ロック・ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で舞台初挑戦の後藤まりこ Listen Japan

ロック・ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で舞台初挑戦の後藤まりこ Listen Japan

後藤まりこ×森山未来による話題のミ
ュージカル『ヘドウィグ・アンド・ア
ングリーインチ』開幕

後藤まりこが舞台に初挑戦するロック・ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』が2012年8月29日より東京・Shibuya O-eastで開幕。初日公演本番前にゲネプロが行われ、同作で主演を務める森山未来とともに本公演のプロローグ部分を披露した。

ロックバンド・ミドリ解散後、ソロ名義で再び音楽活動を再開した後藤まりこが舞台に初挑戦することで話題となっている『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』はブロードウェイをはじめ世界各国で公演され、熱狂的な支持を受けているロック・ミュージカル。

日本における新ヘドウィグ像に挑戦したという今回の日本公演では、映画『モテキ』の監督としても知られる大根仁による演出のもと、主人公・ヘドウィグ役に『モテキ』でも主演を務めた森山未来が出演。大根と森山の再コンビが話題となっている本作において、後藤まりこはヘドウィグのパートナーで、物語の重要な役割を果たすイツァーク役として起用された。

愛と自由を手に入れるため性転換手術を受けたものの、手術の失敗によって股間に「アングリーインチ(怒りの1インチ)」が残ってしまった、男でも女でもあると同時にそのどちらでもないロックシンガー、ヘドウィグを軸にライブ間溢れる演出で展開される本作だが、今回の日本公演ではオリジナル版から時代やロケーションを一新、2011年3月11日の震災から数十年がたった近未来の日本が舞台だという。
公開されたプロローグ部分では巨大なスラム街を模したステージ上にギター、ベース、キーボード、ドラムとロックライブと変わらないバンドセットが配置され、実際のロックミュージシャンがバンドメンバーとして生演奏。暗転とともにギターの轟音が鳴り響きプロローグがスタートすると、ミドリ時代やソロ名義でのライブ時とは打って変わった近未来をイメージした衣装に身を包み拡声器片手に客席から登場した後藤まりこは、ステージを駆けめぐりながら豊かな表情やしぐさでイツァーク役を熱演、ミュージシャンならではの表現力ある演技で新たな才能を発揮していた。そして、派手なメイクとグラマラスな衣装に身を包んだ森山未来もステージに登場。「わかる?私はゆるい天国とゆるい地獄の間に立ちはだかった日本の新しい壁」「さあ、倒せるもんなら倒してみな!」と挑発的なセリフと中性的かつダイナミックな演技で妖艶なロックスターを見事に演じた。

また、今回のゲネプロではスガシカオが訳詞に初挑戦したという劇中歌の中から“Tear Me down”“Origin of Love”の2曲を披露。現代の日本に警鐘を鳴らすような歌詞に生まれ変わった楽曲が可愛らしくも喜怒哀楽を内包した後藤まりこの歌声と、ロックシンガーにも劣らない森山未来の歌唱力により本作のロックの世界感をさらに引き立たせていた。

なお、本日8月29日より開幕した『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は東京公演がShibuya O-eastで8/29-9/10(16回公演)、大阪公演はZepp Nambaで9/14-17(5回公演)、名古屋公演はZepp 名古屋で9/22-23(3回公演)、福岡公演はZepp福岡で9/25-26(2回公演)の期間上演され、9/28-30(4回公演)に東京・Zepp DiverCity Tokyoでツアーファイナルを迎える。


【公演概要】
公演名:ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
東京公演 Shibuya O-east 8/29-9/10(16回公演) ※大阪、名古屋、福岡、東京追加公演あり
問:サンライズプロモーション東京 TE:0570-00-3337 www.hedwig2012.jp
地方公演:大阪Zepp Namba 9/14-17(5回公演) 名古屋 Zepp名古屋 9/22-23(3回公演) 福岡Zepp福岡 9/25-26(2回公演)
ツアーファイナル:東京Zepp DiverCity Tokyo 9/28-30(4回公演)
チケット発売:サンライズオンライン / チケットぴあ / イープラス / ローソンチケット / CNプレイガイドにて
ロック・ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で舞台初挑戦の後藤まりこ Listen Japan
『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』で主人公・ヘドウィグ役を演じる森山未来 Listen Japan
ロックライブさながらの舞台が展開される『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』 Listen Japan
ロックシンガーにも劣らないパフォーマンスを見せた森山未来 Listen Japan
股間に「アングリーインチ(怒りの1インチ)」が残ってしまったというヘドウィグ役を熱演する森山未来 Listen Japan

アーティスト

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

新着