【T-Pistonz+KMC】『T-Pistonz+KMC
「がんばリーヨ!」
発売記念イベント』
2010年12月28日@WonderGOO 守谷店
GOOst
撮影:e-talentbank/取材:ジャガー
ド派手なパフォーマンスとグッとくる熱血ソングで老若男女のハートを掴んで離さないパフォーマンスユニットT-Pistonz+KMCが1stアルバム『がんばリーヨ!』をリリースした。辛いことや苦しいことはあるけれど、それらに前向きに立ち向かっていくエネルギーが沸々と感じられる熱い作品に仕上がっている。そんな渾身のアルバムの発売を記念したスペシャルライヴが行なわれる、ここGOOst。開演前から家族連れで大にぎわいだ。そして、目を爛々と輝かせた子供たちが半数以上を占めるGOOst内にタイトルナンバー「がんばリーヨ!」のSEが響き渡ると、ステージに登場したメンバーに客席から温かい拍手が贈られた。この日は、トン・ニーノ(Read Vo)、KMC(Rap)、エビリーナ(Dancer)、周舞々(Dancer)、ヒロシ・ドット(Side Vo)という構成だ。
1曲目「勝って泣こうゼッ!」から、彼らのパフォーマンスを見よう見マネで踊り出すチビッ子たち。…と思いきや、子供以上に大はしゃぎする大人も続出して、彼らのサウンド、歌、ダンスに夢中になっていく姿が印象的だった。その勢いをそのままに2曲目「スーパー立ち上がリーヨ!」へ。ここではKMCのラップが冴え渡り、矢継ぎ早にリリックを繰り出しクールにキメる。
曲名が上がっただけで歓声が大きく沸き起こった3曲目「気合いでハリケーン」。エビリーナと周舞々の可憐なダンスに心ときめき、ヒロシ・ドットが前のめりになって見せた渾身のパフォーマンスに思わず笑みがこぼれた。
そして、一緒になって“GOOD”の振り付けを習得した「GOODキター!」など、GOOst特有のアーティストとの距離の近さもあって、オーディエンス参加型のライヴは終始和やかな時間が流れていく。
“言葉で上手く言えなかった想いをやっと歌にすることができた”とトン・ニーノが語った「最強で最高」。大切な気持ちではあるが、照れや恥ずかしさもあって面と向かって言えない仲間への素直な気持ちを歌にしたミディアムバラードだ。仲間への熱い気持ちを力強く歌い上げるトン・ニーノに胸を打たれた。そして、本日ラストナンバーの「マジで感謝!」。軽快な流れで、どこまでも明るく、周りを笑顔に変えていく、彼ららしい楽曲で締め括られるのだった。
ライヴ後のアットホームな握手会を含め、T-Pistonz+KMCにとって、そして観客にとっても貴重な思い出がまたひとつ増えたことだろう。