おすすめのオルタナティブロックバン
ド10選 世界で活躍する10組のアーテ
ィストを紹介

Coldplay

コールドプレイは言わずと知れたイギリスのオルタナティブロックバンド。イギリスをはじめ、アメリカ、日本でも人気がある実力派です。
彼らのスタイルは、アルバムを重ねるごとに進化しているといっていいでしょう。フロントマンであるクリス・マーティンが主体となって作り出す音楽は、どこか幻想的で、彼らのスタイルは際立ったものがあります。
そんなコールドプレイのアルバムの中で私がおすすめしたいのは「Mylo Xyloto」です。「Mylo Xyloto」以前のアルバムには、ロック要素の強い楽曲が多く含まれていましたが、「Paradise」をはじめとする「Mylo Xyloto」収録曲はオルタナティブロックバンドとしてのコールドプレイの真骨頂といえるでしょう。CDジャケットに負けず劣らず、収録曲はいずれも色彩を持っているようで、アルバムを通してカラフルなイメージを抱く人も多いのではないでしょうか。

Radiohead

次におすすめするオルタナティブロックバンドはRadiohead。なぜかというと、唯一無二といって良い独自の世界観を表現しているバンドだからです。
1stアルバム「Pablo Honey」ではギターポップ的な音楽でした。しかし、それ以降彼らはアルバムごとにガラリと音楽性を変えていき、作品を進化させ続けてきました。また、そういった急激な音楽性の変化にもかかわらず、デビュー当時からずっと同じメンバーで活動していることも特筆すべき点でしょう。
特に3rdアルバムである「OK Computer」は90年代を代表する一枚と言って良いでしょう。まるで宇宙のような音像を感じることができるこの作品は、まさにこの作品にしかない世界観があります。重く、絶望的な空気のある”Exit Music”が流れてきたかと思えば、浄化されるような美しさを持つ”Let Down”へと繋がっていきます。最後の曲である”The Tourist”を聴き終わった頃には、まるで夢から戻ってきたような余韻を感じることでしょう。

The Smiths

ザ・スミスの魅力はまずボーカルの独特な声でしょうか。低音が効いており、一見陰気な雰囲気を漂わせているのだけれども、そこかセクシーな雰囲気も感じられます。しっかりとメロディは感じられるのに、真っ直ぐな上がり下がりのない、つぶやいているような歌い方に聞こえるところがまた渋いです。またギターの音も個性的で、それがオルタナティブロックらしく個性的な魅力を感じます。
そんなザ・スミスのおすすめしたいアルバムは「Hatful of Hollow」。その中に収録されている曲「How soon is now」が何とも口では表現できないメロディです。他のミュージシャンにはない、曲を聞けば”The Smith”だとすぐわかる独特のサウンドを作り出したこのアーティストはオルタナティブロック界を超えて偉大な存在です。

U2

最近のU2は少し元気がなくなってきている気がしますが、音楽に少しでも興味がある人ならU2を知らない人はいないでしょう。
今回おすすめしたいアルバムはかなり古いのですが「WAR」というアルバム。このアルバムはU2らしさ、オルタナティブロッらしさが一番表現されていると思います。まさにオルタナティブロックというアルバムですが、仲でも「Sunday bloody sunday」のリズムは必聴。最初のイントロのドラムオンから、カッコよすぎてしびれます。
全体的に暗めの曲が多いのですが、ギターのキーが高めなので暗く感じさせない点がまた魅力的。もう一つおすすめしたいのは、やはり大ヒットとなった「The joshua tree」というアルバム。これは音楽好きの人なら嫌いな人はいないというほどの名盤です。

MR.BUNGLE

MR.BUNGLEはミクスチャー系ロックバンド、FAITH NO MOREのボーカリストとして知られるマイク・パットンを中心とした変態ロック・バンド。アメリカの変態ロックバンドの中では最も重要なバンドと言っても過言ではありません。
FAITH NO MOREの様にヒット曲などありませんが、鬼才ジョン・ゾーンがプロデュースしたミクスチャー的サウンドのファースト・アルバム「MR.BUNGLE」、そして映画音楽のような不思議なサウンドでありつつ変態度もアップしたセカンド・アルバム『Disco Volante』、そして、美しいマイク・パットンの歌とその変態音楽が融合したサード・アルバム『California』がありますが、中でもサード・アルバムは最高です。
フランク・ザッパやビーチ・ボーイズのファンには特にオススメです。これだけのアヴァンギャルド・ロックをロック・スター(イケメン)が歌い上げるというのが最高の醍醐味になっています。

