【BIGMAMA、serial TV drama、RIDDL
E、Anti Social Student、[Champag
ne]】『UKP 20th ANNIVERSARY PART
Y vol.11 ~RX-NIGHT vol.1~』2009
年12月27日 at 下北沢CLUB QUE

取材:高木智史

 銀杏BOYZやPOLYSICS等が属している、日本のインディーズシーンを代表するレーベル兼マネージメントオフィスのUK.PROJECTが発足20周年を迎えた。そのアニバーサリーイベントで今宵は『RX-NIGHT』。エモやパンク、メロコア、UKロック…さまざまなジャンルのアーティストが一同に会するRX-RECORDSのイベントとあって、スタート前から熱気が半端ない。そこへ火に油を注ぐかのようにオープニングを切ったのはAnti Social Student。とびきりキャッチーなメロディックパンクを聴かせ、会場を温めるどころか、いきなり沸かせる。続くはデビュー前にしてすでに話題騒然のニューカマー[Champagne]。その証拠に1曲目の「For Freedom」でクラップが起き、観客は踊る。中盤ではすっかり一体感を築き、自ら川上洋平(Vo&GU)は“期待の新人[Champagne]です!”と笑いを起こす。その太々しさもカッコ良い。まさに期待の脅威の新人だ。通常のイベントならこの時点で、大成功くらいの盛り上がりをもう一段引き上げたのはserial TV drama。「スペースオペラ」「噛ませ犬」と矢継ぎ早に繰り出し、とてつもないグルーブを生む。新井弘毅(Gu)の狂おしいほどのソロやドラムソロを見せたり、観客もタオルを振り回したり、さすがはロック界のサーカス集団。そのパワーで約30分、怒濤のようにライヴを繰り広げた。折り返し地点となり、レーベル発足第1弾アーティストのRIDDLEが登場。“命懸けてやってんだ!”というTAKAHIRO(Vo&Gu)の咆哮。まさしく身を削るような音と歌は圧巻であり、そこから生まれるスリリングな音は彼らの生き様を見せ付けられたようだった。そして、大トリはBIGMAMA。“明日バンドはどうなってるか分からない。だから、今日は全力でやります”と語った金井政人(Vo&Gu)。そんな決死のプレイを見せる彼らに応えてか、オイコールが始終起こり、もみくちゃになって踊るファン。ともに全力で歌う光景はBIGMAMAを愛しているからこその現象だろう。ひとつのレーベルでさえ多様なアーティストを擁するRX-RECORDS、そしてUK.PROJECT。これからも多くのアーティストを世に送り、音楽シーンを彩っていくのだろう。

セットリスト

  1. 現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。
serial TV drama プロフィール

シリアルティーヴィードラマ:2004年結成。メンバー交代を経て、現メンバーとなる。天才的で変態的なギターフレーズ&テクニックを奏でるツインギター陣、日本人離れしたグルーブを生み出すリズム隊、切なさと力強さが同居したヴォーカルから成る同バンドは、東京を中心に活動し、10年にミニアルバム『マストバイ』でメジャー進出を果たした。オフィシャルHP
【Twitter公式アカウント】
serial TV drama twitter
公式サイト(アーティスト)
公式サイト(アーティスト)

Anti Social Student プロフィール

Anti Social Student
2004年10月八王子にて結成 。
ライブハウス、indiesmusic.comなどでDEMO CDが話題を呼び、
2008年5月にRX-RECORDSより、待望の1st Album「FUTURE」をリリース。
TOUR FINAL 下北沢SHELTERをSOLD OUT、盟友SORRY FOR A FROGとの合同企画『少年暴動GIG09』を高円寺HighにてSOLD OUTさせるなど、関東を中心に勢力的にLIVE活動を行う。
2009年7月にJunji加入後初となる2nd Album「Milky Way」をリリース。
TOUR FINAL を新宿LOFTにて大盛況で終える。
2011年4月に3rd Album「Primary Dream」をリリース
90年代メロディックハードコア(Hi-STANDARD、BRAHMAN、NukeyPikes、LAGWAGON等)を根底にOASISやBEATLES、Nirvana等に多大な影響をうけ、3人のコーラスワークが絶妙に絡み合い嵐のようなサウンドを奏でる3ピースメロディックパンクバンド。
邦楽、洋楽ともにメロディックが好きな人は感涙もの
2011年12月解散
Takumi Kokutani / Guitar.Vo.
Naoya Kitamura / Drums.
Junji Matsushita / Bass.オフィシャルHP

[Champagne] プロフィール

シャンペイン:2001年、川上洋平(Vo/Gt)を中心に大学で結成されたロックバンド。バンド名はオアシスの「シャンペン・スーパーノヴァ」から拝借。また、前後に“[ ]”を付けた理由はバンドのロゴをラベルのようにしたかったため。2007年11月、シングル「温度差」を発表し、本格始動。2009年5月、自主制作でアルバム『Provocation to Noble Artists』を発表。2010年1月、インディーズレーベルから1stアルバム『Where's My Potato?』をリリース。同年7月には、1stシングル「city」を発表。精力的に音源を発表し続ける中、英詞・日本語詞を滑らかに歌い分けるヴォーカルとエモーショナルなロックサウンドがじわじわと評判を呼ぶようになり、ライヴハウスでの集客も加速度的に増していく。2011年2月には2ndアルバム『I Wanna Go To Hawaii.』、2012年4月には3rdアルバム『Schwarzenegger』、2013年6月には4thアルバム『Me No Do Karate.』とコンスタントにアルバムを発表。同年7月にインディーズながらテレビ朝日『ミュージックステーション』への出演を果たし、2014年3月には武道館での単独公演を開催する。オフィシャルHP
[Champagne]Official Twitter
[Champagne]Official Facebook
川上洋平 Official Blog

BIGMAMA プロフィール

ビッグママ:2002年結成。メンバーチェンジを経て07年、現体制となる。数々のフェスに出演し、自身のツアーでは軒並みソールドアウトが続出。全作詞を手掛ける金井のリアルな言葉と、その独特でユーモラスな世界観で多くのファンから絶大な支持を得ている。そして、現メンバーとなって10周年となった17年9月にキャリア初となるベストアルバム『BESTMAMA』を発売し、10月に開催した初の日本武道館公演はソールドアウトに。さらに翌18年3月にはシングル「Strawberry Feels」でメジャーデビューを果たした。BIGMAMA オフィシャルHP

OKMusic編集部

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