【SiM】『“THE TOUR 2015”FiNAL-O
NEMAN SHOW at BUDOKAN-』2015年11月
4日 at 日本武道館

撮影:半田安政(Showcase)/取材:桂泉晴名

 アリーナの中央にステージが設置され、オーディエンスが周りを囲む。メンバーがひとりひとり、花道を通って中央に設置されたステージに登場。“武道館、かかってこい!”とMAH(Vo)が火を付け、エモーショナルな「KiLLiNG ME」で冒頭から会場のテンションをガツンと上げてくる。“俺らがどんな場所に行っても、どんなステージに立っても、SiMがSiMであることは、俺らが俺らであり続ける限り、変わらないって俺は信じているし、みんなにもそれを見せたいなと思ってとっておきました”。夏フェスではあえてやらなかったシングル曲「EXiSTENCE」を紹介すると、喜びの歓声が起こった。ステージの周囲に炎が上がり、熱狂するオーディエンス。その様子にMAHは“やっぱ、とっておいて良かったです”と笑顔を見せる。また、日本武道館で初めてロックのライヴを行なったザ・ビートルズに対する敬意の思いも語る。ポール・マッカートニーのエピソードをもとにし、2階席の観客から2組を選出し、アリーナ席へ招待する粋な企画も実施。さらに、アコースティックセットで切ない楽曲「Same Sky」と、ザ・ビートルズのカバー「Come Together」を披露。それまで激しく暴れ回っていた会場の空気を一変させ、演奏にぐっと神経を集中させる。そして、“もっともっと上に行こうと思っています”と力強く告げる彼らの言葉に、あふれる涙をぬぐう人の姿も。ラストは「f.a.i.t.h」。“武道館に爪痕残して帰るぜ! これやったバンドはいないと思うよ”という言葉通り、アリーナの至るところでウォール・オブ・デスが発生! オーディエンスと思いをぶつけ合い、SiMにとって最初で最後の日本武道館公演は幕を閉じた。

セットリスト

  1. KiLLiNG ME
  2. WHO’S NEXT
  3. CROWS
  4. PSYCHO
  5. ANTHEM
  6. GUNSHOTS
  7. Amy
  8. EXiSTENCE
  9. Murderer
  10. Set me free
  11. Same Sky ~Acoustic ver.~
  12. Come Together ~Acoustic ver.~
  13. Drum Solo 
  14. Blah Blah Blah
  15. JACK.B
  16. <ENCORE>
  17. Rum
  18. Get Up, Get Up
  19. f.a.i.t.h

OKMusic編集部

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