ヒップホップカルチャーを讃える巨大
複合施設が2018年NYにオープン

 Jay Z、Doug E、Busta RhymesWu-Tang Clan、Das Racist、Fresh、Lil Kimなど、数え切れないほどのアーティストたちを世に送り出してきたニューヨーク・ハーレム。ヒップホップに所縁あるこの地に、2018年2月、巨大複合施設Hip Hop Hall of Fame + Museum to the Worldがオープンする。
 フェーズ1として2018年2月にオープンするのは、ヒップホップの歴史をアーカイブしたミュージアムやショーケースなどを行うためのイベントスペースをはじめギャラリー、カフェ、ギフトストアなど2階までの施設。その後フェーズ2としてホテル、ショッピングモール、テレビスタジオ、スポーツバー、レストラン、コンサートラウンジと、さまざまなエンターテイメント施設が同ビルに設営される予定だ。ちなみに具体的な住所はまだ公表されていない。
 このプロジェクトは、1995年にBETケーブルネットワークで放送されていたヒップホップ専門チャンネルの運営チームHip Hop Hall of Fameが非営利団体として進行。先日ハーレムにある巨大ビルとその開発の権限を競売の末獲得したと発表したと同時に、施設完成までには1億5千万ドル(約165億円)の資金調達が必要だとし、Hip Hop Hall of Fameのホームページで募金を開始した。またHip-Hop Hall of Fameの創設者でありこのプロジェクトの発起人であるJames “JT” Thompsonは昨年2月、New York Postにてミュージアムの建設についてこう語っている。
 “ヒップホップミュージアム建設のアイディアは、Tupac ShakurとNotorious B.I.G.の死によって白紙に戻った。それからはメディアもあまりヒップホップを取り扱わなくなったんだ。だけど20年の時を経て今ようやく、その時が来た。”
■Hip Hop Hall of Fameホームページhttp://hiphophof.tv

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