氏の姿をかわいらしく描いたダンス曲で、会場には早くもメンバーとファンの笑顔があふれる。そして、ジコが作詞作曲した切ない男心を描いた名バラードで、韓国でも大ヒットした『Toy (Japanese Version)』、パクキョン作詞作曲の『Walkin' In The Rain(Japanese Version)』と続く。『Walkin' In The Rain(Japanese Version)』では、しっとりとした高音ソロパートを歌うテイルの周りに集まったメンバーが、テイルにちょっかいを出し、Block Bの自由な“悪ガキ”っぷりも垣間見えた。
その後、ポップかつ速いテンポと、可愛らしいダンスで会場が一体となる大ヒット曲『HER (Japanese Version)』、Block Bのライブの定番曲『Tell Them』までアクセル全開のまま駆け抜けた。
パクキョンおめでとう!
8日はパクキョンのバースデー公演!Block Bのアクトに続いて登場したのは、このライブのために結成された新ユニットROOMMATES。韓国で同じ宿舎に暮らすテイル、ジェヒョ、パクキョンの3人で結成されたのだが、なぜかあまり揃わない決めポーズありの挨拶や、緩いトークも魅力のユニットのようだ。
トップバッターのジェヒョは、自身が好きな曲だという『あなたのキスを数えましょう』をカバー。普段笑顔が多くいじられキャラのジェヒョだが、日本の名バラードを見事に歌い上げ、その歌唱力に改めて驚かされるステージとなった。
続くテイルは、一番の武器でもある伸びやかな高音が堪能できる『君はどこに (Japanese Version)』、テイルが大ファンの清水翔太の名曲で『君が好き』をバンドバージョンで披露。ファンとともにラブバラードを歌いあげると、会場は優しい雰囲気に包まれた。
ROOMMATESのラストは、パクキョンが自作曲の爽快なポップナンバー『OgeulOgeul』で登場。GFRIENDのウナをフィーチャリングに迎え韓国の音楽番組でも1位を獲得した『自責の念』では、ミニスカートの制服に三つ編みで女装したジェヒョがパートナーとして登場し、会場を爆笑と歓声の渦に巻き込んだ。
合間のMCでは、8日に誕生日を迎えたパクキョン祝うためメンバー全員がケーキをもって再登場。ファンの皆さんとの記念撮影では、ファンと自分だけで撮影したいので「メンバーはどいて!」とパクキョンが主張する場面も見られたが、最終的にはメンバー全員とファンの皆さんでの撮影になり、思い出に残る良い写真をぱちり。
Block Bの正式なユニット
続いては、本人たち曰く“Block Bの正式なユニット”ビボム、ユグォン、ピオからなるBASTARZが登場。ハードな楽曲と男らしさを全面に押し出した『Make It Rain』、男の色気を感じさせる楽曲でピオが作詞作曲した『チャーリー・チャップリン (Japanese Version)』、同じくピオが作詞作曲した大人の余裕も感じさせる『That's Right』まで、2015年の活動スタート後に発売した2枚のミニアルバムからBASTARZの人気曲を披露した。
「次がBASTARZラストの曲です」と伝えると会場からは、「イヤだ!」というブーイング。その声にユグォンは、「嬉しい! 最高」とキラースマイルを見せた。ラストのBASTARZのデビュー曲『品行Zero(Japanese Version)』で会場の熱気は最高潮に。男らしさ全開のBASTARZ色に染まったあとは、ビボムが1人残り、自身で初めて作詞作曲したという『YOU』をフィーチャリングにピオを迎え披露。穏やかで優しいビボムの雰囲気にマッチした楽曲で、今後の制作者としての活動にも期待させた。
そして、Block Bの日本語担当でもあるユグォンのソロステージへ。初主演映画『Qちゃん』の主題歌でユグォンが作詞作曲したミディアムバラード『痛くない』を披露し、「BASTARZのハードなステージのすぐ後のソロステージだから大変なんですよ……(苦笑)」と不満も漏らしながらも、さらに上達した日本語を駆使し会場を盛り上げる。ユグォンのソロ2曲目は映画『君の名は。』主題歌の『前前前世』。ハードで歌うのが難しいと言われるザ・Jロックの大ヒット曲で甘い声を封印。ヘッドバンギングをしながらシャウトするように歌い上げ、まるでロックフェス出演者のようなパワーあふれるステージをみせてくれた。
カリスマ登場!
ハイライトには、ソロとして昨年、「SUMMER SONIC」にも出演するなどフェス常連のジコが登場。ムードのあるバラード『I am you, you are me』から始まったアクトだが、バラードの優しいメロディーが止むと一転、ジコのラップの技術の高さと、高速ラップが存分に味わえるハードなHIP HOP『亀甲船+Okey Dokey』、そして、大人気楽曲の『言ってよYes Or No』へ。クラブと錯覚させる臨場感があふれるアクト、そしてラップのかけあいによる一体感で会場はさらにヒートアップ。オーディエンスをジコの世界に引きずり込み酔わせる、カリスマ性あふれる圧巻のステージだった。
DJタイムを挟み、本編最後は再びBlock Bのアクトに。『NICE DAY(Japanese Version)+NolinA(Japanese Version)+Very Good(Japanese Version)』と、Block Bのライブでの定番曲のメドレーへ。ジコがユグォンやビボムに頭から水をかけたり、メンバーが客席にペットボトルの水をぶちまけるなど、バンドならではの楽曲アレンジの相乗効果もあり、会場は熱狂の渦に。
アンコールの『MOVIE'S OVER(Japanese Version)』まで、ステージを所狭しと駆け回りながら、観客と一緒に楽しもうとする彼らの姿からは、自由でパワフルで、生きるパワー、まさに“ライブ”を感じさせた。
ソロ、デュオ、ユニット、グループと、一つのグループながらも多彩なステージを披露し、改めてBlock Bの幅の広さを見せてくれた同ライブ。本格的な夏の到来に向け、参加した誰もがパワーチャージできたのでは?

ウレぴあ総研

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