【ヒステリックパニック】『レコ発ワ
ンマンツアー“ONEMANMAN”』 2016年
5月8日 at TSUTAYA O-WEST

撮影:Yoshika Horita/取材:土内 昇

 東京での初ワンマンだったがソールドアウト! そんな今のバンドの勢いが場内の熱量に直結していた。のっけからフロアーにヘドバンの嵐を巻き起こし、クラウドサーフも後を絶たない。1曲の中でポップにラウドに、キャッチーにグルービーにと目まぐるしく変化するサウンドだったり、個性的豊かなトリプルヴォーカルだったり、自己主張してくるベースだったりが、観客のテンションを焚き付け、床を揺らし続ける。しかし、こんなにも爆発力を秘める楽曲だが、歌われているのは声にすることができない、愚直なまでの心の叫び(その表現は屈折しているけれど)。とも(Vo)はそんな楽曲を観客と楽しむことを“傷の舐め合い”と言っていたが、それだけ受け手に届いているということだ。だからこそ、こんなにもこの場にいる全員と音楽でコミュニケートした気持ちになるのだろう。

セットリスト

  1. ファッキンホット
  2. えす☆け~ぷ
  3. ねこ地獄
  4. シンデレラ・シンドローム
  5. スイーツダンス
  6. なんてったってラウドル
  7. ねこマフィア
  8. サイコロジック
  9. masquerade
  10. Around The World
  11. VAMP
  12. Black Sheep
  13. ~raison d'etre~
  14. あいのかち
  15. 憂&哀
  16. Purple Haze
  17. ライジングさん
  18. AM27:00
  19. <ENCORE>
  20. うそつき。
  21. 人生ゲーム
ヒステリックパニック プロフィール

ヒステリックパニック:超絶ハイトーンのTack朗×凶悪スクリームのとも×極上コーラスの$EIGOのトリプルヴォーカルが織りなす唯一無二のハーモニーは中毒性抜群。ラウド、エモ、ハードコア、メタル、J-POPと、ジャンルの垣根を気軽に飛び超えながら音を紡ぐ、通称“ヒスパニ”が新たに生み出す、これが最新式のエクストリームなJ-POP。2015年4月にシングル「うそつき。」でメジャーデビューを果たした。ヒステリックパニック オフィシャルHP

OKMusic編集部

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