【シシド・カフカ】『シシド・カフカ
K⁵(Kの累乗)ワンマンライブ「ミ
ディアム・レア」』2015年9月5日 at
Zepp Tokyo

撮影:梶田 明弘/取材:田山雄士

 豪華アーティストたちとのセッションを果たしたミニアルバム『K⁵(Kの累乗)』に伴うワンマンで、自身初のZepp Tokyo公演。ステージにはそのジャケ写同様、たくさんのシンバルがオブジェとして飾られている。まずは、シシド・カフカのドラムソロと渡辺俊美が手がけた「くだらない世の中で」でロッキンな先制パンチが決まる。生本直毅(Gu)、安達貴史(Ba)、奥野真哉(Key)、カメダ タク(Key)による鉄壁サポートの中、カフカは歌とドラムを全力でこなし、フォトジェニックなプレイでも魅了。演奏が終われば気のいいMCで楽しませ、次の曲のスイッチまでほぼ自分で入れるのだからすごい。プリッツのCMでお馴染み「Hunger×Anger」では、“聞こえない”“もっともっと!”と合いの手を煽る場面も。

 中盤はYO-KING作の「あの夏、君が見てたモノ」、「100年ビール」をふくよかに聴かせ、ライヴに起伏を付けていく。「Trans fatty acid」はゲストのKenKenが原曲にはないラップ調のリリックを乗せて披露。超絶ソロなどで観客を大いに沸かせると、カフカの笑顔も弾ける。その後に登場した斉藤和義には“裸足ですね。親指絆創膏付いてる”“ペダル踏みやすいように? 足の裏も真っ黒けじゃないですか”なんて和やかにいじられるも、憂いの香る「Don't be love」でしっかりと新味をアピールした。

 CDデビュー曲「愛する覚悟」で本編を締め、アンコールでは再登場した斉藤と「歩いて帰ろう」。ラストは甲本ヒロト作「バネのうた」が高らかに響き、《5 4 3 2 1 ビヨーン》の魔法で会場を見事に一体化させてみせた。

セットリスト

  1. KAVKA Dr.solo~inst theme
  2. くだらない世の中で
  3. Miss.ミスミー
  4. デイドリームライダー
  5. Hunger×Anger
  6. ラヴコリーダ
  7. あの夏、君が見てたモノ
  8. 100年ビール
  9. 月の輝きかた
  10. Trans fatty acid feat.KenKen
  11. 無敵のロックスター(w/KenKen)
  12. Don't be love(pf. short ver)
  13. Don't be love(w/斉藤和義)
  14. 傷口(w/斉藤和義)
  15. サバイバル
  16. キケンなふたり
  17. 負けないゲーム
  18. 愛する覚悟
  19. <ENCORE>
  20. 歩いて帰ろう(w/斉藤和義)
  21. バネのうた
シシド・カフカ プロフィール

シシド・カフカ:メキシコ出身。ドラムヴォーカルのスタイルで2012年「愛する覚悟」でCDデビュー。13年9月に1stアルバム「カフカナイズ」発売。フジテレビ『新・堂本兄弟』『ファーストクラス』への出演や、『PRETZ』『SONY WALKMAN®』『Levis®』などのテレビCMでも話題に。15年6月にはセッションミニアルバム『K⁵(Kの累乗)』をリリース。各フェスへの出演の他、女優、モデルなど、多方面で活躍中!シシド・カフカ オフィシャルHP

OKMusic編集部

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