「人工知能」と「生きる意味」を考察
する 『鈴鹿哲生展 –Singularity-
』が7月より開催

『鈴鹿哲生展 –Singularity-』が7月8日~7月20日にかけて、ロンドンギャラリー白金にて開催される。
鈴鹿哲生は、京都出身のアーティスト。実弟・ 鈴鹿晃示とともにCG作品を制作し数々の賞を受賞。2006年には浮世絵をモーション・グラフィックへと変え、アジアデジタルアート大賞・文部科学大臣賞・福岡県知事賞を受賞した。また近年では、村上隆や杉本博司と並び『尾形光琳展』へ出展するなど活動を続けている。
前回の個展より3年ぶりとなる本展では、「人工知能」と「生きる意味」の関係性を描くことによって、テクノロジーの進化に予期しなかった新たな視点を与えることを目指す。
数か月前家族に一大事が起きました。私の不注意で娘が可愛がって大事にしていたペットの犬を殺してしまったのです。消去してしまったと言ったほうが良いかもしれません。なぜならその犬はビデオゲームの中に住んでいたアバターだったからです。しかしそこには仮想ではないリアルな涙とドラマがありました。私たちはポチを仮想世界に埋葬し、娘は仮想のお墓に墓標を立て花を手向けました。彼女は未だに時々ポチのお墓を訪れています。
我々は人工知能を将来性のある新しいサービスだとか、逆にそれによって仕事や生活が破壊されるのではないかと考えがちです。しかし私はAIが人間の基本的な部分である自己超越にどうかかわってくるのか見てみたいと思っています。
目に見えないものに究極的な価値を与えたり崇拝したりする私たちの能力こそが、人間をグループとして団結させ、サバンナで弱者であった我々を支配的な種に変えた理由です。人間と同等の能力を持つ人工知能が我々の考えるタブーに何をもたらすのか、ということが私の最大の関心です。あるSF作家は冗談で「機械が人間の陰口をたたいている」と言いました。それを聞くべきときが来たのではないでしょうか。
Tetsuo Suzuka
イベント情報
鈴鹿哲生展 –Singularity-
会期:2017年7月8日(土)~20日(木)
開廊時間:11:00~18:00 日月祝休廊
会場 :London Gallery Shirokane 東京都港区白金3-1-15 白金アートコンプレックス4階
展覧会に関するお問い合わせ先 【担当:臼井】
Tel: 03-6459-3308 / Email:londongallery.sac@honey.ocn.ne.jp

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