【Mr.Children】『MR.CHILDREN TOUR
    POPSAURUS 2012』2012年5月10日 at
    大阪・京セラドーム

    撮影:石渡憲一/取材:竹内美保

    何かにうながされるでもなく、自然と笑顔になって口元がほころんでいる。そのほころんだ口元は、鳴り響いてくる歌と知らず知らずのうちにシンクロしていく。そして改めて、彼らの歴史が愛すべき素晴らしい楽曲たちによって築かれてきたことを、心の底からしみじみと感じるーー。Mr.Childrenの全国ドームツアー『MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012』。デビュー20周年の、まさにその日を迎えた5月10日の京セラドーム公演は、祝祭感を打ち出すような特別な何かがあったわけではないけれど、それがゆえに彼らがいつだって別格の存在であることを深く感じられたひと時となった。
     同日にリリースされたベストアルバム2アイテム(『Mr.Children 2001-2005 <micro>』、『Mr.Children 2005-2010 <macro>』)に収められていた大ヒットナンバーの数々に、ハッとするようなシーンで披露された新曲「祈り ~涙の軌道」、そしてファンが大切にしてきた“心のヒットチューン”に気が配られたことも想像できる粋な選曲も織り混ぜて披露された、約3時間半のカラフルなステージ。絶妙な緩急の付け方と各楽曲の最新型のアレンジメントで、桜井和寿(Vo&G)の声のひと色、バンドのプレイの一音が放たれるごとに、4万人のオーディエンスの胸の高鳴りもその都度新しいビートを刻んでいく。“一体感”というよりは、むしろ心と心が呼応し続けているという感じ。
     そう。ドームというスケールで、最高のサウンドシステムとライティングで…しかも、ハートウォームな雰囲気もこんなにも満ちあふれている、至福の空間。歌い奏でられる音楽と、時にやさしく、時に力強くハグをしているような、そしてそこに感じる体温に思わず泣けてしまったーーそんな、一夜だった。

    セットリスト

    1. 現在ツアー中のため、セットリストの公開を控えさせて頂きます。
    Mr.Children プロフィール

    純粋なロック・バンドが、いわゆるアイドルや歌謡曲(Jポップ)のアーティストと同様にチャートを賑わせるようになって久しい。ホコ天バンド人気やヴィジュアル系の台頭などと連動してそういった状況が生まれたと思われるが、Mr.Childrenは着実なライヴ活動で叩き上げられ、トップに昇りつめたバンドである。

    89年に桜井和寿(vo&g)、田原健一(g)、中川敬輔(b)、鈴木英哉(dr)の4人によって結成され、92年に第5のメンバーともいえる小林武史プロデュースによるミニ・アルバム『EVERYTHING』でデビュー。93年頃から徐々に注目を集め、ついにシングル「CROSS ROAD」が120万枚以上のセールスを記録した。以後、日本を代表するロック・バンドとして不動の地位を確立しながら、「innnocent world」(第36回日本レコード大賞受賞)「終わりなき旅」「Sign」(日本レコード大賞・金賞)「GIFT」「HANABI」など数々の大ヒット・シングルを発表。オリコン・シングル・チャートにおいては「innocent world」以降の全シングルが初登場1位を獲得しており現在も記録を更新中である。

    壮大なサウンド・アレンジが光るバンド・アンサンブルと、桜井自身の直情ともとれる歌詞——ポップ感あふれるノリのいいナンバーも、アコースティックが冴えわたるバラード調の曲も、真っ向勝負でかます4人の真摯な姿勢には、ロック・バンドとしての自信と新境地へ向かう勇気を垣間見ることができる。Mr.Children オフィシャルHP(アーティスト)
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    Mr.Children オフィシャルYouTube
    Wikipedia

    OKMusic編集部

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