Imagine Dragons

今回Imazine Dragonsをオススメする理由は、ラップのような韻を踏んだ歌詞と男性ヴォーカルの高くて力強い声です。特に「I bet my life」はその力強い声にプラスして、”I bet my life”という歌詞が繰り返し使われており、非常に覚えやすい曲となっています。
その中でも私のオススメするアルバムは「Believer」です。特にタイトル曲でもある「Believer」は、サビ部分がとてもキャッチーで印象に残るのが特徴です。また、バックミュージックもオルタナティブに相応しく、ドラムとエレキギター、キーボードの編成になっていますが、ドラムのリズムが独特でまるでボクシングの中継を見ているかのような闘志の燃える曲調がオススメポイントです。

Twenty One Pilots

続いてTwenty One Pilots。オススメする理由は、男性なのか女性なのかわからない中性的なヴォーカルとラップのような歌詞、クールな世界観のバックミュージックです。
特に”Heathen”という曲では、ヴォーカルエフェクトとしてテクノサウンド化されており、中性的なヴォーカルをより感じさせる曲です。さらにバックミュージックがクールな雰囲気を醸し出している点が魅力的です。
特にオススメしたいアルバムは「Ride」。アルバムタイトル曲である”Ride”は、ラップの曲を彷彿とさせるバックミュージックから一転、レゲエ風の曲調に変わるというギャップが魅力的です。また、途中で「アイヤイヤー」といった歌詞が出てくるなど、クールであったりノリノリだったりと、部分部分でギャップを感じることができる一曲です。

[Alexandros]

最近の日本のバンドで初めから海外を意識して楽曲制作をしているのはONE OK ROCKとこの[Alexandros]が代表的ではないでしょうか。
初めて聴いたときは変拍子のきいたリフやドラムのツーバスがかっこよく想った事を覚えています。最近のバンドのトレンドであるハイトーンな男性ボーカル、4つ打ちが効果的に楽曲に取り込まれております。またCMでタイアップされている楽曲がどれも耳に残りやすく、流行りのバンドと言えば[Alexandros]と例を挙げても間違いありません。
オススメのアルバムは「ALDX」。”ワタリドリ”などのリード曲はもちろん、テンポ感の早い楽曲を中心に現代のロックを楽しめる内容となっています。

ストレイテナー

ストレイテナーは、日本屈指のオルタナティブロックバンドではないでしょうか。そして同時にライブバンドでもあります。
ボーカルのホリエアツシがほぼすべての曲の作詞作曲を行っています。さらにはソロの名義での活動も行っており、その膨大な曲たちを作ってきた彼は間違いなく天才でしょう。それを支える個性的なメンバーもファン達や仲の良いバンドメンバーから深く愛されています。
結成当初はボーカルとドラムのみという日本ではなかなか目にかかれない体制をとっていましたが、今は4人体制で熱くグルーヴ感満載のライブを数多くこなしています。しかし、ボーカルのホリエは普段はとても大人しく、ギターは燻製とイラストが大好き、ベースは山登りが大好きでドラムはとにかくオタクというギャップのあるバンドでもあります。そこもまた愛おしいですね。
結成当初から今に至るまで、メンバーが増えてどんどん進化していくストレイテナーは、最初のアルバム「STRAIGHTEN IT UP」から順に辿っていくことを強くおすすめします。このバンドの曲は全部ちゃんと味わわないともったいないです。セルフカバーも多くあるので長く楽しめるバンドであること間違いなしです。

和楽器バンド

最後に少し日本の少し異色なバンドを。この和楽器バンドは海外でも勝負できるアーティストです。最近のバンドは洋楽意識が高く、ワイドなドンシャリ系サウンドで英語詞のラウドロックが多い中、和楽器を全面にバンドサウンドに押し出し、剣舞や詩吟などの日本文化もパフォーマンスに取り入れています。
またボカロ等で和風なアプローチや三味線のサウンドをシンセで再現したりなど、和のアプローチが改めて注目されている中、本家の和楽器のかっこよさがロックサウンドの中で表現されています。和楽器の渋さに対比するかのようなメタル系のギターも非常にマッチしています。
単に和楽器+洋楽器のコラボというだけではなく、メンバー全員が作曲できたり、楽器隊によるインストがあったり、琴と尺八と詩吟での組合せなど、ライブでの演出にもバリエーションも多く、様々な楽しみ方ができるバンド。
オススメのアルバムは”四季彩”。和楽器バンドの魅力を惜しげなく17曲に渡って聴くことができるアルバムです。

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