佐藤広大、女性の心を金庫と例えた『MONEY IN THE BANK』の3分半のストーリー!【インタビュー】

佐藤広大、女性の心を金庫と例えた『MONEY IN THE BANK』の3分半のストーリー!【インタビュー】

佐藤広大、女性の心を金庫と例えた『
MONEY IN THE BANK』の3分半のストー
リー!【インタビュー】

佐藤広大”って検索サイトで検索してみて!

──まず佐藤広大さんのプロフィールについて伺いたいんですけど、検索サイトで「佐藤広大」って検索したらイカツイ雰囲気の佐藤広大さんの画像が出てくるんですよね…(笑)
それめちゃめちゃ古い写真ですね!恥ずかしい!(笑)

──今と雰囲気が違いすぎて、佐藤さんがどんな経歴をお持ち何かっていうところに興味が湧きました(笑)。これまでの音楽に関する経歴を教えてもらってもいいですか?
中学生の頃、幼馴染に「歌手になった方がいいよ!」と言われて。当初は歌手になるつもりは全くなかったんですけど、高校2年生の時に彼が亡くなってしまって。それがきっかけで、彼の分まで生きるって歌手になることなのかなと思い、音楽を始めました。

──音楽を始めてからはどういった活動をされたんですか?
幼馴染に進められていた大学に入学したら、EXILEのSHOKICHIと出会いました。すぐに意気投合して、彼と2人で音楽活動を始め、のちに4人組のボーカルグループ結成し、北海道のクラブシーンで、主にヒップホップのイベントなどで歌っていました。

──なるほど。
それからSHOKICHIと一緒にオーディション受けて彼はJ SOUL BROTHERSになって別々の道に進む事になり、2009年くらいからソロ活動を始めて今に至ります。
実はフェミニンな道産子だった!
──佐藤さんは今も北海道に住まれているんですよね?
北海道でのレギュラー番組を週に4つ持っているので、北海道在住ですが、これから音楽の活動に関しては東京メインでいきたいなって思っています。
──佐藤さんってビジュアルだけ見るとすごくクールなイメージだったんですけど、ブログの背景に思いっきり“道産子”って筆字で書いてあったり、ブログの内容を読んでいても、意外と男臭いところがあるんだなって思いました。
恥ずかしいな(笑)。全然男臭くないですよ(笑)!空き時間があればディズニーランドに1人で行っちゃうくらいフェミニンな部分もあったり(笑)。

──フェミニンですね(笑)!少し気取ったようなクールな感じかと!
それは完全にイメージですね(笑)!本来は動物とか大好きです!

──では今後の自己プロデュース的なところでは本来の姿を出していきたいような?
行きたいですね、ただ、曲の中に関しては虚像の自分も作っていきたいなって思います。

『MONEY IN THE BANK』というタイトルの謎

──今回のシングル『MONEY IN THE BANK』はクールでセクシーな感じになっていますね。今までの佐藤さんの曲の作り方としては、人生の大きなターニングポイントとなった出来事を書かれているイメージでしたが…
そうですね、仰る通りです!ありがとうございます。

──でも今回の曲はまた違った角度で書かれたのかなっていう印象でした。
『MONEY IN THE BANK』は、曲調が元々やりたかったものに近いです。ブラックミュージックやヒップホップが歌を始めた時のルーツで、そういう80年代90年代のブラコンのサウンドを日本語でどう表現しようかな、っていうところで今回の曲ができましたね。

──確かに、日本語なのに音との違和感がなくて簡単に言ってしまえば洋楽を聴いているような感覚で聴けます。
それは嬉しいですね。グルーヴとかノリに関しては日本語で歌うことで音の良さを潰してしまいたくないので。

──こう言ったジャンルの曲を日本語で書くことに関して、一番こだわったところというか意識したところはどういったところですか?
やっぱノリじゃないですかね!ブラックミュージック寄りのノリにどう日本語をはめるかっていうところで、母音とか子音の問題も出てきましたし、特にラップの部分はものすごく子音を強めに歌うっていうのを意識しました。

