【アルカラ】『「嗚呼、決戦は金曜日
」 ―ソリッドなのかリキッドなのか
―』2012年6月8日 at 恵比寿LIQUIDR
OOM

撮影:AZUMA Tatsuya/取材:ジャガー

サッカー日本代表が白熱した試合をしていた時、ここ恵比寿ではロック界の奇行師・アルカラによるもうひとつの負けられない戦いが行なわれていた。今宵もツッコミ出したらきりがないほどの小ネタ(!?)を散りばめつつも、肉厚なバンドサウンドでオーディエンスをけしかけ、1曲目の「交差点」からアンコールの「ミックスジュース」まで、会場のボルテージは最高潮の状態が続く。稲村太佑(Gu&Vo)と田原和憲(Gu)のスリリングに掛け合わさるギターに高揚し、下上貴弘(Ba)が響かせる重低音が心地良く全身に流れ込み、疋田武史の迫力あるドラミングがいっそうの興奮状態へと誘導する…どれだけ好き勝手に遊んでも、最終的に自分たちの掻き鳴らす音だけでリスナーの感情をこれだけ引っ掻き回すことのできるのだからさすがとしか言いようがない。

セットリスト

  1. 交差点
  2. ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト
  3. 振り返れば奴が蹴り上がる
  4. 癇癪玉のお宮ちゃん
  5. チクショー
  6. 涙腺
  7. アリスギター
  8. 散らかった部屋とわたし
  9. カキツバタ832
  10. わ、ダメだよ
  11. 阿弥陀ワルツ
  12. キャッチーを科学する
  13. マゾスティック檸檬爆弾
  14. 夢見る少女でいたい。
  15. 半径30cmの中をしらない
  16. やいやいゆいな
  17. メランコリア
  18. パパ泣いちゃった
  19. ミックスジュース
アルカラ プロフィール

アルカラ:2002年に神戸にて結成された自称“ロック界の奇行師”。ギターロックやオルタナティヴロックなどの音楽性を基調としながら、ひと筋縄でいかない自由奔放さで唯一無二の世界を築き上げている。
※ちなみにこの文章はPADOMAの店主・西本氏が昔に書いたアルカラの紹介文をそのまま変わらず使っている。アルカラ オフィシャルHP

OKMusic編集部

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