レッド・ツェッペリン時代の秘話を明かしたジミー・ペイジ

レッド・ツェッペリン時代の秘話を明かしたジミー・ペイジ

ジミー・ペイジ記者会見完全版「ツェ
ッペリン時代の有名な山登りのシーン
の秘話明かす」

2007年12月にロンドンO2アリーナで一度だけの再結成ライヴを行ったレッド・ツェッペリン。その映像を収めた『祭典の日(奇跡のライヴ)』が11月21日のリリースを前に、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで10月16日プレミア上映され。ギタリストのジミー・ペイジが緊急来日し記者会見を開催した。


—2007年に久し振りにレッド・ツェッペリンが再結成するに辺りライヴ直前はどんな気分だったか?

「バンドメンバーの全員が“ショックを与えるようなパフォーマンスにするぞ”と意気込んでいた。」

—演奏から商品化まで5年も掛かったことについては?

「商品化されて正直なところホッとしている。メンバー思いが一致して商品化できた。一度しかライヴをしていないし、ウォームアップギグも一切やっていない。だけど良いコンサートができたと思っている。時が経ってやっと自分たちの中でも消化出来てきて、客観的に見て“これはリリースしてもいいな”と思える時期が来たということだね。」

—この再結成ライヴでは、昔のフィーリングを思い出すために昔の機材は使ったか?

「1969年に手に入れたレスポールを今でも使っている。“もし明日ギターを弾け”と言われてもこのギターを弾くだろう。昔の機材をずっと使い続けるミュージシャンは余りいないと思うけど僕はそういうタイプの人間なんだ、古いギターを使い続けているよ。」

—今後、ブルーレイ・オーディオなどで古いカタログで出す予定は?

「ツェッペリンに関しては最高のクォリティーで出したいと常に思っているからブルーレイ・オーディオで是非過去のカタログを出したいと思う。正直なところmp3ではレッド・ツェッペリンのダイナミズムは表現出来ないと思っている。それを出せる最高の状態で出したい。」

—『祭典の日』に関しては全曲収録するのはメンバーとはすんなり同意がとれたか?

「まずO2公演のセットリストがどのように作られたかを説明する必要があると思うんだけど。リハーサル中に“ツェッペリンのキャリアを網羅するようなものにしたい、自分たちの一番いい色を届けること聴覚的に最高の絵を見せたい”というのが頭にあった。実際本番のオーディンスの反応も良かったし、4人ともどの曲も外せないと思っていた。ライヴではもっと色々な曲をセットリストに入れたかった位だ。」
—今回のライヴ作品でツェッペリンを知らないファンに敢えて一曲ラジオでオンエアするとしたら?

「難しい質問だね。このライヴ作品は爆発的な瞬間やテンダー瞬間、色々な場面ハイライトがある。ヒントを言うなら「カシミール」も良かったし「フォー・ユア・ライフ」「ランブル・オン」も良かった。むしろ皆さんに何がいいか逆に意見を聞きたいです。」

—1980年に解散した時に「一人でもメンバーが欠けたらツェッペリンは解散する」と言っていたことを覚えていますが、今回再結成に至ったのは何故か?

「(ドラマーの)ジョン・ボーナムが亡くなり解散し何年も経った。彼の息子ジェイソン(ボーナム)は素晴らしいパフォーマンスをしてくれたし、私達も彼に凄くインスピレーションを貰った。このライヴの後で“別の形でバンドとかやっていくのかもしれない”と全く考えなかったかといえば、嘘になるが結果的には“レッド・ツェッペリンは今でも再結成はしていない”それでいいじゃないかと思う。」

—ツェッペリンとジミーにとって日本のファンはどういう存在か?

「70年代に日本に来日できた時にとても嬉しかった。本で読んだり興味を常に持っていた国からね、それ以降はツェッペリンのリリースがある時は必ず日本に来たいと近年は思っているから、今回も来日しました。」

—76年に撮影した『永遠の詩 (狂熱のライヴ) 』での山登りのシーンにちなんで、山を登り方のコツを教えてください。アドバイスやんな本を読んだらいいのか?

「あの時は山を登るのを楽しみにしていた。場所はスコットランドで、満月が綺麗だったのを覚えている。実は裏話があって、あのシーンはクルーが待ち受けていて3テイク撮り直しているから何度も登らされたんだよ。だから山登りの極意は“山を登るなら一回がいい。山を登るなら映画クルーは連れていくな(笑)”だね」

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OKMusic編集部

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