水曜日のカンパネラ『シャクシャイン
』で北海道を勉強するべし
違う!水曜日のカンパネラはユニットだ!武道館公演もやったんだからな!武道館の舞台にはボーカルのコムアイだけでなく、作詞作曲のケンモチヒデフミとディレクターのDir.Fも立ったんだからな!
そんな水曜日のカンパネラ、通称水カンの『シャクシャイン』も、タイトルだけ見て「シャクレてる会社員の歌かな?」ぐらいに思われてんだろう。いや、実際にそんな曲もありそうだけどね!これは北海道の歌だ!
まず、何気なく聴き逃しそうな最初の「タンタカタン タンタカタン」というリズム!ここ、単にタンタカタンって口に出してるだけじゃないからね!
歌詞表記は「鍛高譚」だ!しそ焼酎だ!そうか?、そう言えば鍛高譚って北海道か?、って勉強になっただろう!しかもタンタカは、アイヌ語でカレイ科の魚のこと。勉強になるね~。
歌詞表記は「鍛高譚」だ!しそ焼酎だ!そうか?、そう言えば鍛高譚って北海道か?、って勉強になっただろう!しかもタンタカは、アイヌ語でカレイ科の魚のこと。勉強になるね~。
この曲は、聴いたらすぐ分かるように北海道の地名や名産で彩られた曲だ!例えば、ところどころに散りばめられてる「厚岸」なんかも北海道の町の名前だ。「アッケシ!」ってクシャミみたいに発音して、ところどころにこの単語をちりばめて、リズムを際立たせてる!
「NOT がっかり札幌時計台」ってフレーズも見てみろよ!札幌時計台は日本がっかりスポットと言われがちなんだ。だが「NOT」を入れて、そんなにがっかりでもないよ、中は資料館になっているよ、と!この曲はしっかりフォロー入れてくれてんだ!
ここの歌詞にあるように白クマ塩ラーメンも実在するし、実際に売れている。白クマ塩ラーメンは円山動物園で売ってて、さらに旭山動物園でもパッケージ変えて売られてる!インスタントラーメンだ!勉強になるね!
そして、「余裕綽々シャクシャイン」として登場するタイトルの「シャクシャイン」!シャクシャインは人の名前だ!アイヌの英雄で、歌詞にある「新ひだか町」の地方の首長だった。松前藩と戦った「シャクシャインの戦い」で有名だ!ということを私はこの曲で知った。日本の歴史を語る際に忘れてはならないんだ、アイヌ民族は!北海道のちょっと変わった感じの地名もアイヌからきてたりするからね。詳しくは、各自で調べてくれ!
面白い響きの歌詞という点から北海道を学べるすげー曲なんだ、これは!水カンの曲は、これ以外でも『千利休』や『チンギス・ハン』、『坂本龍馬』に『ナポレオン』まで、実際の歴史上の人物のこと歌ってる曲多いからね!あげくの果ては、実在のバンドの『ヒカシュー』を曲のタイトルにしたら、そのバンドから怒られてタイトルが『名無しの権兵衛』に変わったことまであったからね!ヒカシューも知る人ぞ知るすげーバンドだから調べておいてくれ。
まあ、それくらい一見バカみたいに見えて実はよく考えられてる曲を出してんだ、このユニットは!コムアイ可愛いね~、なんかちょっと面白いね~だけじゃないのですよ!「試される」と歌詞にあるとおり、北海道の知識を試されとるわけです。「北海道ってなんかでっかくて寒いところだよね」ぐらいの知識の人も、この曲で北海道を学ぶがいい!