──歌詞を書く時の言葉選びは、その母音や子音の響きを一番重視したような?
そうですね、そこがメインになってくると思うんですけど、かといってストーリー性を無視することはできないので試行錯誤が多かったですね。本当はこういうノリで行きたいけど日本語のストーリー的に我慢が必要だったところも正直あります。

──難しいですね、すごく計算が必要な。
そうですね、この3分半の中でストーリーを完結しなきゃいけないっていう使命感も自分の中であったので。でも、あまり説明しすぎず情景を思い浮かばせられるような言葉選びって言うのも大事にしました。

──曲を聴いて思い浮かぶイメージが完全に洋画です!
イケてる女性を口説き落としに行く、やんちゃさとかキザさは欲しかったですね!

──歌詞にあるように「黒く塗り固めた」女性は、佐藤さんのタイプなんですか(笑)?
(笑)!魅力ですね(笑)。
でも、「黒で塗り固めた」って色んなパターンがあって。例えば、褐色肌の女性、もしくは黒いドレスを身にまとった女性、黒色のイメージのようにミステリアスな女性、っていうように色々想像できるんですよね。

──なるほど!
でもこれは『MONEY IN THE BANK』だから、黒で塗り固められた金庫でもあるんですよ。黒の金庫からお金を盗み出すっていう比喩表現を冒頭からしているのが、良い入りかなって思っています。女性のセクシーな部分でもあるけど、お金とも捉えられるような。

──なるほど〜!最初はタイトルだけ見てどんな曲かと思いました(笑)
そうですね(笑)。なかなか盗めないものの例えです!一見すごく傲慢な言葉ですけど、女性の心は金庫の中のお金みたいに簡単に盗めないでしょうっていう。

──では佐藤さんは一目惚れされたりするより、女性を追う方が好きなタイプ?
僕追う方が好きですね!でも追い続けるのも疲れるんで、たまに追われないとダメになっちゃいます(笑)。

──追い続けている方ががたくさん歌詞書けそうですけどね!
そうなんですよね!

ブラとかホックとか言っちゃう件
──ではそんな歌詞について詳しく伺いたいのですが、TAKU Tanakaさんという方がクレジットに入っていらっしゃいますが、一緒に歌詞を書かれたんですか?
ほぼ僕が書いて、「ここのグルーヴはこうした方がいいんじゃない?」っていうような手ほどきをTanakaさんにお任せしました。

──ラップの部分も佐藤さんが書かれたんですか?
ラップはRa-Uというラッパーと一緒に考えました。

──「ホック」とか「ブラ」とか言っちゃうんですね!
言っちゃうんですよ(笑)!

──すごく意外だったので「ブラ」とか「ホック」とか言っちゃったのはTanakaさんのせいかと…(笑)
僕のせいです(笑)!!

──イメージ的には外し方わかんないとか両手使わないと難しいって言って欲しかったです(笑)
それはないでしょ〜(笑)!

──清純な佐藤さんを求めているファンの方々とかは大丈夫ですかね!?
僕がR&Bをルーツに持っているのを皆さん知っているので、「こういう曲待ってました!」と言ってくれる方もいて。なので多分ギリ大丈夫だと思います!

──「からからの喉鳴らして開くドア」とかも…
なんかまじまじとラップの歌詞読まれると、恥ずかしいっすね(笑)!

──すいません(笑)。
でもこの歌詞って僕のプライベートとは反していて、実は。理想というか、そういう男性っていいなっていう虚像を音楽だったら作り出せる、そういう自分を描ける、演じられるっていうところが音楽のいいところだと思っています。

──そうなんですか!
普段の僕は全くの奥手でございまして。(笑)

──でも、虚像と言われてしっくりました。この歌詞って女性が書いていてもおかしくないなって思うったので。っていうのも、頭の中の男性像だからこそ、こうなんだろうなと。佐藤さんはご自身に女性っぽい部分があるなって感じることは?
なるほど。歌詞の世界観が女性っぽいってことは今までも言われたことがありますね、中性的なところがもしかしたらあるのかもしれないですね。僕は割と女家系で、女の人の中で生活することが多くて、男性だけの世界にいるより女性だけの世界にいる方が居心地がいいんですよね。だからそうなのかもしれないです。

