取材:ジャガー

バンドらしく、自分たちのカラーになっ
てきた

平均年齢20歳という、まだ表情にあどけなさの残るSUPER BEAVER。ライヴを観るたびにステップアップしていく、その吸収の良さに驚かされる。1stミニアルバム『日常』から約1年振りのリリースとなる本作は、そんな彼らの成長を感じずにはいられない。

「“今までとは違う自分たち”を出したかった。とにかくチャレンジする感じで曲を作っていきましたね。大きな外枠としては、バリエーションを豊かにしたいっていうのと、通してガーって聴けるライヴ感…勢いのある作品にしたいっていうのがありました」(柳沢)

確かに、ソリッドでかつエモーショナルな「道標」で始まる全7曲に、今まで抱いていた彼らへの印象が覆えされた。特に、スカ要素を取り入れた軽快なナンバー「天気予報」に驚かされた。

「個人的に、メロコアとかスカパンクっていうのを中学・高校で聴いてたので、まったく馴染みがなかったわけではなかったんです。けど、“これがSUPER BEAVERなんだ”って勝手な決めつけが自分の中にあって…今回はそういうのを取っ払えたので、わりと抵抗なくスカ要素を入れてみました」(柳沢)
「最初の時点で、いろんなアプローチから攻めてみようっていうのがあったので、楽しくみんなで意見を出し合いながら詰めていけたんじゃないかな」(渋谷)

バンドアンサンブルに関しても緻密に練られ、さらに奥行きが出て際立ったように思う。

「アルバムのために曲を作っていったので、結構最近できた曲が多くて。そうすると、やっぱりアレンジとか、自分たち勉強してきたんだなっていう印象はありましたね」(藤原)
「苦労はしてないですけど、アイデアを形にするための努力はしました」(上杉)

今の彼らは自信に満ちている。そこには何かきっかけがあったのだろうか。

「柳沢はデモをメロディーとギターで簡単にコードをのっけただけっていう状態で持ってくるんです。ある程度は雰囲気もあって」(上杉)
「それを上杉と合わせていくんですけど、雰囲気を時たまぶっ壊しました(笑)」(藤原)
「柳沢のデモの雰囲気を忠実に再現するだけじゃなくて、ぶっ壊す時はぶっ壊す。ヴォーカルもそういう演奏の上にできていったものだから、今回はすごいバンドらしい。善くも悪くも柳沢カラーが強かったのが、徐々にSUPER BEAVERのカラーになってきているかなって。彼が作ってきたものに対して、さらに手を加えていくことができるようになったっていうのが強みになりましたね」(上杉)
SUPER BEAVER プロフィール

スーパービーバー:2005年に結成。07年に初の全国流通となる1stミニアルバム『日常』を発表後、積極的なライヴ活動を展開し、09年にシングル「深呼吸」でメジャーデビュー。その後、メジャーを離れ自主レーベル発足や、現在のレーベルでインディーズバンドとして活動。18年4月30日に開催した初の日本武道館単独公演はソールドアウトと大成功を収め、6月27日にフルアルバム『歓声前夜』をリリース。カンテレ・フジテレビ系ドラマ『僕らは奇跡でできている』高橋一生主演の連続ドラマ主題歌に書き下ろした新曲「予感」を11月21日にリリースする。SUPER BEAVER オフィシャルHP

OKMusic編集部

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