間違って認識されやすい「省エネ知識
」12問!あなたの理解度は何点?-

「省エネ」はもはや当たり前ですが、実際に意識・行動している人が多い中、正しい知識を持ってできている人は少ないものです。良かれと思ってやっている行動が実は省エネになっていないことも。間違って認識されやすい省エネの知識について「理解度テスト」と共にお伝えします

地球温暖化の影響により、社会的にも「省エネ」という言葉は既に人々の間で深く浸透していますが、どれだけの人が本当に「省エネ」を理解し、正しい行動をしているでしょうか。
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最近は家電製品の進化により、消費者が省エネを意識した行動をとらなくても、無意識のうちに省エネになっているケースは多いものですが、自主的に意識して省エネ行動をしている人はひと昔前に比べ増えています。
省エネは国も推奨していることから、積極的に行いたいことではありますが、環境のため、節約のため、良かれと思ってやっていたことが、実は省エネにはなっておらず、苦労だけしているというケースもあるのです。
今回は「省エネに関する意識調査」で公開されている「省エネ理解度テスト」を元に、間違って認識されやすい省エネ知識についてお伝えします。
省エネ理解度テストで、あなたは何点取れるでしょうか。
省エネ優等生がたったの「2割」という事実一般的な省エネの知識と言えば「白熱電球をLED電球に替える」や「エアコンは頻繁にON、OFFを繰り返さない」というものですが、それ以外にも省エネ対策はたくさん存在し、意識しながら日々の生活の中に取り入れている人は増えています。
そんな中、ガス給湯器などで有名なリンナイが全国の20代~40代の男女987名に対し「熱と暮らし通信 「省エネ」に関する意識調査」を行った結果、省エネを意識して実際に行動している人の割合が約7割にものぼることが分かりました。
しかし、その中で省エネを正しく理解して行動している人の割合はたったの2割であることが分かり、ほとんどの人が間違った知識のもとで行動していることから、正しい省エネ知識の習熟度の低さが伺えます。
そして、省エネを意識して行動している人の約9割が「家計(節約)」を意識していることから、省エネ行動は環境に配慮するというよりも、家計に配慮するという意識が高く、省エネがいかに生活に直結しているかが分かります。
生活に直結しているとあれば、なおさら正しい知識を持って行動する必要があり、その行動をもって家計費の削減に努めたいものです。
すべての電化製品には待機電力がかかるため、プラグを抜いた方が省エネになる?では気になるのが、自分は実際にどれくらいの省エネ知識を持っているのか、ということですね。
早速「省エネに関する意識調査」で公開されている「省エネ理解度テスト」にてチェックしてみましょう。○×で回答してみてください。
さあ、やってみよう!あなたの省エネ理解度は何点?
省エネ理解度テスト
(1)エアコンの風量は弱く設定するほど省エネになる
(2)ご飯は朝一回だけ炊いて残りを保温しておくより、朝晩分けて炊く方が良い
(3)冷蔵庫は大型より小型の方が消費電力が少ないものが多い
(4)まとまった食器を洗う時、手洗いより食器洗い乾燥機で洗った方が省エネになる
(5)パソコンは少しでも使わない時間があれば、こまめにシャットダウンした方が良い
(6)照明器具はこまめに消すより、短い時間ならつけっぱなしの方が節電になる
(7)エアコンのフィルターを定期的に掃除すると省エネになる
(8)家庭で消費する電力は夏の日中が最も多い
(9)一般的なエアコンでは冷房運転より暖房運転の方が消費電力が高い
(10)すべての電化製品には待機電力がかかるため、プラグを抜いたほうが省エネになる
(11)白熱電球をLED電球に換えると電気代は約半分になる
(12)洗濯機はスピードコースにしても必ずしも省エネにならない
「省エネ理解度テスト」リンナイ「省エネに関する意識調査」より
いかがでしょうか?悩み込まずにサクサクと回答できたでしょうか。
回答は下記の通りです。
「省エネ理解度テスト」回答
(1)×
(2)○
(3)×
(4)○
(5)×
(6)×
(7)○
(8)×
(9)○
(10)×
(11)×
(12)○「省エネ理解度テスト」リンナイ「省エネに関する意識調査」より
リンナイによると、「省エネ優等生」は12問中8問正解のようですが、先ほどお伝えした通り、省エネを正しく理解している省エネ優等生は全体の2割しかいないことから、正確な省エネ知識を持っていないとサクサク答えることは難しいようです。
問題の中で(10)の待機電力については、「すべての家電製品」となっているところが要であり、最新の家電は待機電力がかからないものも増えていることから、少し引っ掛け問題のようにも取れます。
また、(11)のLED電球への交換についても、電気代が抑えられるという知識はあるが、それが「約半分」となっているところが要のようです。
約半分ではなく、1/6~1/8程度まで電気代が抑えられるというのが正しい知識であるため、これまた引っ掛け問題のようにも取れますね。
そして、(1)のエアコンの風量については、つけた直後の消費電力は多く、電気代も高くなるのではとの考えから、省エネを考え風量を弱くしている家庭もあるのでしょうが、最初から弱くしていてもそれは省エネには繋がりません。
リンナイでは「自動設定」を推奨しており、自動にしておけば最初は強く、冷えて(温まって)きたら弱くを自動的に行ってくれますから、それが最も省エネだとしています。
最後にもう1つ、勘違いされやすい省エネ知識が(6)の照明器具についてです。
パソコンは起動時に大量の電力がかかることは一般的にも知られていますが、照明についても同じ認識の人がたくさんいます。
照明は点灯時にそれほど電力を消費しませんから、使わない部屋の照明はマメに消した方が省エネになるのです。
まとめこのように、省エネにつながるからと、積極的に意識して行動していたことが、実はそうでもなかったということはあるものです。
特にこれから暑くなる夏場は、頭では分かっていても「エアコンをつけっ放しで朝まで寝る」人が多くなります。
エアコンが切れるたびに起きて、またつけての繰り返しでは、体は十分に休まりませんし、場合によっては命の危険にさらされる場合もありますから、そこは省エネを意識しながらうまく調整していきたいものです。
省エネ対策は、家計に関わることですが、もっと大きなくくりで考えれば地球全体の環境保全にも繋がります。
子ども達が生きる未来の地球が、住みよい地球であるために、1人でも多くの人が正しい知識を持って省エネに取り組むことが必要ですね。
<参考>リンナイ【熱と暮らし通信】「省エネ」に関する意識調査

ウレぴあ総研

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