【ミックスナッツハウス】ミックスナ
ッツハウス 下北沢CLUB Que 2007年4
月5日

text:黒田奈保子

関西で人気急上昇の中、突如解散した“リトルハヤタ”の林良太が2006年6月にスタートさせたポップロックンロールバンド、ミックスナッツハウスが下北沢CLUB Queでのイベントに参加。一発目の登場ということもあり、ゆるやかな雰囲気の中スタートしたライヴは林の何とも言えぬポップでキッチュな歌い出しが印象的な 「Midnight SOBA」で始まった。昭和後期特有の男性アイドルを彷彿させるカラーボールが広げられたメルヘンチックなステージや、ちょっと笑える甘ったるいMCやパフォーマンスに、最初は緊張感を持って観ていた観客の表情が笑顔に変わっていく。少し高音域のヴォーカル、柔らかさのある安威俊輔のベースが印象的な「桜の集い」、野村大史の軽快でかつ激しさを含んだドラムが体を揺さぶる「Devil’s OK」と続くライヴは、とにかく楽しい!! ポップミュージックに初めて魅せられた時の衝撃を、そのまま形にしたような彼らの楽曲は“楽しい”のひと言なのだ。歌のお兄さんに“みんな遊ぼうよぉ♪”と誘われ、喜んでついて行く子どもの気分とでも言おうか。ミックスナッツハウスの世界に手を繋いで連れて行かれる。4、5曲目には3月に発売したシングル「neon」から「neon」、「大人になったら」を披露。キラキラとしたメロディーと胸キュンで可愛さのある歌詞に心躍らされる。ラストは「鳥獣トゥナイト」。ポップさはそのままに、ロックンロールバンドの真髄であるロックの強さや勢いを絶妙に合わせた最高に楽しい、私の一押しだ。6曲という短い時間の中でも完全に自分たちの世界を見せてくれた彼ら。6月20日に発売される3rdシングル「Flyin’」を一足先に聴かせてもらったが、今まで以上にポップさが際立った最高の作品に仕上がっている。最高にキュートな世界観は、音源でもライヴでもすんなりと溶け込めるはず。ぜひとも観ていただきたいものです。
ミックスナッツハウス プロフィール

OKMusic編集部

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