【GRANRODEO】『GRANRODEO LIVE 201
3「Y・W・F ヤッホー ワンダホー 
FUJIYAMA!!」』2013年7月20日 at 富
士急ハイランド コニファーフォレス

撮影:平野タカシ/取材:石岡未央

 “もれなく楽しませてあげるから、足腰立たなくなるまで楽しんでって下さい”(KISHOW/Vo)。世界遺産認定となった日本代表、富士山を望む晴々シチュエーション、今夏の先陣をきってコニファーフォレストへ立ったのは、4月に横浜アリーナ2デイズを成功させたばかりのGRANRODEO。フェスシーズン真っ盛りのロックキッズには馴染みは薄いかもしれないが、ハードなサウンドを切り裂くヴォーカルは、超有名声優でもある声のスペシャリストKISHOW、そして、緩急自在のテクニックで指技妙技を繰り出すギタリストはe-ZUKAだ。ステージの背後には20台のMarshallスピーカーが構え立つ。スタンバイするのは、メインアイテムの角付きフードタオルを羽織り息巻くロデオボーイ、ロデオガールと呼ばれるファンの姿。それを、アッパーチューンの連続掃射で闘牛士さながらに迎え撃つ。ダブルネックギターの上段ヘッドは特注の放水仕様で、不敵な笑みでまき散らす。KISHOWのリクエストに応えたビキニ姿のロデオガールには、ボーイのテンションも上がるは必至だ。そして、そんなKISHOWのトークはいつだって放送コードとの戦いだ(笑)。唯一クールダウンとなったのは、“やっと座れた〜”(e-ZUKA)とアコースティックスタイルで奏でた「SEA OF STARS」のみ。あとは終始、ハジけまくりの暴れっぷりで、ダブルアンコールに応え、余す事なく体力勝負で駆け抜けた。夏祭りの終焉は、風物詩の花火がよく似合う。大輪の華が、陽の落ちた湖畔の涼風に揺れ、色を添えてくれた。

セットリスト

  1. Y・W・F
  2. 欲望∞
  3. ケンゼンな本能
  4. チキンヒーロー
  5. CANNON★BALL
  6. ブランニューDAY
  7. サマーGT09
  8. 恋のHEAT WAVE
  9. Urban Sweet
  10. 愛すべきSTUPID
  11. RIMFIRE
  12. SEA OF STARS
  13. 偏愛の輪舞曲
  14. メズマライズ
  15. アウトサイダー
  16. modern strange cowboy
  17. Go For It!
  18. <ENCORE>
  19. NOT for SALE
  20. Can Do
  21. <ENCORE2>
  22. Beautiful world
GRANRODEO プロフィール

グランロデオ:“KISHOW”こと声優でヴォーカリストとしても注目されている谷山紀章と、メロディアスな曲からハードなギターサウンド曲までアニメーション音楽に幅広く楽曲を提供し、ギタリストとして活躍中の“e-ZUKA”こと飯塚昌明のふたり組ユニット。2005年11月のデビュー以来、HR/HM調の楽曲を中心としつつ、ポップスやフォークなど多彩なジャンルを取り入れた楽曲を発表し続けている。GRANRODEO オフィシャルHP

OKMusic編集部

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