L→R HAYATO(Piano)、HIRO(Cajon)

    L→R HAYATO(Piano)、HIRO(Cajon)

    【→Pia-no-jaC←】ピアノとカホンか
    ら生まれる無限の世界

    約3年間の足跡を辿る初のベストアルバムがリリースされる。個性豊かなオリジナル曲、誰もが知っているクラシック、ディズニー映画の曲、ゲーム音楽のカバーなど、斬新なコラボレーションが満載だ。
    取材:田中 大

    独特な編成ですよね。

    HAYATO
    俺らはピアノってカホンと同じく打楽器だと思っているので、打楽器同士のバトルを楽しんでもらえたら面白いんじゃないかなと思っています。
    HIRO
    でも、“ピアノとカホンは合うはず”って始めたわけでもないんですよね。このふたりはもともと他の人のバックで演奏していたんだけど、その頃からフィーリングが合ってたんです。だから、楽器の組み合わせのことよりも“このふたりで組んだら面白いかな”っていう始まりでした。

    このふたりで出す音にいろんな可能性があったことは、今回のベスト盤にはっきり表れていますね。

    HAYATO
    ありがとうございます。曲順はリリースした順なので、どう歩んできたかも分かると思います。

    オリジナル曲は、和テイストがあるのが独特でした。あと、聴いていると情景がすごく浮かぶし、ダンサブルですよね。

    HAYATO
    この編成はヒーリングミュージック的なイメージを持たれがちなので、そこは崩したかった。だから、特に最初の頃は踊れるような激しい曲を作っていました。あと、“抱いている情景やイメージをどう音で伝えるのか?”っていうのもひとつの挑戦だったんです。「花火~HANABI~」は、まさにそういう曲でした。和音階は無意識のうちに出ていて、HIROに言われて気付いたんですよね。
    HIRO
    和音階を意識して初めて作ったのが3rdアルバムの『風神雷神』。その前に、初めて海外で演奏する機会があったんですけど、“やっぱり俺ら日本人なんだな”って感じて。それ以降は、そういう意識が曲に反映されてきたと思います。でも、最初の頃から和の感じはあったかも。俺、和太鼓が好きなんですけど、和太鼓に通じる“間”とかは、いろんな曲に出ていますから。

    掛け声とか呼吸で演奏を合わせている感じは、確かに和太鼓とかに通じるものかもしれないですね。

    HAYATO
    掛け声、呼吸、アイコンタクトも曲の一部ですからね。レコーディングもクリックなしの一発録りです。

    ラテンの要素も強い気がするのですが。「組曲『 』」は、フラメンコ的なテイストも感じました。

    HAYATO
    これは思いついたいろんなフレーズを組み合わせたから“組曲『 』”なんです。僕、楽譜が書けないので、大学ノートにドレミで書いていくんです(笑)。それを組み合わせました。
    HIRO
    →Pia-no-jaC←って無国籍なごちゃ混ぜ感が面白さだと思います。俺らはそれを“ハイブリッド・インストゥルメンタル”って呼んでいるんですけど。

    楽譜が書けないって、驚く人も多いでしょうね。

    HAYATO
    順番に数えたら読めるんですけどね(笑)。もともとクラシックをやっていたけど、楽譜が読めなくて挫折したタイプなんですよ。僕みたいに挫折した人にも希望を持ってもらえるようなピアノを弾き続けたい。

    →Pia-no-jaC←のスコアブックは好評ですよね。

    HAYATO
    出版前の譜面チェックが大変です。今回のベスト盤でも2冊出るんですが、苦労しました(笑)。
    HIRO
    1冊目の時はチェックに半年もかかってましたよ(笑)。

    (笑)。カバーも楽しいです。ベートーヴェンの「交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱」第4楽章」とか。

    HIRO
    ふたりともクラシックには詳しくなんですけど、そういうふたりがやったらどうなのるのかな?っていうところからクラシックカバーは始まりました。ちゃんとクラシックをやっている人に怒られるかなと思っていたんですけど、音大の授業とかで取り上げてくれているらしいですよ(笑)。
    HAYATO
    喜んでくれる人が多かったので、“EAT A CLASSIC”っていうシリーズが今のところ第3弾まで出ています。第2弾からは皆さんからのリクエストで選曲しています。
    HIRO
    「熊蜂の飛行」はリクエストというよりも、明らかに挑戦状でしたね(笑)。もともと、すごく速いパッセージの曲ですから。だから、こっちも“もっとすごいことをしてやれ!”と。
    HAYATO
    実はやめてもらいたい指の動きの曲なんですけど(笑)。こういうカバーはインストアライヴでも、いろんな人に喜んでもらえるのが嬉しい。“あっ、ディズニーの曲だ!”とか。
    HIRO
    “音楽って楽しい”っていうことをいろんな人に伝えていきたい。笑顔になって、元気になってほしい。→Pia-no-jaC←は、皆さんにとっての音楽の楽しさの原点になりたいんです。

    9月から始まる全都道府県ツアーは、たくさんの人に音楽の楽しさを知ってもらえる良い機会になるんじゃないですか?

    HAYATO
    ライヴは演奏だけじゃなくて、いろんなパフォーマンスも取り入れているんです。ぜひ生で観てほしいです。例えば、「熊蜂の飛行」とかは観るとビックリすると思いますよ。
    HIRO
    生で観るからこそ伝わるものって、いっぱいあるんですよね。皆さんの住んでいる地域の近くにも行くはずなので、気軽に足を運んでいただきたいです。絶対に楽しんでいただけるものを観せる自信はあります(笑)。
    『First Best』
      • 『First Best』
      • XQIJ-1005
      • 2011.09.07
      • 3000円
    →Pia-no-jaC← プロフィール

    ピアノジャック:ピアノ担当のHAYATOとカホン担当のHIROによるインストゥルメンタルユニット。グループ名はふたりがそれぞれ担当する楽器、ピアノとカホンを組み合わせたもの。2005年に結成し、08年9月に1stアルバム『First Contact』をリリース。ピアノと打楽器というシンプルな構成ながら、ジャズとクラシックを融合させた音楽性、重厚な力強さと跳ねるような繊細さを併せ持った楽曲が話題を呼ぶ。→Pia-no-jaC← オフィシャルHP

    OKMusic編集部

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