【Mr.Children】Mr.Children 横浜アリーナ 2009年4月4日

    撮影:渡部 伸/取材:高木智史

    2月14日のマリンメッセ福岡を皮切りに行なわれているアルバム『SUPERMARKET FANTASY』を引っ提げた全国17ヶ所34公演ツアーの横浜アリーナ2デイズの1日目。ツアーはまだ半分に差し掛かったところで、セットリスト、演出などは公表できないのだが、この2日間での動員数の約2.8万人の1人として、その1秒1秒のMr.Childrenとファンの姿をダイレクトに感じることができた。 と、いうのも僕の席が1階アリーナ席! “割れんばかりの”とはこのことを言うのだというほどの大歓声と大合唱、ハンズクラップの音が上方、四方から押し寄せてくる。その中心にいたMr.Children。桜井和寿(Vo&Gu)は“『SUPERMARKET FANTASY』でファンになってくれた人、デビュー当時から聴いてくださった人、どんな人でも楽しめるあんな曲やこんな曲を今日は用意してます”と語り、その通りのラインナップを披露。もちろん名曲目白押しで、イントロで歓声が起こり、ファンも一緒に歌う。そんな光景にメンバーもファンも笑顔満開で、まったく色褪せない楽曲の今の姿に鳥肌が立ちっぱなしだった。そして、このライヴで最も特筆すべきは結成20年が経った今でも、ライヴバンド・Mr.Childrenとして存在していることだ。渋谷La.mamaからライヴキャリアを積んできた彼らにとって、その言葉は当然かもしれないが、圧倒された量が半端ではなかったのだ。まずはエモーショナル感があふれ出ていたこと。ステージを全力疾走で駆け巡り、感情のまま歌い上げる桜井のヴォーカリゼーション。それはこのライヴ、この瞬間にしか聴くことのできない歌であり、オーディエンスは腕を突き上げたり、まったく微動だにせず聴いたり、楽しむこと、考えること、切なくなること…さまざまなベクトルでひとつになっていた。 また、緩急で言う“急”のところでは何曲もの間MCを挟まず、グイグイとオーディエンスの熱量を上げていく。Mr.Childrenプラス14,000人の大観衆がそれらを作り出すのは、まさにモンスター級の迫力で、それを生んだ構成に翻弄されっ放しだった。それもこれも、この横浜アリーナがミスチル史上最もコンサート回数が多い会場であり、“ホーム感がすごくある”と語った桜井の高ぶるテンションにもよるところかもしれない。MCでは台詞を噛んだり、忘れたりするひと幕もあり、その高ぶりが、なんだかライヴを楽しむファン、そして自分と同じ気持ちにいるようで、温かくて、うれしかった。 全22曲の演奏を終え、思ったこと。決して上目線の言葉でなく、すごくキラキラしていた。至るところで感動があって、最後は“終わっちゃった”と一瞬寂しくなった。でも、それはこのライヴが最高だから思うことで、その時の顔はもちろん笑顔だった。
    Mr.Children プロフィール

    純粋なロック・バンドが、いわゆるアイドルや歌謡曲(Jポップ)のアーティストと同様にチャートを賑わせるようになって久しい。ホコ天バンド人気やヴィジュアル系の台頭などと連動してそういった状況が生まれたと思われるが、Mr.Childrenは着実なライヴ活動で叩き上げられ、トップに昇りつめたバンドである。

    89年に桜井和寿(vo&g)、田原健一(g)、中川敬輔(b)、鈴木英哉(dr)の4人によって結成され、92年に第5のメンバーともいえる小林武史プロデュースによるミニ・アルバム『EVERYTHING』でデビュー。93年頃から徐々に注目を集め、ついにシングル「CROSS ROAD」が120万枚以上のセールスを記録した。以後、日本を代表するロック・バンドとして不動の地位を確立しながら、「innnocent world」(第36回日本レコード大賞受賞)「終わりなき旅」「Sign」(日本レコード大賞・金賞)「GIFT」「HANABI」など数々の大ヒット・シングルを発表。オリコン・シングル・チャートにおいては「innocent world」以降の全シングルが初登場1位を獲得しており現在も記録を更新中である。

    壮大なサウンド・アレンジが光るバンド・アンサンブルと、桜井自身の直情ともとれる歌詞——ポップ感あふれるノリのいいナンバーも、アコースティックが冴えわたるバラード調の曲も、真っ向勝負でかます4人の真摯な姿勢には、ロック・バンドとしての自信と新境地へ向かう勇気を垣間見ることができる。Mr.Children オフィシャルHP(アーティスト)
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    OKMusic編集部

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