ピックアップフレーズ

──今回の歌詞で、特にお気に入りのフレーズを教えてください。
やっぱ…ホック外すブラですかねぇ(真顔)。ネタじゃなくて!でも、「黒で塗り固めた 魅惑のそのボディーライン 近づけば近づくほど You blow my mind クラクラ」も結構出だしっていうところもあって、いきなりどう表現するかっていうことをすごく考えました。

──この2行が冒頭以外のところにあったら全然違いましたよね。
そうそう、全然世界観とか曲の入りも変わってたんで、この2行は大きいかなって。あと、「You blow my mind」っていうのはBlackstreetっていうアーティストの楽曲のタイトルなんですけど、その曲のインスパイヤーも入れたいなって勝手に思ってリリックに入れました。洋楽にはよくある単語なんですけど、個人的にはBlackstreetのナンバーのタイトルを意識してます。これは好きな人は気付いてるんじゃないかと思います!

──「You blow my mind」はどういったニュアンスなんですか?
もう、頭おかしくなっちゃうぜ、お前のせいでクレイジーになりそうだっていう感じですね。

次作のイメージ
──気が早いですが、この次にリリースする曲のイメージはあるんですか?
あります!サウンド的にもほぼ仕上がっていますし、これに通ずる感じのサウンドで、もうちょっとゴリゴリな感じかなぁと思ってます。リリックに関してもこれとリンクした女性向けの曲ですかね。

──今作と次作も佐藤さんの音楽のルーツが反映されたサウンドになっていらっしゃるということなので、逆にデビューシングルは佐藤さんとしてはイレギュラーな感じだったのかなと思います。
そうですね、あれはノスタルジーな感じを表現したかったので、今度は自分のサウンドをということで。前作はSHOKICHIのコラボもありましたし、僕のストーリーのルーツで、今作はサウンドのルーツという感じです。

──ではまだしばらくはサウンドのルーツに重点を置いていくような?
はい、まだ寄せようと思っています。もっとパーティーチューンもやりたいです。

最後に…

──最後に、インタビューを見てくださった皆さんに一言お願いします。
今回の楽曲は80年代90年代のブラックミュージックにフォーカスを当てたナンバーです。その中で生まれるリズムやグルーヴに合わせて、自分とは反しているような歌詞を書かせていただきました。
歌詞は、理想やこういう自分にチャレンジしてみたいというものを表現出来る、人生の中の大切な場所でもあるので、この曲以外にも本来の自分ではないものも、もっと表現していきたいと思います。次の作品も、ぜひチェックしてください!

──ご自身の体験から書かれた過去の曲たちも聴いて欲しいですね!
そうですね、その点と点が繋がってまた一つのストーリーが生まれると思うし、どう点と点を繋げて線にするのかはリスナー次第なので、そのくらい歌詞って面白いものだと思います。なので、皆さんの思う佐藤広大を描いて欲しいと思います!

──なるほど。じゃあどんな思いで歌詞を書いたっていうことを共有するより、聴く側が勝手に捉えるほうが佐藤さん的には良いんですね。
はい、貴重なお金や時間を使って僕の楽曲を買って聴いてくれる時点で、曲は僕の物じゃなくてその人の物だと思っています。なので、歌詞書くときも、“リスナーの皆さんが想像できるようなリリック”っていうのをこれからも心がけていきたいなっていうのがこだわりとしてありますね。

──最後にもう1つ、佐藤さんのライブってどんな感じで楽しめるライブになっているのか教えて下さい!
僕のライブはこういうちょっとクールな曲もやらせてもらいますし、みんなで手を叩いたり手を上げたりするような曲も、カバー曲もやったりします。改めて生きていること、生かされていることを再認識できるような内容にしたいというのが1番にあるので、、何かを代弁するメッセンジャーであるべきだと思っています。佐藤広大のライブに行くと生きていることの意味とか大切さを考えさせられるっていう存在でありたいですよね。

──ありがとうございました。
Photo:片山拓

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