【GRANRODEO】『GRANRODEO LIVE 201
4 G9 ROCK☆SHOW』2014年1月5日 at
さいたまスーパーアリーナ

撮影:平野タカシ/取材:榑林史章

 “キキー”というブレーキ音を響かせながら壁をぶち破ってステージに突っ込んできた車。“今着いたよ〜”とばかりにふたりが登場すると、1万6000人の大歓声に包まれた。2段重ねのマーシャルアンプがずらりと並ぶステージで、ギターを歯で弾いたり背中で弾いたりと、多彩なテクニックでファンを沸かせたe-ZUKA。昨年末からノドの調子を崩していたというヴォーカルのKISHOWは、体調を万全に戻してこの日は絶好調。迫力ある全身全霊のシャウトを響かせた他、MCでは得意の下ネタを連発してファンを沸かせた。

 この日は、オープニングで早くも人気曲「The Other self」を繰り出したほか、「偏愛の輪舞曲」や「Can Do」など人気ナンバーを交えながら、多彩なナンバーを演奏。『G○ ROCK☆SHOW』と名の付くライヴでのみ演奏される「We wanna R&R SHOW」や、新曲「変幻自在のマジカルスター」を早くも披露して、ファンを喜ばせた。また「ウィッチハンター」「Beat it, Love!」では、ダンサーによるスリラー風ダンスやフラッグを使ったパフォーマンスを見せた他、中盤では「21st CENTURY LOVERS」をアコースティックで演奏する趣向も。普段のツアーとはひと味違った演出で、ふたりは新年一発目のステージをファンとともに楽しんだ。

 往年の来日スターを思わせるエンターテインメント性あふれる演出で、魅せて聴かせた3時間。そこには、ロックに対するリスペクトと、ファンを楽しませたいという想いがあふれていた。“何でもやればできる! 2014年もその精神でやってやるぜ!”とKISHOW。もっともっと大きなステージを観てみたいと思わせる、ドキドキとワクワクが詰まったライヴだった。

セットリスト

  1. 現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。
GRANRODEO プロフィール

グランロデオ:“KISHOW”こと声優でヴォーカリストとしても注目されている谷山紀章と、メロディアスな曲からハードなギターサウンド曲までアニメーション音楽に幅広く楽曲を提供し、ギタリストとして活躍中の“e-ZUKA”こと飯塚昌明のふたり組ユニット。2005年11月のデビュー以来、HR/HM調の楽曲を中心としつつ、ポップスやフォークなど多彩なジャンルを取り入れた楽曲を発表し続けている。GRANRODEO オフィシャルHP

OKMusic編集部

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