L→R HIROKAZ(Gu)、KOUHEI(Dr&Cho)、GEN(Vo&Ba)、RYU-TA(Gu&Cho)

L→R HIROKAZ(Gu)、KOUHEI(Dr&Cho)、GEN(Vo&Ba)、RYU-TA(Gu&Cho)

【04 Limited Sazabys】初めて先を見
た歌詞を書けた気がする

名古屋発の“フォーリミ”こと04 Limited Sazabysがニューシングル「YON」を完成させた。今作はGEN(Vo&Ba)の歌詞世界と明るく切ない曲調がマッチした新境地作だ。
取材:荒金良介

2月のミニアルバム『monolith』以降、変化はありました?

GEN
生活水準がちょっと上がったかな。

生々しいです(笑)。

GEN
ははは。先輩バンドに挨拶する機会が増えて、だいたい知っていただけていて、内外で広がってる感じはします。パンク以外の一般層、邦ロック好きな人にも広がってるなと。

『monolith』制作時は、パンクリスナー以外の人に届けようという意識はありました?

GEN
こういう人に向けて〜というより、ライヴを意識して作ったつもりなんですよ。
KOUHEI
メロディックパンクにとらわれずに曲作りをしたら、いいふうに広がってくれたという。
HIROKAZ
もともと“メロディック”という感覚でやってなかった気がする。自分たちの好きなことをやろうと。
RYU-TA
GENの日本語詞も面白いし、それでフォーリミという名が知れ渡りましたからね。
GEN
みんなが“日本語もいい”と言ってくれたので、今回は全部日本語で書きました。

今作の内容はどんなものにしたかったのですか?

GEN
僕は歌詞を書いてる時は暗くて、昔を振り返ってダメだったと思うことが多くて…。でも、初めて先を見た歌詞を書けた気がします。

「swim」「labyrinth」には“未来”という言葉も入ってますもんね。

GEN
今は音楽を伸び伸びやれるようになって、マインドが前向きになりました。
HIROKAZ
今回はさらに個性の強い4曲ができましたね。
RYU-TA
根底にメロコアはあるので、商業的になるのは嫌だし。そこは残しつつ、広く伝えられたらいいなと。
KOUHEI
曲は全体的にポップにしたかったんですよ。あと、こいつ(GEN)の歌詞が研ぎ澄まされた感じがする。僕らに見せたことがない一面が出てきますからね。

あっ、そうなんですか?

GEN
例えばすごく明るい曲なのに歌詞は暗いとか、予想を裏切るほうが化学反応が起きる気がして。

なるほど。今作はポップにしたと言ってましたが、個人的には胸キュンメロディー満載だなと。

GEN
そう言ってくれる方も多いですね。泣かせるような旋律もあるかなと。

曲作りはスムーズでした?

GEN
前のミニアルバム2作で自分たちの技術の引き出しを出し尽くした感じがあるので、前の曲と被らないように、違うニュアンスにするのに苦労しました。

フォーリミは曲に対する言葉のハメ込み方が独特ですよね。特に韻を踏んだ「labyrinth」は聴いてて気持ち良い。

GEN
韻を踏むことでヌメッとしないというか。リズムとしてノリが出るので。メロディックのバンドが日本語でやると、途端にダサくなるんですよ。わざと遠回りした言葉を選んで、受け取った人がどう感じるか。僕はそれが楽しみで。

《もがいて沈んでまた息継ぎ 信じろ 未来を》(「swim」)の歌詞はメッセージ性がありますよね。

GEN
自分のダメなところも許せるようになってきたんですよ。フォーリミをいいと言ってくれた人が増えたので、自分に自信が付いてきたし、前より力強くなれましたね。
「YON」2014年09月03日発売No Big Deal Records
    • 【初回限定盤(DVD付)】
    • NBDL-0020~1 1944円
    • 【通常盤】
    • NBDL-0022 1296円
04 Limited Sazabys プロフィール

フォーリミテッドサザビーズ:2008年に名古屋にて結成された4ピースロックバンド。15年に1stフルアルバム『CAVU』をリリースしメジャー進出。16年からは毎年春に地元・愛知県にてバンド主催の野外ロックフェス『YON FES』を開催しており、19年にはさいたまスーパーアリーナで単独公演『YON EXPO』を初開催。23年4月8日(土)&9日(日)に『YON FES 2023』を主催し約2万人を動員。そして、バンド結成15周年を記念し、11月11日(土)&12日(日)に日本武道館ワンマンライブを開催。GEN(Vo&Ba)の少年のようなハイトーンヴォイスから繰り出されるグッドメロディーかつ疾走感あふれる楽曲と、圧倒的なライヴパフォーマンスは観る者の心を掴む。04 Limited Sazabys オフィシャルHP

OKMusic編集部

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