【SiM】『"EViLS TOUR 2013" FiNAL
2 MAN SHOW』2013年7月21日 at SHIB
UYA-AX

撮影:H.and.A,kohei suzuki/取材:真面日和

 同じ空間の中、SiMはプレイを通し次の高みを目指す声明をし、会場は自分たちが信じ、選んだものが間違いなかったことを改めて実感した一夜であった。
 全都道府県+主要5都市を朋友バンドたちと回ってきたSiM。その52本もの長いツアーが、ここSHIBUYA-AXで締め括られた。
 この日の対バンはONE OK ROCK。代表曲の連発で会場を熱湯化させた彼らのライヴ後、ステージに現れた紗幕の向こうにSiMの4人のシルエットが現れる。1曲目は「Blah Blah Blah」。ヴォーカルMAHの歌う頭のフレーズにフロアが大起爆を起こす。落とされた紗幕の向こうでは、ギターのSHOW-HATEとベースのSINもアクティブに走り回りながらプレイ。会場を再度沸点に導く。続いてドラムのGODRiの叩き出すキックが地響きを起こした「Faster Than The Clock」、彼らの真骨頂であるレゲエパンクが映える「Fall In Love With You」「Evolution is Solution」では、会場も時に激しく2ステップを踏み、モッシュサークルを作り、時に心地よく身体を揺らせたりと急がしい(笑)。
 中盤ではライヴは更に加勢。会場中がジャンプした「JACK.B」、スカダンスの花を満開にさせた「Murderer」、また、「FUCK YOU」の大合唱を生んだ「I Hate U」では、メジャーに移ろうが、そのアティテュードは不変であることを立証してくれた。反面、「Same Sky」での大合唱は、より会場をひとつにし、「Get Up, Get Up」のシンガロングは、この歌が既にアンセム化していることを告げた。また、アンコールの「KiLLiNG ME」では、ONE OK ROCKのTaka(Vo)も飛び入り。ツインヴォーカルで歌われた同曲は、この日最大のクラウドサーフ数を記録した。
 達成感や完遂感も伴い、ステージからはこれまでにない格別な景色が眺められたであろう、この日。最後にMAHが誇らしげに挙げた右腕がとても心強く、今も瞼から離れない。

セットリスト

  1. Blah Blah Blah
  2. Faster Than The Clock
  3. Fall In Love With You
  4. Evolution is Solution
  5. JACK. B
  6. Murderer
  7. Set me free
  8. FiXiT
  9. I Hate U
  10. Amy
  11. Same Sky
  12. Get Up, Get Up
  13. f.a.i.t.h
  14. <ENCORE>
  15. KiLLiNG ME
  16. Blah Blah Blah

OKMusic編集部

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