Tsubasa Shimada(PrizmaX) presents
『Wet Crate』
- 第9回 Marvin Gaye -

PrizmaXのパフォーマーでありながらDJとしても活躍する島田翼が、長年集め続けた珠玉のレコードコレクションの中からお気に入りを紹介する、偏ったエゴ満載の連載企画。この機会にぜひ、ループミュージックの世界観に浸ってみてはいかがでしょうか?
こんにちは。島田翼です。
最近は暑いのか寒いのか分からず薄着をしてしまい、毎晩後悔します。よろしくお願いします。
3月ですね。年が明けてからもう2ヶ月経ったと思うと信じられません。今年中にやりたいこと、いっぱいあるのです。もっといろんな音楽と関わっていきたいなと思うのです。いつか音楽のレビューとか、インタビューとか、生意気にもそういうことにも挑戦したいなと思っています。
さて、今月は変化球。Marvin Gayeです。このアルバム、すごいんですよ。事情により低予算で作ったアルバムが、電子楽器の力を借りた新しい音楽として世に送り出してしまったのです。名盤中の名盤。同じのもう一枚欲しい。
そのなかでもやっぱり、名曲「Sexual Healing」が好きですね。官能的な詩と歌声の下に、無機質なドラムラインが敷いてある感じ。これが既存の音楽の“ねじれの位置”だったんですね。
この曲がきっかけでこのドラムマシン『Roland TR-808』(通称やおや)は名機として今でも語り継がれているのです。難しいこと言いましたね。とりあえずマジでこのアルバム聴いてください!!!!
あ、“ねじれの位置”で思い出したんですけど、僕が最近感じた“ねじれ”はミャンマーです。民主化の渦中にあって、テクノロジーもどんどん進出している。その環境のなかでも、守り続けている現地の人々の生活があって…という時代のキャップを感じました。そんなミャンマーで撮った写真をお届けします。
Tsubasa Shimada プロフィール

シマダツバサ:幼少の頃よりダンサーとしてのキャリアを積み、高校生の時にニューヨークへ単身短期留学に発つ。縦横無尽にさまざまな音楽体験を経た中で、現在はダンスミュージックに着地し、ミニマルな繰り返しの中で独自のグルーヴを紡ぎ出すDJプレイで空間を彩る。ハウスミュージックの疾走感と共に、芸能界屈指のDJ/レコード・ディガーを目指し音の旅を続ける。

OKMusic編集部

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