【the telephones】『SUPER DISCO H
its2!!! the telephones ONE-MAN S
HOW!!!』2009年12月4日 at ディファ
有明

撮影:河本悠貴/取材:ジャガー

これでもかと言わんばかりに詰め込み、蓋を開けてみれば27曲約3時間というボリューム。しかも、照明や舞台のセットやら、逐一凝った仕掛けとなっていて、この1年を総括するようなお祭り騒ぎだった。

 まず手始めに、スクリーンに定刻を過ぎたにも関わらずくつろぐメンバーの姿が映し出され、あまりのまったり具合に笑いが起こる。そうこうしている間に、スクリーン内での着ていた服とはまったく違うお揃いのスーツで登場。岡本伸明(Synthesizer&Cowbell&Cho)のお馴染みのダンスも冴え渡り、姿を消す…って、え?と思っていたら2階からカウベルを叩きまくって観客を煽っているではないか! その後も神出鬼没にどこかしらで煽りまくり、無事ステージに帰還。よし、これから盛り上がろうという矢先、“バイバ~イ”と手を振る石毛 輝(Vo&Gu& Synthesizer)。本日2回目のえ?の直後、“以上を持ちまして…”と終了アナウンスが流れ、取り残された観客唖然。実は本日2部構成というオチが待っていたのだ。

 束の間の休憩を挟み行なわれた第2部では、フロア頭上の巨大ミラーボールが下り、舞台後方に銀色に光り輝くテープが何本も吊るされたきらびやかなステージに模様替え。そこへいつもの衣装に着替えたメンバーが現れ、先ほど以上に激しさを増した楽曲を披露する。“バカっぽい曲を作った”と石毛が言った新曲「A.B.C. DISCO」はタイトルからしてぶっ飛んでいる通り、かなり弾けたナンバーで、刺激的だった。バンドのキャラクターであったり世界観は、このワンマンを観ないと分からないはず。それほどまでに濃厚で、特別仕様な一夜を堪能できた。

セットリスト

  1. [Part1]1.Yesterday,Today,Tomorrow(My Life is Beautiful)
  2. Monkey Discooooooo
  3. Dance With You
  4. Hopping Shower
  5. Jabberwocky6.Baby,Baby,Baby
  6. D.A.N.C.E. to the telephones!!!
  7. 1.Yesterday,Today,Tomorrow(My Life is Beautiful)
  8. [Part2]1.Urban Disco
  9. DaDaDa
  10. fu~shit!!!
  11. Wooo Hoooo
  12. A.B.C. DISCO(新曲)
  13. 新曲(タイトル未定)
  14. HABANERO
  15. Beautiful Bitch
  16. sick rocks
  17. RIOT!!!
  18. Love&DISCO
  19. High-Ho
  20. panic disorder
  21. electric girl
  22. FREE THROW
  23. Homunculus
  24. clashed mirror ball
  25. Used Skin
  26. Re:Life(新曲)
the telephones プロフィール

05年に埼玉・北浦和で結成。石毛輝(vo&g&syn)、長島涼平(b&cho)、岡本伸明(syn&cow&cho)、松本誠治(dr)からなる4人組ロック・バンド、the telephones。石毛が創造する様々な音楽の情報量を感じさせる楽曲と、エネルギッシュ且つ個性溢れるステージングで、埼玉・東京を中心に活動し、独自のダンサブルなエレクトロ・サウンドでライヴハウスやクラブ・シーンを問わず動員を増やしている。

07年4月にバンドとして初の正式音源となる1stミニ・アルバム『we are the handclaps E.P.』 を、08年1月には1stフル・アルバム『JAPAN』をリリース。同年4月に開催された『ARABAKI ROCK FEST.08』に出演。フェス初登場にも関わらずステージは瞬く間に入場規制、誰もが予想できないほどの盛り上がりを見せた。それを皮切りに、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2008』『SUMMER SONIC 08』『SWEET LOVE SHOWER 2008』に出演。どのフェスも初登場ながら客席を大いに沸かせた。11月には<DAIZAWA RECORDS>よりミニ・アルバム『Love&DISCO E.P.』を発表し、12月にはラフォーレミュージアム原宿で初のワンマン・ライヴを開催。即日ソールドアウトとなり、ライヴ・スペースのみならずラフォーレ原宿全館を地震なみに揺らし、新たな伝説を作った。年末には『COUNTDOWN JAPAN 08/09』を含む3本のイベントに出演。フェスであれライヴハウスであれ、どんな場所でも常に最大級の熱量を発するライヴ・バンドであることを証明した。

そして09年4月、渋谷クラブクアトロにて<EMI MUSIC JAPAN>との電撃契約を発表。同年7月には待望のメジャー1stフル・アルバム『DANCE FLOOR MONSTERS』をリリース。この夏も全国各地のフェスに出演、全国15公演を廻るライヴ・ツアーを敢行、12月にはディファ有明で2部構成となる前代未聞のワンマン・ライヴ『SUPER DISCO Hits 2 !!! the telephones ONE-MAN SHOW!!!』を開催。ここで09年も一区切りかと思いきや、年末には初の埼玉県内ツアーや『COUNTDOWN JAPAN 09/10』に出演。“GALAXY STAGE”にて10年へのカウントダウンを担当。ここまでの快進撃を象徴するかのような圧巻のライヴとなった。
10年3月に、現在iLLとして活躍中のナカコー(ex.スーパーカー)初のプロデュース作品となるテレフォンズ的ニューロマンティック・サウンドの決定盤ミニ・アルバム『A.B.C.D.e.p.』を発表。続いて4月にはテレフォンズ的オルタナティヴ・オーガニック・ロックの決定盤と銘打たれた『Oh My Telephones!!! e.p.』をリリース。本作はテレフォンズ史上初の完全セルフ・プロデュース作品となっている。the telephones オフィシャルHP(レーベル)
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OKMusic編集部

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