ジョニー・デップ「誰も一銭も稼ぎま
せんでした」 『パイレーツ~』は低
予算映画!?
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の夏祭りプレミアが20日、東京都内で行われ、出演者のジョニー・デップ、ブレントン・スウェイツ、カヤ・スコデラリオ、日本語吹き替え版で声優を務めた栗山千明と中川大志が登壇した。
本作は、ジョニー主演の世界的大ヒットシリーズの第5弾。孤高の海賊ジャック・スパロウを演じたジョニーは、約1200人のファンの声援を受け「コンニチハ!」と日本語であいさつ。来日は数多いが「日本は、世界中でも一番温かく、優しく、歓迎してくださるので、毎回ありがたく思っております」と感謝の言葉を口にした。
栗山と中川は、先月上海で行われた本作のワールドプレミアでデップと対面済み。栗山は「その時にジョニーさんが『日本に来る』と約束をしてくださったのですが、守ってくださってうれしいです」とニッコリ。
本シリーズの大ファンという中川も「こうして出演者の方と並ばせてもらっていることが夢のよう」と緊張の面持ちで、「今日は御二人(ジョニーとブレントン)の色気を少しでも吸い取って帰れるように頑張りたいと思います」と語った。
この日、上機嫌だったジョニーはジョークも連発した。本作について「これは小さな、独立系のインディーズ映画です。予算もほとんどなく、私たちは“愛だけ”で作りました。誰も一銭も稼ぎませんでした」と神妙に語ったかと思えば、「というのは全部うそっぱちです。ぜひ楽しんで」とアピールした。
見どころを問われた際も「まず映画を見逃さないで。冒頭を見たら真ん中も見てください。僕が出ています。(映画の)真ん中で帰る人はすごくおばかなことになるので、最後まで見ましょう」とマイペースで回答を続けた。
最後は、ジャックに扮(ふん)した大勢の観客を前にして「僕はリタイアするので皆さんに(ジャック役を)任せます」と宣言。「100人ぐらいのジャックで映画を撮ったら面白いかも…?(その時は)僕も出させて」と懇願し、笑いを誘った。
映画は7月1日から全国公開。
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