【まきちゃんぐ】『“可愛いふりして
わりとやるもんだね”ツアー』2010年
5月30日 at duo MUSIC EXCHANGE

撮影:(C)ヤマハミュージックアーティスト/取材:石田博嗣

ツアータイトル通り(?)、オープニングSEにあみんの「待つわ」が流れ、まさにニューミュージックのコンサートが始まるという空気が作られた。そんな中、「9cmのプライド」でライヴはスタート。ドラムとギターをサポートに、まきちゃんぐはキーボードを弾き語りながら、女性ならではの感性と感情で紡いだ楽曲の世界を作り上げていく。そして、その後も艶も憂いも力強さもある歌声で、心の奥に秘めた気持ちを綴った言葉だけではなく、その向こう側にある“叫び”に似た想いも聴く者の胸に響かせるのだった。中盤で中島みゆきの「誕生」をカバーしていたが、そんな彼女の楽曲はニューミュージック的な親近感や哀愁を感じさせ、そこに彼女の魅力があることを改めて実感させる。そういう意味では、彼女の世界に包まれた約2時間だったと言えるだろう。

セットリスト

  1. 9cmのプライド
  2. ポラロイド
  3. ハニー
  4. なまえ
  5. 雨と傘と繋いだ手
  6. 誕生
  7. 鋼の心
  8. キンモクセイ
  9. 砂の城
  10. さなぎ
  11. あの丘へ行こう
  12. 鼓動
  13. 愛の雫
まきちゃんぐ プロフィール

1987年9月19日生まれ、岡山県出身の女性シンガーソングライターまきちゃんぐ。学生時代からバンドを組むなど音楽活動を行なってきたが、05年12月よりソロでの活動を開始。06年11月、『ヤマハティーンズ・ミュージック・フェスティバル』全国大会に中国四国代表で出場。08年1月に<VAP>より1stシングル「ハニー/ちぐさ」でメジャー・デビュー。その後、映画『青い鳥』の主題歌に抜擢された「鋼の心」を含む2枚のシングルを経て、12月に1stアルバム『知と性、毛布とセックス』をリリース。

09年3月に実施した初のワンマン・ライヴ「ウェルカム トゥ ザ マキヂャングル」はチケットが完売するなど成功を収めた。09年6月に発売された4thシングル「愛の雫」は、10年に岡山県で開催される第25回国民文化祭『おかやま2010』イメージ・ソングに起用されるなど、中国地方での認知は大変高い。東京でのライヴ活動も回を追う毎ごとに観客動員数が増え続け、切ないメロディと飾りのない言葉が絶妙な歌たちを類稀な魅力ある声と歌唱力で我々に届けてくれる。まきちゃんぐオフィシャルサイト
公式サイト(アーティスト)
公式サイト(レーベル)

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